赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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『デンデラ』

2013-03-28 19:02:14 | 映画
『デンデラ』

日本 2011年
監督 大願大介
キャスト 斎藤カユ 浅丘ルリ子
     三屋メイ 草笛光子
     椎名マサリ 倍賞美津子
     

姥捨山に捨てられた70過ぎのおばあちゃんたちが、原始時代のような生活をしつつ女だけのコミューンを作り生き延びている。100歳のメイはカユが来てちょうど50人になったので、復讐のために村を襲撃しようとするが、雪崩で死んでしまう。村を立て直そうとするがクマに襲われ、平和なデンデラを作ろうという意気地なしチームのマサリまでもが、熊と戦い命を落とす。カユはヒカリとともに、熊を退治に行くというが。カユは熊を探しにゆきと見つけると逃げて村までおびき寄せ、村を熊に襲わせ、最後に熊と対峙する。

女だけのコミューンというのが面白かった。やっぱり復讐とかいう強い目標がないと生き延びるのは大変なんだろうな。もなみ的には穏健派のマサリに同調するだろうな。

途中から熊対おばあちゃんの壮絶なる戦いものになってしまって、目を覆いたくなるくらいだった。
ビデオでみたんだけど、最初ラストシーンの意味が分からず、NETで調べてなるほど、と見直した。ふーん。カユも復讐なんだ。
女だとか男だとか、因習だとか供養だとか、結局自然の熊の前に人はつまらないものだと思った。

しかし、すっごい女優陣! 
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満兄さん、まさかの「無罪」   カラマーゾフの兄弟 その5

2013-03-25 06:51:26 | 遊び
もなみには、お兄さんいないから。「カラマーゾフの兄弟」のお話。

ドストエフスキィの「カラマーゾフの兄弟」とは似ても似つかないドラマでしたが、

原作をいろいろなティストで散りばめ、読んだ人にはわかるような細かな演出が、ちょっとおもしろかった。

で、いよいよ最終回!

満兄さん、「無罪」になってる!

もう、有名なお話なのでネタばれしちゃいますが、満兄さんは、最後に有罪の判決が出てシベリアに行かされてしまうのです。

とはいうものの、真犯人は末松で自殺してしまうのは原作のまま。
末松が勲に話す父を殺した理由は、むしろ日本人に分かりやすいものになっていた。

勲さまは、発狂してしまわなくて良かったね。
この人は原作でも一番苦しんだんだろうなぁと思う。旧ロシアの君主的な父とやはりロシア的土着の色をたっぷり含んでいるドミートリーに対して、近代ヨーロッパの合理主義に洗脳されているにもかかわらず、やはりロシア的宗教性を切り捨てきれない葛藤?神は在りや無しや。イワンつらかったよね。キリストさんパンくれないしね。自らの亡霊との葛藤、苦しんだよね。おまけに、あのスメルジャコフがあんなこと言うし、精神的に追い詰められていくのもわかるわ。

涼君。涼君ね~、原作で一番大切な宗教性を背負っていた涼君だけど、ドラマではそのあたり優しい弟になっちゃっていたね~。


2013年、上四半期のもなみの「カラマーゾフブーム」楽しかった。
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優しい野菜

2013-03-22 09:31:15 | 考えたこと
お友達から 手作りの切り干し大根を送っていただいたので、煮物を作って食べた。

大根の自然の甘味が、何とも優しくて美味しい。

里芋も、葱も、ブロッコリーも、みんなみんな優しい味がする。
優しいんだけど、それぞれの野菜の味が 濃い。

最近のもなみの食卓は、お野菜がたっぷり。

感謝。
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落選

2013-03-13 06:49:33 | お習字
Oh My GOD!

先日の書道展「落選」しちゃいました。

この書道展で落選したの 初めて。落選あるんだ!

あ~、ショックです。

お友達からは、「秀逸はいったけど、もなちゃんは?」みたいなこと言われちゃうし。

やっぱり、一年さぼっていたのは大きいです。
練習不足です。
緊張感が足りかなった。
おごり高ぶっていたんですね。

反省。

次、がんばろうっと。
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「夜行観覧車」湊かなえ

2013-03-09 12:50:44 | 
湊かなえの「夜行観覧車」読みました。
湊かなえなんて上から目線の呼び捨てにしちゃって。
でも湊かなえさんなんて言うほどというか、全然親しくないので、湊かなえのといっちゃいます。

単行本で1冊一気に読んでしまいました。
今テレビでやっているけど、ドラマは見たことなかったのですが、本を読んだら興味がわいてきて、昨日ドラマを見てみました。

なるほど~、そう来たか~!

