赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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お薬もらってきました。

2008-04-26 10:20:57 | がん
検査の結果聞いてきました。
貧血とかはなかったのですが、
尿に潜血反応が出ていました。
どうも放射線の影響のようです。

よくあるんですよ。
ただ、出てくる時と出てこない時もあって、
軽い膀胱炎なんでしょうね。
痛みもないし、異常な数値でもないので
これは このまま保留ってことになりました。

で、めまいなんですが、
更年期障害というより、自律神経失調症じゃないの?
って言われまして、
お薬をもらってきました。
これからしばらくホルモン剤のプレマリンとこちらのお薬を併用します。

これで、フラフラ感が治まってくれるといいんだけどね。

痛くも痒くもないから別にいいんだけど
昨日は歩いていて足がもつれて オットットと。
これには いささか普通のめまいじゃないなって気がしました。

ストレスも疲れもないんだけどなー。
がんばってお薬飲んでみます。


ご心配いただいたみなさん 
ありがとうございました。

あ!一応 再発とか転移とか 要らぬ心配も排除しておきたいので、
これだけ 宣言しておかなくちゃ。


もなみは 元気でーす。

         
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光市母子殺人事件の裁判

2008-04-24 14:52:51 | Weblog
光市母子殺人事件の裁判で とうとう死刑判決が出てしまった。

考える事が山ほどある裁判だった。
例えば、少年犯罪について、少年法について、被害者について、高裁の差し戻しについて、死刑反対弁護団について。

これは親として大人としてきちんと考えなくちゃいけないのかも知れない。

ご遺族の本村さんの言うことには 論理的な裏付けがある説得力を 感じた。

昨日の記者会見で どうしたら加害者も被害者もない社会を作れるのかに進まないといけない。みたいな話をしていた。

すごい。

横路にそれるけど、奥様やお嬢さんを愛するがゆえに すごく勉強して こんなに世の中全てを見据えた 普遍的な境地になれたのではないだろうか。
会見を見て 奥様は彼の中に生きていて 本村さんを大きな人にしたんじゃないかと思った。

愛は相手を成長させるものでありたいと思った。
恋人や夫にも 子供や周りのひと全てにとっても。
自分が得ることばっかり考えてきたような気がする。

犯罪や裁判制度とか難しいことはよくわからないけど。

元少年に愛があったのだろうか?
父親の虐待と母親の自殺が大きく影響していると テレビで言っていた。
多分それだけじゃなくて 人一人が犯罪にいたるには もっともっと複雑な背景があるのだろうけれど。
誰か そばにいて欲しかった。

普通の主婦に犯罪の抑止力なんて大それた物はないけど、やっぱりもなみは大人としてできることを考えたい。

そして、まずは 愛することからかもしれないと思った。
お互い人間的に成長していくことで 不幸な歯車を生み出さないこと。
見当ハズレな決意表明かもしれないけど 「もなみは愛を大切にしたい!」
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めまい

2008-04-23 12:49:48 | Weblog
昨日から目眩がする。

朝からフラフラ 体が宙に浮いているような気持ちがしていた。
お腹が空いているのかな~なんて思って、お昼はおかずたっぷりのご飯を食べた。
でも 午後からもフラフラは治ることなく続いた。
怖いから車でお買い物するのも 止めて、夕飯を食べても 気分はクラクラ。
お風呂にはいると むかむかしてきた。
早々に横になるけど 目を閉じると 部屋がグルグルまわる。
いよいよ おかしくなって 目を閉じると 世界が回る。

なんだろう?

今朝 良くなるかと思ったけど。だめ。
頭が妙に軽い。
薬が何かでラリっちゃったような 。

様子を見て お医者さんに行ってみよう。
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医療ミスのニュースをみて

2008-04-21 20:26:32 | がん
(LWCと同文です)
神奈川県立がんセンターで、医療ミスがあったニュースが出た。
もう、びっくり!

