空は真っ青に晴れて気持ちの良い朝です。
ちょっと娘と一緒に旅行に行ってきます。
(^-^)ノ~~
電車で隣りの席に、外国人の彼と日本人の彼女が言葉の練習をしていた。
「連れて行くと、ついて行くと、一緒に行くの違いがわからない。」
『連れて行くはね、行きたくないのに行かされちゃうこと。
ついて行くは、行きたいから行っちゃうってこと。
一緒に行くは、両方行きたいと思って行くってこと。』
あ~~。ほんとだ。ちょっと乱暴な説明だけど、まぁ間違っていないなぁ。
『他に聞きたいこと ある?』
「いかないといけないって、どういうこと?」
『あーいかないっていうのは、行くことがないって意味で、
いけないっていうのは、行くことができないっていう意味にとったんでしょ?
日本語ではね、行かないっていうのと、行けないっていうのを並べる言い方はないの。
だから、この二つをとで繋げることはないの。
こういうときのいけないはだめだっていう意味。
いかないのは絶対にだめだから、絶対いくってこと。』
気がつかなかったけど、彼にしてみたら、「いかない&いけない」って思ったのね?
確かに、変だわ~
しかし、並べる言い方はないのってきっぱり言っちゃう彼女、すっごーい。
『あのさー。キレイな日本語を覚えたいのはわかるけど。
大人だってきれいな日本語を使うのは最初だけだよ。
もっと、いつも使う言葉を勉強した方が良いと思うよ。
お金も出さないのに教えてくれるっていうのは 危ないよ。
ずーっときれいな言葉使って、お金払わないで、宗教の人は一番危ないんだよ。』
「でも、キリスト教だよ。」
『だから、向こうではみんなそうかもしれないけど、日本では宗教の人は少ないの。
それにお金払わなくて良いって言うんでしょ?一番危ないよ。
どうして知り合ったの?その人と。』
「お友達に紹介してもらった。」
『そうか、紹介してもらったんなら良いかもしれないけど・・・今度私が一緒に行ってあげる。』
うん。宗教で お金を払わなくて いつもきれいな言葉・・・やっぱり、今の日本じゃ危ないのかな?
『それからさ。がとかはとかの使い方を勉強した方が良いとおもうよ。
なんか、もの位置が違う。
「これも、食べたい。」って言うのが正しいけど、「これ、食べたいも。」って言っているでしょ?もの位置が違うよ。』
「でも、○○ちゃんがそう言っていた。」
『それはもん!「食べたいもん」って言っているの。
もんは女の子が使う言葉で、男は使っちゃいけないの。』
言う言う「もなみ、イチゴ食べたいもん。」
あはは。彼氏はもの位置が違うんだ?!可愛い。
ずるずる引きづりそうなGパンをはいた黒人っぽい彼氏が、一生懸命キレイな日本語を習いたいって思ってくれているのがうれしい。
キラキラいろんな物をつけた爪をして金髪に染めてミニスカートをはいた彼女が、自己流ではあるけれど、すっごくズバッと日本語を説明しているのが 小気味いい。
電車の中の人が みんなニコニコしながら聞くともなしに その会話を聞いていた。
新宿に行ったら、木村屋のアンパンがありました。
桜の花のおへそのついたのが、こしあんで、2本切れ目の入ったのが小倉あんです。
あんぱんスキなんです。
それ以上に、木村屋のあんぱんには ある人の思い出があるんです。
ちょうど1年前、なるりんさんに会ったとき、
なるりんさんが 木村屋のあんぱんが大好きで、
「キッチンで隠れて食べちゃうくらいなんよ。」って
柔らかーい山口弁で話していたんです。
木村屋のあんぱんを見かけたとき、なるりんさんのことを思い出して
ぐっと胸がつまってしまいました。
美味しいね。ほんのり甘くて ほんと美味しいね。
なるりんさん。
また、泣いちゃいました。