これからちょっとネタばれなので、読みたい人だけ反転してください。

「     こっちの路線で、引っ張っちゃうの? でも、そうすると、事実と報道の食い違いのオチみたいなのは、どう落とすんだろう?     」
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エステ行ってきました

2013-03-08 09:31:15 | 遊び
久々のエステです。
今年になって初めて。

3月いっぱいまで使える「お年玉割引券」で、3000円割り引いていただきました。

あ~~~、沁みるわ~~~。

アンチエイジングコースで、しっかり70分 あ~~気持ち良いですわ~。

でも、ここのエステ今回で終了してしまうのだそうです。

そういえば、有名なホテルの有名なエステサロンなのに、
お誕生日プレゼントとして、半額の券と化粧品をくれたり、
超リーズナブルなランチ&エステコースがあったり、
それにオプションを付けると、同額相当のクリームや化粧品をサービスしてくれたし。


エステシャンは、いつも同じ人が担当してくれて、
多分今までのもなみの好みをカルテに書いてあるのだろうけど、
リフティングのハンドマッサージをいつも2倍やってくれて、
時計を気にしたくないと言ったから裏返しにしてくれるし、
寒がりなのでブランケットは2枚にしてくれる。

いつぞやは、予約時間を押してしまったということで、お高いパックに変更してくれたこともあった。

メンバーの勧誘はしない。化粧品の購入お勧めもしない。最高だったのに。

新しいエステ探さなくっちゃ。
だれかお勧めのところがあったら、教えて~。




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カラマーゾフの兄弟 その4 (読了)

2013-03-05 08:21:40 | 
「カラマーゾフの兄弟」読み終えました。 やっと。

なんと言いましょうか。 いよいよもって、テレビのドラマはどうするんだろう?と思いました。

この小説は、宗教がテーマにあるんですよね。
神(キリスト)を信じたい。神は在りや無しや。
それも、こんな無宗教の日本ではなく、ほとんどがロシア正教の地盤でそのなかで当時のロシアの現実を直視した時、神の存在に対する矛盾を・・・多分自分の中での矛盾を、どう超克するのか~みたいな?

多くの人が生活の中で染み付いた宗教を信じる気持は、ある一時期疑問を持ったとしても 日常の惰性でそういうものだと、信じる者は救われると、やり過ごしてしまうことを、ドストエフスキーはやり過ごせなくて、善とは悪とは、神とは、神を信じるとは、を追及していっちゃったのかな。

絶対的な悪が存在していて、それを許す神に、人は近づけるのか。

そんなような~いや、そんなんではないような~。

神の自由を求めることと、今目の前の状況を受け入れること、の矛盾?

いや、矛盾でもないんだな~。

こんな問題をもなみに突きつけられても~~~~。

で、ドラマは、そもそも宗教性を無きものにしているから、・・・良心・・・的な・・・?
そんなところに落とすのかなぁ。


フョードルを殺したのはだ~れだ?みたいなミステリーに、3兄弟のテイストを絡めて終わるのかなぁ。



今回のドラマをきっかけに、これだけの小説を読むことになった、その導入役としてのテレビの功績は大きい。
特に、本で読むだけだと、暗さのイメージとか人物の動きのイメージとか持続しにくいけれど、それをわかりやすいネーミングでイメージの具現化を可能にしてくれたのは、本当にありがたいと思う。
むしろ、日本の現代に置き換えてくれたのは、小説とは別物として考え直すのも容易になるから、これもよかったと思う。


うん。ここ2ヶ月「カラマーゾフの兄弟」にはまった。
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『レ・ミゼラブル』観てきました

2013-03-04 07:29:51 | 映画
アカデミー賞 上演女優賞をアン・ハサウェイがとった『レ・ミゼラブル』観てきました。
全体が歌・歌・歌で、ミュージカルを見ているようでした。
録音賞をとったというのも、納得です。

ずいぶん昔に、『ああ無情』なんていう名前で読んだことがありましたけ。
多分、子供向けに縮小された物語だったのではないかと思いますが、その時のストーリーそのままでした。
人の善の心と、法に従う善の心、誰も悪い人がいなくて、悪い行いもその人の環境や道理があるのに、善と悪とができてしまう。
神の前で、自分の生き方はどうであるのか? を考えるストーリーだった。

のだけれど、最近の若い人はこの映画を見て、民衆の、そして人の自由を追求する映画と見るらしい。
なるほど、見方によってはそうも見える映画だった。

・・・・・・にしても、感動した。すごく見ごたえのある映画だった。

ユーゴーの『レ・ミゼラブル』を読んでみたいと思った。
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お雛様

2013-03-03 00:44:29 | 考えたこと
雛祭りです。

もなみの初節句に、もなおじいちゃんが買ってくれた お雛様です。

ずいぶん昔の物なので、今のような可愛らしいお顔ではありません。

子供のころは、七段飾りが飾ってある部屋へは、一人で入ることができませんでした。
お雛様が、みんなで見張っているようで、怖かったものですから。

結婚して娘ができ、新しいお雛様を、もな父ともな母が買ってくれ、このお雛様を飾ることもなくなりました。

娘が結婚して、また、このお雛様を出しました。
今では、七段飾りのお内裏様だけですが。

改めて、向かい合ってみると、自然に、幸せな人生をありがとう、と言いたくなります。

お雛様に、のような。
おじいちゃんに、のような。
両親に、のような。
全ての人に、ありがとう、と言いたい気持ちです。

心からそんな優しい気持ちにしてくれる、お雛様です。
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