赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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書象展 杜牧詩

2016-02-28 22:21:44 | お習字
書象展の練習始まりました。
今回も、杜牧詩二首です。

 茶山下作

春風最窈窕 春風 最も窈窕たり 
日晩柳村西 日は晩る 柳村の西
嬌雲光占岫 嬌雲 光りて岫を占め
健水鳴分渓 健水 鳴りて渓を分かつ
燎巌野花遠 巌を燎いて 野花遠く
戞瑟幽鳥啼 瑟を戞って 幽鳥啼く
把酒坐芳草 酒を把りて 芳草に坐せば
亦有佳人攜 亦佳人の携うる有り


 江上雨寄崔碣

春半平江雨 春の半ば 平江に雨ふり
圓文破蜀羅 圓文 蜀羅を破る
聲眠篷底客 聲は篷底の客を眠らせ
寒濕釣來蓑 寒さは釣來の蓑を湿す
暗澹遮山遠 暗澹として山を遮ぎりて遠く
空濛着柳多 空濛として柳に着いて多し
此時懐一恨 此の時 一恨を懐く
相望意如何 相望む 意は如何と




五言律詩二首です。
ちょうど既定の紙の大きさだと、80字が適当な文字数で、五言絶句4首、もしくは律詩2首になります。
なので、五言詩ばっかり選んで使ってしまうので、『杜牧詩選』の本に入っている詩を使い切ってしまいました。

作家によって結構使う文字というのが偏っていて、例えば李白なんかは「酒」「帰」多いです。
もなみは「酒」という字が苦手なのであまり李白は書きません。

以前陸遊が好きで、結構書いていましたね。先生のところに陸遊の本があったのでお借りしていたのですが、先生がお亡くなりになり、借りれなくなって、杜牧にしています。

作品には見せる字というのがあって、「啼」「粛」「帰」「柳」「聲」などが入ると、縦線をダーと伸ばして、カッコつけます。
もなみは「啼」「粛」なんかは好きですが、「聲」で伸ばすのは苦手です。

あと、伸ばしはしませんが、「城」とか「我」なんかも見せる字になります。
双曲の原理に沿った字です。苦手ですけど。

見せる字で、好きな字で、しかもいい感じの場所に来る詩を選ぶのが苦労です。
あんまりえぐい内容も嫌だしね。

お習字の原案を練るのもお勉強です。




原案を作って、自分で書いてみて、それを踏まえて先生にお手本を書いていただきます。
お手本をいただけるだけ、幸せなことです。

最初は、筆跡のきっちりつく紙で手っ取り早く墨汁で、お手本のとおりに練習します。
何枚も書くうちにだんだん自分の字になってきて、お手本は置きつつも自分の息遣いでリズムで、いろんな紙を試しながら、一番字にあっていて流れの良い紙を探して書きます。
最終的に、ちょっとにじみが出て、カスレも自由に出せそうな紙で、発色の良い墨をすって、書き上げます。

普通書いていくごとに、よい作品ができてきて、最後の最後に完成度の高いものができあがるのですが、たまに、初めのころ書いたのが最後まで残ることがあって、
何枚書いても、それが残る、それを上回る作品ができないこともあります。

良い紙でなくても、墨汁であっても、完成度の高いものが書けちゃったら、しょうがないこともあるんです。

去年の書象展がそれでした。まあ、そういうこともありますが。

これからしばらく、今年の作品をがんばります。

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潤いのあるお肌に

2016-02-25 10:02:14 | 日常
以前、皺を30%減らすクリームというのを使って、 見事に変身できなかったもなみですが、
性懲りもなく、このたび、「濃密炭酸泡のクレンジング&マッサージ」に挑戦しています。

何しろ、目指すお肌は、「透明感のある」「ハリのある」「毛穴の引き締まった」「潤いのある」お肌ですから。

塗るサプリとまで書いてありますし。

お風呂に入りながら、しっかり固めのムースをたっぷり塗って、
気持ち炭酸系のシュワシュワ音を聞きながら湯船につかること3分。
お風呂の蒸気で惜しみないマイナスイオンも浴びながら・・・。

そしていつもの通り洗い流して、化粧水と乳液で、美しくなること間違いない!

