JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

だれが主役 はい RE:PERSON I KNEW / PHIL PALOMBI

2011-07-18 19:32:32 | 聞いてますCDおすすめ


スコット・ラファロがなくなって50年になるそうですが、ということはさすがにリアルタイムでは聴いていない人です。
ベーシストのPhil Palombiという人はピアノ・トリオで聴いた事はあるのですが、そのグループはちょっと頭でっかちみたいに思えて良い印象がありません。
ところがピアノがDon Friedman でドラムスがEliot Zigmundなのでちょっと面白そうです。
1曲目がイスラエル、ピアノがエヴァンスを少し軽くした感じですが、さわやかでとてもいい、ベーシストのアルバムですがfriedmanが本当に主役ではと思ってしまいます。
2曲目は エヴァンスの曲、ここでリーダーのパロンビのベースソロが入りますが、ウォーキングとソロのメロディの採り方が実にスコット・ラファロを尊敬していたのを伝える演奏です。やはりこちらが主役なんでしょうね。
3曲目はそのベースのインプロ、4曲目はラファロの曲をベースソロからでベース好きならかなり楽しめると思いますが、なれていないとちょっとやりすぎかなとも思います。
4曲目がFredmannoのとても美しい曲で、やはりこのアルバムピアノの人選で勝負がついたような感じです。お年のフリードマンがここまでしなやかでみずみずしいピアノを弾く事は驚きです。
6曲目はベースソロのインプロでベースの音がとても良い。ベースにミュージシャンが導かれている感じです。このベース、実はスコット・ラファロが弾いていた1825 PRESCOTT BASSという器、ですからこのアルバムの本当の主役はこのラファロが弾いていたベースなのです。それほど音に主張があるのです。
次の曲はエバンスが晩年よく弾いていた曲ですが、3人がこの楽器の魔法にかけられたような
演奏で次の曲に続きます。
ということで主役はラファロのベースという事になるのです。

ところがここまでアルバムの主役の事はかきましたが、本日の主役はこの人たちです。



おめでとう なでしこジャパン



RE:PERSON I KNEW ATribute To Scott LaFaro / PHIL PALOMBI

Phil Palombi (b)
Don Friedman (p)
Eliot Zigmund (ds)
Recorded on December 7 & 8, 2010 at Bennett Studios, Englewood

1. Israel
2. Turn Out The Stars
3. Improvisation - Meditation
4. Gloria's Step
5. Chopin-esque
6. Improvisation - Inspiration
7. RE: Person I Knew
8. The Calling
9. Improvisation - 1961
10. A Monk Minute
11. Memories Of Scotty
12. Trepidation
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船に乗れ!ⅠⅡⅢ 藤谷治 著

2011-07-17 17:33:20 | 


以前話題になって、図書館で借りたけど、時間がなかったので、途中でアウトしていた本が文庫で並んでいたので、読むことにしました。内容は解りませんが、学校のオーケストラの話でしょうか。
ⅠからⅢまでの3冊で、Ⅰが「合奏と協奏」Ⅱが「独奏」Ⅲが「合奏協奏曲」となっています。
溝口にある3流音楽校が舞台だそうで、もちろん今は3流ではないでしょうが、あの学園がモデルです。
芸大付属の受験に落ちて、おじいさんが学園長を務めるこの学校にきた、ですから自分では学校1のチェリストだとおもってしまうサトル君が主人公の小説です。
1冊目が1年生、2冊目が2年生、2冊目まで読み終わりました。
サトル君の独白で語られる文章を2冊続けざまに読むもんですから、どうやらそのサトル君の語り方に影響を受けってしまっています。
入学したばかりのサトル君が注目を集めながら、秋のオーケストラ公演をこえて、同級生の彼女が出来ていく様が、音楽の練習場面をつうじて、描かれていくのは、そんな現場をまるで知らないわけではないので、かなり楽しい。
2冊目の2年生が、鼻もちならない男子学生みたいなところと、ポリシーのない女子学生みたいな話になってしまうので、1冊目のほうがずっと生き生きしてよかった。
ということで、とても気に入った部分の抜粋です。
2冊目はそのような場面はなかったので、次の3年生に期待して、まずはかなりのテクを持ったサトル君と彼女とピアノの先生で松野学園長やお客の前での演奏することになった部分です。
その演奏についての打合せ部分。