確かに、有名私立大学病院みたいな、そんな綺麗な病院ではなかったけど、
医療施設も充実して、スタッフもみなさん優しくて、
なにより癌専門で、症例も多いから信頼できる病院なのに。

もなみの担当の先生は 婦人科の先生も放射線科の先生ももう移られちゃって、
今は婦人科だけ別の先生に引き継いで 診てもらっている。

でも、QOL研究会とか、父の担当医の先生とかはまだいるし。
気分は複雑。


乳がんの手術中に酸素の管が外れ女性の患者さんが意識不明になったそうだ。
詳細は別として、ご家族の方を思うと辛いだろうな と思う。
手術前に、いろいろな説明を聞くものの、やっぱりミスだと・・・。

でも、やっぱり人のやることだから、どんなに万全の態勢でチェック機能をつけてあっても、何らかの理由で こんなことも起きるのかも知れない。

今頑張っている患者さんが 信頼して治療できるように、
その信頼感が崩されないように、

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エドワードⅡ

2008-04-15 17:17:34 | 映画
yahoo動画で、無料の映画をみた。
新しいパソコンになって、動画の調子がすこぶるよろしい。

昨日は『恋する神父』を観た。
グォンサンウが好きだから、2度目だけど観ちゃった。

今日は、『エドワードⅡ』。イギリスと日本の合作。何で日本か?

監督は、デレク・ジャーマン。
脚本は、デレク・ジャーマン、ステファン・マクブライド、ケン・バトラー。
出演は、エドワードⅡ スティーブン・ウォディントン、
    王妃イサベラ ティルダ・スウィントン、
    貴族モーティマ ナイジェル・テリー、
    ガヴェストン アニー・レノックス

ちょっと不思議な映画だった。原作はシェークスピアの時代のクリストファー・マーロウの戯曲。それなのに、みんな現代の洋服を着ている。セットは宮殿の中なんだけど、壁があるだけで床は地面。簡単なベッドとか、椅子と机だけとか。ありがちなシャンデリアにきらびやかな彫刻を施した家具なんて全然なくて、戯曲だから良いのかも知れないけど、演劇を見ているようだった。

ストーリーもこれまた個性的で、国王が亡くなってエドワードⅡが国王になるという設定から始まるんだけど、始まりは、エドワードⅡの同性愛の恋人ガヴェストンが追放から呼び戻される場面。
エドワードⅡにはイサベラというフランスからきた王妃がいるけれど、見向きもしないで、ガヴェストンを寵愛するので徐々にガヴェストンが権力を持ち、とうとうみんなの反感をかいエドワードⅡは追放せざるを得なくなる。
イサベラの計らいで、ガヴェストンは戻されるが、寧ろ憎しみのために弾圧をはじめ、国王の弟とイサベラと組んだモーティラの企てでガヴェストンは殺されてしまう。そして、エドワードⅡを幽閉しその弟も殺したイサベラとモーティが国を手中におさめる。
けれど、最後になるに従って、暗殺を命令された暗殺者がエドワードⅡを殺せないで、息子エドワードⅢが権力を持つ。。。らしい。

ラストシーンが・・・少年のエドワードⅢがヘッドホンでくるみ割り人形の音楽を聴きながら指揮のまねをしている。その足元は大きな檻になっていて、ホコリまみれのイサベラとモーティマが捕らわれている。「頂上まで登った者は転落するしかない。」とモーティがいう。最後は固まった人々を背景に、エドワードⅡが「臣下を失った王とは何か?」死とは我とはと自問していく。

生きるって 自分が自分であることって どういうことだろう?
ってこと 考えた。

でも、ちょっとシュールだったわ。目を覆っちゃうシーンもあったし。
それなのに、台詞はシェークスピアまがいの言い回しもあって・・・。
あんまり後味の良い映画じゃなかった。

愛とか死とか、考えたいけれど。

権力は・・・もなみの一番遠いところにあるような気がする。

やっぱりこの映画では、自分が自分であることのステータスを考えるってことなのかな。
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長野に行ってきました。