これは期待できますね。


さ~ら~に~。

最近、ナノケア―スチーマーを手に入れました。
以前のスチーマーは、就寝中ずっとかけていなければならないものだったので、
お布団に顔半分うずめて寝るのが好きなもなみには、あんまり効果ないようで使っていなかったのですが、
っていうか、結局1度も使わずじまいだったので、これは娘に頼んでヤフオクで売ってしまいました。

今度のスチーマーは、一日一回、10分弱です。

ショワショワの暖かいスチームに当たっていると、あ~ん幸せ。

これで、美しくなるんだ!!


ホルモン剤を卒業してから2年。髪に肌に、劣化が激しい今日この頃。
ジタバタは果てしなく続くのです。
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もなみ いただきました。

2016-02-13 09:24:20 | 日常
「もなみ最中」です。
お友達が、送ってくれました。

美味しいんだなぁ。
渋いお茶と一緒にいただくと、
あ~日本人で良かった。って思います。

でも、お誕生日でもないし~、
バレンタインデーの最中?いや、そんな~。

とにかく、ありがとうございました。
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「体育館の殺人」

2016-02-12 21:55:39 | 
『体育館の殺人』 青崎有吾

体育館で高校生が殺される。そこにいた卓球部員の女子と、その兄の刑事と、天才高校生が中心となって、犯人を見つけ出す。
天才高校生が、カッコイイ。
トイレに残されていた傘から、警察が表面上から見立てた容疑者をどんどん消去していき、真犯人にたどり着く。
そして、最後には隠された裏にまで迫る。

サクサク読めて、楽ちんで面白かった。
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妹 その後

2016-02-12 21:54:04 | がん
妹が一ヵ月の検診に行ってきました。
検査の結果もよく、追加の治療の必要もないということで、
抗がん剤をしなくてもすみました。
一安心です。
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『信長協奏曲』見てきました。

2016-02-05 23:21:26 | 映画
前に、テレビでやっていた『信長協奏曲(コンツェルト)』の続編です。

面白かった。

いや~小栗旬君、いいわぁ。
向井理君も いいわぁ。
それから、山田孝之君、いいわぁ。

若手若手と思っていたけれど、なんの!
みんなスッゴクよかったわ~。

みなさんご存じとはおもいますが、ざっとあらすじを。

高校生だったサブローがひょんなことから戦国時代にタイムスリップし、
自分と瓜二つの織田信長と入れ替わることになる。
そこには、なんだか影のある羽柴秀吉がいて、本物の織田信長は明智光秀として家臣になり、
高校生アブローは、家臣恒興を始めみんなの気持ちを引きつけながら、妻の帰蝶とも喧嘩しながら仲良くなり、
天下統一の夢を持って信長として生きていく。

テレビでは、サブローが帰蝶のもとから去っておしまい。
え?え?え?信長の最後って言ったら、やっぱり 本能寺の変、本能寺の変、本・能・寺・の変♪でしょ?
とか思っていたんだけど、まさかの映画へ続く。

で、今回映画を見てきました。

本能寺では、どうするの?とか見ていたんだけど、あ!そうなる?そうなんるんだ。

という結末でした。
なかなか良かったです。

史実っていうのは、実はどこに真実があるのかわからないから、
特に感情的部分は、全く分からないから、
残っているものに、ちょっと何かエッセンスを加えて、感情の流れが納得いくものだったら、
結構それも真実なのかもしれないって思えてしまう。
だって、織田信長さんにも羽柴秀吉さんにも会ったことないし、会っても本当のこと教えてくれるかどうか。
だから、面白いで良かったんです。

そうだな~、山田君の、憎しみがどんどん加速してしまうんだけど、憎しみの飽和状態には悲しみしか見えないところが印象的だったかな。



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硯入れでした。

2016-02-04 01:09:57 | ハンドメイド

お待たせいたしました。
前回何でしょう?とお見せした コレ↓は、

 

硯入れでした。

 


2007年に、娘が作ってくれたのは コレ↓


  

ブロックで作ってくれたんですね。詳しくは 2007年お習字の記事へ。
小さいブロックを組み立てたものだったので、墨をすったり、動かしたりしているうちにバラバラになって崩れてしまったんです。

で、だんなちゃんが新しいのを作ってくれました。

快適です。

2月11日が最終選考会なので、もうひと踏ん張り、がんばろうっと。

答えを考えてくださったみなさん、ありがとうございました。

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