赤い靴日記  (子宮頸がん ステージ3bから20年)

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『天使と悪魔』

2013-02-28 08:17:01 | 
去年の夏に読んだ本だけど、急に思い出したのは、バチカンのローマ法王が27日引退最後の謁見をしたというニュースを見たから。

ベネディクト16世がローマ法王に就任したのは、2005年。
それまであんまり興味がなかったけれど、950年ぶりのドイツ人の法王とかで、ニュースになっていたし、コンクラーベの黒い煙白い煙など、初めて知ることがたくさんあった。
法王が自分の意思で引退するのは、719年ぶり歴史上2人目のことだそうだ。

で、『天使と悪魔』は、あの『ダビンチコード』のダン・ブラウンの作品。
『ダビンチコード』より前に書かれ、ダビンチコード以前の話。

バチカンのローマ法王が亡くなり、コンクラーベの間に起きた事件のお話。
ちょっと残酷なシーンとかもあって、ぞぞっとしたこともあったけど、科学と宗教みたいなテーマもあって、面白かった。

ロバート・ラングドン教授とヴィットリア・ヴェトラが、事件を解決していくところは、ダビンチコードと同じ。
スイス・ローマが舞台になって、セルンとかイルミナティとか。
かなり長い小説だったけど、面白くて一気に読んでしまった。
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「遠い夏のゴッホ」観てきました。

2013-02-22 09:51:24 | 遊び



赤坂ACTシアターで、松山ケンイチのお芝居観てきました。

昆虫の世界のお話。セミになったゴッホは、幼虫の頃の幼馴染ベアトリーチェと「成虫になったら歌を聞かせてあげる本当の恋人になろう。」と約束します。けれど、ベアトリーチェは一つ年下なのでゴッホはセミのままの体で来年の夏まで待たなければならない。でも、セミは成虫になったら1年の命。

生きとし生けるものにはその運命があって、それは誰にも変えられない「世界」というもの。でも、生きる者には愛や約束などで運命に抗うことになる意思がある。

ストーリー性というより、前衛的な感じのする現代劇だった。

だんだんベアトリーチェの名前すら忘れるあたり、愛に生きるんだ!というわけでもない。
何のために生きたいのか忘れるあたり、約束を果たすんだ!というわけでもない。

昆虫にしたのは、複雑なものをそぎ落として、命と心がわかりやすくなっていたと思う。




病気になって、運命とか命とか実感をもって考えるようになったせいか、定めとかいうものに対して、攻撃的では全然ないけれども、抗いたくなるような、自分の心に正直になるがゆえに、結果的に抗うことになる。そういう場面に立ったことがある。

多分 「戦う」とか「闘う」とか、そんなつもりはきっとないのだろう。
けれど、自分の信念や意思といった心に従う時、人にはそれなりの強さがあるのだろうと、希望があるのだろうと思った。
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フレンチ食べてきました。

2013-02-19 17:34:04 | 日常
日曜日、親戚と会食してきました。
今回は、フレンチです。

前菜 オマール海老のポッシェ ソースヴァンプラン



豚肉のパネ (コメカミ肉と舌のやわらかパン粉焼き)



ポタージュ さつまいものポタージュ

お魚料理 北海道産真鱈のフリット 青海苔のソース



お肉料理 和牛ホホ肉の煮込み



デザート ガナッシュとイチゴのガトー仕立て



食後のお飲み物 紅茶

すっごく美味しかったです。
かなりがっつりでした。
半分くらい親戚の若い子に食べてもらいました。

フルコース1人前食べられるようになりたい。
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カラマーゾフの兄弟 その3 (論争)

2013-02-12 18:43:58 | 考えたこと
『カラマーゾフの兄弟』の翻訳について、いろいろ論争があるらしい。

もなみが読んだ本は 新潮社の原卓也訳。 ちまちまして、まどろっこしくて、遠まわしで、正直何を言っているんだか???というのが読み始めたころの感想だけれど、これはドストエフスキーの文章がそうらしい。

で、最近光文社から亀山郁夫訳の『カラマーゾフの兄弟』というのが出て、とても読みやすく、わかりやすく画期的な翻訳らしい。
しかし、これがひどい訳だと酷評されている。

NETで調べてみると、出てくる出てくる、ああでもないこうでもないと、出てくる。

それはそれで面白そうなんだけれど、

とりあえず、自分で一度読んでみないとわからないから。原卓也さんの本を読んでから考えようかと思う。


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築地行ってきました

2013-02-12 07:34:42 | 遊び
浜離宮朝日ホールで 「アンサンブル14」のコンサートがあったので、ちょっと早めに築地に行って、お昼を食べました。

もなみは海鮮丼、大トロ中トロウニいくら・・・も~~最高。


で、だんなちゃんが、海鮮ひつまぶし、1度目はそのまま・2度目はウニを混ぜてウニご飯で・3度目はだし汁を入れてお茶づけに、ちょっと食べさせてもらったけど、チョー美味しかったです。






お腹いっぱいになって、コンサートです。
バッハのカンタータ、今回の2曲目の楽曲解説によると

・・・本カンタータはルターが作詞・作曲したコラールを素材として、各局が組み立てられたコラール・カンタータです。そのコラールは旧約聖書の詩篇第130を題材としています。・・・