「そうだ」のど自慢大会で思い出した。「松野先生からいわれたんだ」
「なんて?」南と先生が同時に訊いてきた。
「サロン・ミュージックみたいに演るなよ、って」
「うわー」といったのも、ふたり同時だった。
「よし」南が静かにいった。「決めた。がつんと行こう」
「俺も」僕も南を見据えた。「ケンカする」
北島先生がうなずいた。
「一楽章でケンカして、二楽章で仲直りしましょう」
「はい」僕たちはそう答えて、もうあとはめいめいの楽器や楽譜の準備に専念した。
それ以上いわなくても、お互いの気持ちがわかったのだ。


そして実際の演奏の場面(ちょっと長いけどすみません。)

どんなだらけた練習中にも出さなかったような、情けないラの音が出た。次のレもひどくかすれた。ピアノは静かに、しかし決然と鳴っている。くそっ。ケンカするんじゃなかったのか?八小節弾いて四分休符のあと、前後のバランスなど考えずに、思い切って弓を使った。南がはいってきた。いきなりしっかりした音をだしている。畜生、もう一度最初からやり直させてくれ!でももう音楽は始まってしまった。ここから挽回してしかなかった。だけど気持ちが完全に落ち着くには、第二主題までかかった。

3冊目、3年生になったサトル君は大きく変わっていくけれど、2冊目で起こったこともまあ落ち着くべくように、それなりに落ち着きました。
「船にのれ」完とあった後に加えられている“再会”という駄目だしみたいな部分がどうかは別にして、3冊目から音楽に関わる気に入ったところを抜粋します。

サトル君の最期の演奏会での演奏場面

僕たちが全速力で演奏しているあいだ、客席は静かにしていた。けれども僕はもう判っていた。音楽で一番大切なこと。それは演奏する人間と、それを聴く人間が、同じ場所に同時にいるということなのだ。僕たちがこんなに愉快に演奏できているのは、プログラムを消化して気が緩んでいるからではなく、さっきのやり直しをしているからでもなかった。僕たちが演奏しているときに、それを聴いている人たちがいて、彼らが僕たちの演奏を楽しんでくれたからなのだ。それが僕たちに伝わっているからなのだ。

「再会」の部分におまけがありました。
「懐かしかった」という言葉が、素直に出た。「ヴィヴァルディはジェームス・ムーディかと思っちゃったけどね」
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養命酒の効用は  MANO A MANO / MICHEL CAMILO

2011-07-15 22:25:04 | 聞いてますCDおすすめ


ミッシェル・カミロのアルバムって結構中古屋さんにありますが、僅かしか持っていません。全部の指で鍵盤を叩くようなラテン・ピアノが余り好きでないので、1曲目のカミロ、その感じから始まったにで、これはちょっと残念、いつものカミロのテク見せみたいなのでしょうか。
2曲目、分かりやすい素材でラテンピアノを聴かせてくれると、これは理屈を離れてそうゆうことかとなかなか良い。
3曲目はラテンにはめずらしいアルコのソロから始まり、美しいピアノの音とメロディ、単純なラテンとちがうこれファンタジィ。
4曲目、パーカッションはラテン・リズムだけど、弾いているピアノはしっかりしたコンテンポラリー・ジャズ、ベースはかなり凄いソロを演ります。
つづく曲はがらっと変わって優美な曲で、3曲目からつぎの6曲目までカミロの曲、派手ではないけど、なんかいろいろな生薬が入ったあれじゃないですか。

仕事などでの肉体疲労時には滋養強壮剤として、女性などに多い冷え性の方は血行の促進作用があり、消化器官が弱い方、また胃腸の調子が悪い方は胃腸の働きが活発になる作用があります。病中、病後は体力回復の補助として、更年期障害の方はもちろんのこと、
高血圧、低血圧の方、また自律神経失調症の方で疲れやすい方にも良いでしょう。
そうカミロは400年以上まえから作られてきた養命酒みたいです。暑さに疲れた貴方にぴったりです。クゥ~・・冷たく水割りにしてジョッキでいただきたい。

ラテンらしい2曲の演奏をはさんで、9曲目“アルフォシーナと海”、内容はかなしい話だそうですが、ピアノは美しく静謐、深い語りのベースソロ、青春小説を読み終えましたが、切なさが最高潮に達する感じです。今年の1曲なんて選びませんが、選ぶならこれにするかもしれません。
アルバムは“ABOUT YOU”といいうこれも美しく、やさしに満ちたピアノ・ソロで終わります。