2008-04-14 19:47:45 | Weblog

実相寺の桜を見てきました。

一昨年も見てきたのですが、→クリック  1800年の趣は全然変わらず、
今年はこんな感じでした。


 

見る角度が微妙に違うからでしょうか?
ちょっと違って見えるけど・・・。

別荘のそばには、ザゼンソウもちらほら咲いていました。

 


水辺が好きなようで、小川の中州で見つけました。
あと2~3週間すると、ザゼンソウも水芭蕉も咲くのかな?
まだ小さな芽がいっぱいありました。


今回は、別荘のライブラリーを作ってきました。

 


 
ただの本棚ですが、昔母が買ってくれた「近代文学の初版本の復刻版」シリーズを
実家から持ってきて 並べました。

2階の屋根裏部屋のような小さなコーナーですが、
ラグに転がって、本を読んでいると落ち着きます。

太宰治の『晩年』を読もうかと思ったけれど、
初版本はアンカット本だったんですね。
ペーパーナイフもなかったし、切り開いてしまうのももったいないので、
今回は止めました。

で、宮沢賢治の『注文の多い料理店』を読みました。
『どんぐりと山猫』とかね。
いくつかの童話が入っていて、旧仮名遣いで旧字体なので、
ちょっと読みにくかったけれど、大正の匂いがしました。

これから別荘に行く度に少しずつ 読もうっと。

 

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おすすめCM

2008-04-10 23:23:19 | CM
最近気になるCMがあります。
あの「カルピス」のCMなのですが、
男子新体操大会のストーリーです。

カルピスTVCM←ここをクリックしてね。
最初のムービーが終わったら、下の「演技映像(TVCM/メイキング)」というのをクリックしてね。

テレビでよく見るのは、15秒タイプの「はじける躍動篇」と「はじける中学生篇」
時々長いのだ!と思うのは、30秒タイプの「途中で着替え篇」
それで、カルピスのホームページを見たら、驚異の2分34秒!フルバージョンがありました。

中学生だったんですね。
男子新体操というのをよく知らなかったのですが、
6人でなにも器具を持たないで、体操競技の床運動のようなことをします。
シンクロナイズドスイミングの床運動バージョンと考えてみてもいいかも。
男の子が側転バック転ひねりをしたり よく見てみるとかっこいいです。

とってもきれいで、かっこよかったです。
一度見てみてね☆
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アンジェラの灰

2008-04-10 17:50:44 | 映画
ピュリッツァー賞を受賞した小説の映画化らしい。

アンジェラ(母)一家は、貧しさのために赤ん坊を亡くし、アメリカからアイルランドに引っ越してくるが、ここでも貧しさは変わらず、双子の弟を次々に亡くす。
カトリックで、子供はどんどん増えるが、父親はプライドは高いけれど酒飲みで、イングランドに出稼ぎに出たままいなくなってしまう。その後親戚の家に転がり込む者の貧しさの上に虐げられ、フランクは家を出て郵便屋の仕事をしながらお金をため、希望を抱いてアメリカに渡る。

父親は時に毅然としてプライドが高く子煩悩で面白い人なんだけど、何で極貧なのに出産祝いで送ってきてくれたお金まで飲んじゃうんだろう。弱いんだなー自分のふがいなさとか 働き場もない社会へのうっぷんとか 働いても働いても極貧から抜け出せない閉そく感とか 人間らしいと言えばそうなのかもしれないけど。
もなみは、こんな人は嫌い。逃げちゃいけないでしょ。

フランクは幼少期ジョー・ブリーン 少年期キアラン・オーエンズ 青年期マイケル・レッグ
どの子もすごく良い。みな同じ人格をもって、どれも真面目で一生懸命でやんちゃですごく良い。

監督 アラン・パーカー
父 ロバート・カーライル
母 エミリー・ワトソン

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うれしい報告 (毎日メール2)