コラール?ルター?ちんぷんかんぷん。
さっそくスマホで調べてみると、「コラール」は新教の讃美歌みたいなもので、「ルター」はあの宗教改革で有名なマルチン・ルターさんだそうです。

滑らかな心地よい旋律で、やわらかくて、静かな面持ちで、ものすごく気持ちよくて、

ず~~~~~~~~っと。寝てしまいました。

こんなに寝るコンサートも、本当に少ないです。だいたい、「元とらなくちゃ!」みたいな貧乏性から、がんばって起きているものですが、このバッハのカンタータだけは、毎年・毎年爆睡してしまいます。

それだけ、気持ちがいいコンサートだって言うこと、わかってください。
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カラマーゾフの兄弟 その2 (読書)

2013-02-07 18:54:45 | 考えたこと
『カラマーゾフの兄弟』のつづき。

父が、ドストエフスキーが好きで・・・・・・本当に好きだったかどうかはわからないけど。昔の全集を持っていて、濃緑の堅い表紙に金文字で題名の書いてあるような全集があって、今は山にオブジェとして置いてある。

昔の全集は、何しろ旧字体で書かれているし、言葉自体も文語文体だから、見たことはあるけれど読んだかことはなかった。

文庫本になった『カラマーゾフの兄弟』は、高校の時読んだはずだけれど、全然覚えていない。というか、『罪と罰』と続けて読んで、『罪と罰』の方が最初に読んでかなりショックだったせいか、夢にまで見たのだけれど、次に読んだ『カラマーゾフの兄弟』の方は、正直長くてちんぷんかんぷんで、実際最後まで読んだかどうかも覚えていないというのが正直なところ。

大学に進んで、女子大にありがちな、「あの授業って、出席甘いし単位取りやすいって。」の言葉で、ロシア文学をとった。日本文学専攻だったけど、フリーで取れたのでとった。結構面白くて、ドストエフスキーが、死刑寸前に助かり、その時から人生観が変わったみたいな話を聞いて、ふ~~~んと感動したものだった。

息子が大学生の時に何かの時に『カラマーゾフの兄弟』を勧めた。多分、東大の先生が東大生に一番勧めたい本みたいな話を聞いて、勧めたんだと思う。

一昨年、息子の部屋で上巻を見つけ、読み始めた。読み終えて、「続きはないの?」と聞いたら、「めんどくさくて最後まで読めなかった、続きは買ってない、」という。

大好きなブックオフで探したけれど・・・。
それが、意外にも、どこの店舗でも上巻はあるのだけれど、中下巻がない。多分、多くの人は、上巻で挫折するってことだね。中巻まで行った人は、きっと面白くて、下巻まで進み、上中下3冊読み終えると、達成感からブックオフに売る気にはならないんだろうな。

というわけで、近くの本屋さんで買ってきた。
新品の本を見て、だんなちゃんが、「アマゾンで買えば安かったのに。」
あ~~~~そういう手があった。

いいんだもん。新品で読みたかったんだもん。なんて、強がって読んでいる。
テレビに追いつくように、読んで行かなくちゃ。

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カラマーゾフの兄弟 その1 (テレビ)

2013-02-07 18:17:15 | 考えたこと
土曜日の夜11時からフジテレビで『カラマーゾフの兄弟』というのをやっている。
ほとんど深夜に近いのに、市原隼人・林遣都・斎藤工という俳優が3兄弟をやっていて、面白い。

11時からだから、いつもビデオに撮っておいて見ている。

ドラマは前半が終わり、事件の背景や3兄弟の人物像が描かれ、これから盛り上がっていくところかな。

全体に暗い画面で、もっと明るい方が見やすいんだけど、と思うけど。
イメージだよね。イメージ。

音楽が、クラッシックもあり、ローリングストーンズのロックもちりばめられて、効果的。
これからが楽しみ。
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節分の後

2013-02-05 10:26:31 | ちょっと病気
日曜日は、節分だったので、 枡に大豆を入れて、豆まきをした。

鬼は外 パラパラ 福は内 パラパラ

古来からのしきたりにならって、年の数だけお豆を食べた。

やっぱり、 こうした慣習は家庭から継承していってこそ、民族学的にも伝統文化としても価値のあるものだと思う。

毎年こうしてきたしね。

ところが、今年は後がちょっと違っていた。
翌日気持ちが悪く、下痢をして、何も食べられない。1日寝ていたけれど改善されず、とうとう夕方吐いてしまった。
いつもの胃腸炎だ。

お習字が忙しかったからな~。
ここ数日無理していたもんな~。

いろんな原因を探していたんだけど、

だろう? だから、あんなに豆食うなって、言ったじゃないか。
と、だんなちゃんが。

確かに! 年の数だけのお豆も、この年になるとかなりなもの。
民俗学的慣習も伝統文化も、もはや体力的限界に来ているのかもしれない。

来年は、少し控えようっと。
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謙慎展 最終選考会

2013-02-03 22:13:44 | お習字
1年半ぶりに 書道展に出品した。

今回は李白の五言絶句3首。

最初はなかなかペースがつかめなかったけれど、
やり始めたら、おもしろかった。

だんだん調子が出てきて、添削会を過ぎると、
やっぱり夢中になってしまった。

今日吉祥寺で最終選考会があって、終了。

心地よい疲労感。

後は、運を天にお任せという感じかな。

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