MANO A MANO / MICHEL CAMILO

Michel Camilo(p)
Charles Florez(b)
Giovani Hidalgo(perc)

1. Yes
2. The Sidewinder
3. Then and Now
4. Mano A Mano
5. You and Me
6. Rice and Beans
7. Naima
8. No Left Turn
9. Alfonsina y El Mar
10. Rumba Pa' Ti
11. About You


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ミーツで燃焼  MEETS FABRIZIO BOSSO / LIVE AT PANIC JAZZ CLUB / MICHELE POLGA

2011-07-14 23:31:52 | 聞いてますCDおすすめ


最近新しいボッソを聴いていないなと思っていたら、知らない人だけどミーツ・ボッソとなっているので、買ってみました。
1曲目、ダークなリズムの始まりテーマ後はコルトレーン系のバラッドで、これテナーのポルガという人の曲、良いです。
久しぶりに暗いJAZZ喫茶にいる気分、ライブの録音ですべて10分以上の演奏でしす。
後はボッソがパラパラとバップを吹くのとは違って、ハバートのバラッドのようなこれも良い感じで、その後マヌッツアのピアノ・ソロが凄い、この人イタリアのファースト・コール・ピアニスト間違いなし、モーダルなフレーズは引き出し多くてこれ凄い。
2曲目はモンクのちょっと変わったテーマをそのままユニゾンでなく、分割して始めるなかなか難しい展開、ここでもポルガのテナーソロが先鞭をつけます。
ダニエル・スカナピエッコ、マックス・イオナータとつづいてイタリアのテナーが又登場したのは間違えなしです。それぞれが個性があってとてもおもしろい。
ベースのトマソ・カペラートのソロも、変な言い方ですが、ベース・ソロらしくて好感です。
その後のボッソとリズムとのかけ合い、ライヴでは最高の見せ場になっているでしょう。
3曲目ゆっくりと吹き出すテナーはちょっとレスター・ヤング、ですからそれのあわすペットはハリー・エディソン、これも心に沁みる演奏です。何でボッソたち、一つの時代を美しく感じさせる演奏をするのでしょうね。マヌッツアもここでは力強いテディ・ウイルソンみたいに感じます。もちろん本人達ではありませんが、まねではなくて彼らに対しての愛です。
4曲目、ポルカの曲は出だしからコルトレーン調、ドラムスはエルヴィン、ピアノはもちろんマッコイみたいで、そこにペットが入るのですからつまらないはずがない。
タイナー調を聴くならばタイナーを聴けばいいと言うことは大間違い、このようなフレッシュでモーダルな演奏はいまこちらなのです。凄いよこのソロ。
と聴いていたら曲名“Re-Trane”でした。これ生で聴きたい、ある共通の思いにミュージシャンと聴衆が一つになれるのでしょうね。
最期はピアノのマヌッツアの曲でこちらは時代をもう少し進めて、ニュー・ハード・バップ、2管がガチィに始めて、テナーのソロ、からボッソ、聴いていて記述する事を忘れてしまう勢い、これまさにミーツと呼ばれるアルバムで起こることでないでしょうか。
この一会にかけるミュージシャンの完全燃焼が記録されています。
最期のマヌッツアのソロだけでアルバム1枚分の価値ありと思うと、ここに居たかった。

ミートでヒート ヒヤァー 失礼しました。


MICHELE POLGA MEETS FABRIZIO BOSSO / LIVE AT PANIC JAZZ CLUB

MemberMichele Polga(ts)
Fabrizio Bosso(tp)
Luca Mannutza(p)
Luca Bulgarelli(double b)
Tommaso Cappellato(ds)
Recorded live on the 15th of September 2010 at Panic Jazz Club, Marostica, Italy

1.Clouds Over Me
2.Bemsha Swing
3.Body And Soul
4.Re-Trane
5.Two Friends
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外山安樹子 ライヴ・アット・JZ Brat イン・シブヤ 2011 7 12

2011-07-13 21:37:12 | サポート中、ライブ


blog仲間のお師匠さん、suzukさんから外山安樹子さんのアルバム「song of Lilac」を紹介されたのが、2007年の初め、発売ライヴにもおじゃまして、最近疎遠になっていますが、新しいアルバムを待っていました。
前作は予約していただいたのですが、今回はまだ持っていません。
申し込もうと思いましたが、『Ambition』発売記念ライブ!!で値引きでかえるらしいのでほんにわずか待っていました。
ですから予習なしの初Ambitionライブとなりました。