2008-04-08 02:00:17 | Weblog
たくさんの方とメールのやり取りをしていたのですが、
先日、ひとりで子供を育てつつ病気を克服した方から 久々にメールをもらいました。
その後、ご結婚され、子供まで授かったというのです。
メールの下をスクロールしていくと、結婚式の写真が添えられていました。

初めてその方の写真を見て 顔を知りました。
とてもキュートで、かわいい感じのウエディングドレス姿でした。
もちろんメールやカキコであっても、一人一人個性のある「人」を感じてお話しているのですが、
写真を見たとたんに、すごく身近な、まるで親戚のような気持がしました。
こんな幸せな写真を送ってくれて、すごくうれしくて、うれしくて 涙が出てきてしまいました。

子宮がんになっても、結婚して妊娠することができる
そう教えてくれました。

誰でもそうできるわよ、なんて楽観的なことを言うつもりはありません。
でも、確かにそういう道を進んだ人がいることは確かなんです。

再婚したから素敵なんじゃありません。
子供ができたらからすてきなんじゃありません。
ただ、その人が普通の生活を 普通であることをしあわせに感じてくれていることが、すごく素敵だと思ったんです。

報告メール ありがとう。


もなみはメールをいただいたら必ずお返事します。
ただ、サイトの性質上「子宮」とかなんとかいうキーワードで、時たま迷惑メールに紛れ込んでしまうことがあるようです。
しばらく返事がない時は、ちょっと文面を変えて再チャレンジしてみてください。
ごめんね、面倒かけて。

ただ、病気が病気だけに、もなみからメールを差し上げることは遠慮させていただいています。
「いつも私からばかりで、メールくれなくて冷たいのね。」って思われると辛いのですが、
どうしてももなみからあなたの今を聞くことができなくて。
いつも、ずっといつでも、あなたのことを思っています。

だから許してください。ごめんね☆
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毎日メール

2008-04-08 01:58:56 | がん
仮に「毎日メール」という名前にしておきますが、必ずまいにちというわけではありません。


「もなみの赤い靴」には、結構がんになってインターネットで調べ始め、初めて来たという方が多く来るようです。

お馴染みさんというのもたくさんいらっしゃいますが、
ほかのサイトさんを見てみると、そんなにはおなじみさんの多いサイトではありません。

どちらかというと、初めての方がチラッと読んでいくことが多いようです。

ホームページとはいえ、パソコンの向こうの誰ともわからない「もなみ」に、カキコしてくれたりメールをくれるのは、そうとう勇気のいることだと思います。

そんな中で、入院までの数日数週間、毎日のようにメールのやり取りをすることがあります。
ステージがわからない人、初期でも不安な人、いろいろな方がいます。


最初はだれでも「告知」にショックをうけて、その時点でわかっている症状や病状をお話ししてくれます。
でも、もなみは、医療関係は全くわからないので、全然お役にたたないのですが、それでも 必要な不安と 不必要な不安とをお話していくうちに、時間をつぶしてくれて、前向きに入院に向けて進んでいってくれます。
一人一人経緯は違っていても、人の持っている立ち上がる力というのは すごいな と感じます。

入院まで毎日、もしくは一日置きにやり取りをして、入院後やはり治療が厳しいのでしょうね、メールは止まってしまうことが多いです。
中には外泊のたびに近況報告をくれる人もいます。

退院後、ほとんどの人が「帰ってきました」と連絡をくれます。
大体の人はそこでメールは終わります。

帰ってきました。これから第二の人生だと思って頑張ります。
なんて言葉が添えてあったりすると、っものすごーくうれしいです。

たまに、その後の報告をくれる方もいて、「ご無沙汰沙汰してごめんなさい」と謝ってくれるのですが、いいんです。
むしろ、病気のことは忘れて、もなみのことも忘れて、その人がその人らしく生活をしてくれていることが、何よりのことだと思っています。

ずーっとメールしなくちゃ・・・なんて思わないで、もし、ちょっとでもお話ししてみたい方がいらしたら カキコでもメールでも連絡ください。
毎日でもOKよ。
お待ちしています。
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