外山さんのライブも何回かお邪魔していますが、ついにシブヤのJB Bratなのですね。
最初のアルバムライブが池袋の箱で、その後ミクシィで外山さんとかベースの関口さんとも対話をするようになりました。
ミュージシャンが演奏する箱も段々と替わっていくようで、初めて新宿「J」でのライブのときには、ハクエイ・キムも初「J」のときは告知のメールしてきて、緊張していましたよと教えてあげたら、気が楽になったと言っていました。
そしてハクエイのトライソニークがJB Bratデヴュー2009年11月27日のときもエポックだったように、今夜もエポックになると良いですね。

渋谷のJZ Bratは何度もきているところで、夕食の心配はない。いつもの焼き鳥屋さんは3管の結構なハードバップが僅かに聞こえる程度に流れていて準備としてはとても良い。





で一杯頂きました。40分ぐらいでこれは落ち着きません。
開演30分前、ここから5分の箱にそろそろ移動です。



7時30分で8割がたの入り、結構いいんじゃないですか。
帰りの時間があるのでまずは新しいアルバムを購入、そしておつまみをお願いしました。



さあ何も知らない曲たちと対面です。

1st

1 メイ・ジャーニー
関口さんのピッチカートからとても明るい広い世界が始まりました。
外山さんのピアノは基本的には替わっていませんが、よりタッチがはっきりとした感じです。自分の曲だという驕りよりその曲を愛しているということが伝わってきます。

2 ウェイティング・フォー・ユー
モーダルなドラムスとベースのハーモニーがとても素敵な始まり方です。
私の座っているポジションが、ピアノの音がちょっと遮られるところで、ピアノのメロディラインがちょっと弱い、ハーモニーのほうが強く響いてきます。関口さんのほうは良く鳴っています。

3 レイニー・ガーデン
バラッドはとても美しい、こんなにもと思うほど美しい。

4 スウィート・アンド・ラブリー
外山さんの両手のバランスがよくて、音に厚みがあるのです。以前より右手が強くなったというより、左手が落ち着いた感じ

5 サム・デイ・マイ・プリンス・ウィル・カム
これもピアノの音が良い。関口さんのベースソロが素直な流れで、このように流れにまかせて、これがとても良い演奏になりました。

6 バッシ・サンバ
和音の3つの移り変わりで始まる、これも引きの強い曲。

合間に関口さんなどと話をして、レコード会社の方もプロモートについてよかったですね。
記念なので写真をとおもったのですが、ゆったりとできず、なおかつぶれて、幻想的な絵柄になりましたのも、まあきねんですので。




2nd
1 ウイッシュ・インザ・ドリーム
卒業であれ、結婚であれ、これから別の曲面を過ごすのことになっても、それはこれまでの次であるので、大なり小なりの展開なんだというような感じの曲(ここら辺から外山さんの曲でイメージすることになって行きます。)

2 テイク・ファイブ
秋葉君のここぞのソロから始まって、外山さんの曲としてはちょっと異なった展開はテイク5でした。まえのライブでも演奏していましたが、それが展開されて楽しい演奏になりました。

3  スノーレス・タウン
12月25日に作った曲だそうで、僕はおもわず12月のソファーに座らされた気分になった。曲がおもしろいのは外山さんの魅力です。

4ユニジェルン
この曲でのピアノはとても力強くて良い

5 メイズ
渦巻くような流れを私たちは止めることが出来ず、とりあえずは身をゆだねるしかないような現実もある、というような感じの曲。(買ったアルバムに書いてある外山さんのセルフライナー・ノーツが同じことがかいてあったのでびっくり)

6 イッツ。クッド・ハプン・トー・ユー
曲名違うかもしれない。彼女が弾くスタンダードがとても安定していると思う。ベースも良い、作曲をする人は人の曲もうまく捕らえられるのですね。

7 アンビション
切れのよい始まり、一歩を踏み出すことを、望みをもつこと、勇気付けることを教えてくれる。

アンコール
ネクスト・ステップ
これも力強い曲でした。 アルバムのほうはまだ聴いてないけれど(今日買うと2,000円だと知っていた。)ゆっくり聴いて楽しむこととしましょう。

これを2000円出して買うと、アルバムが付いてくるといわれたチョコレート、プレミアムつかないかと取ってあります。



久しぶりにお会いすることとなりましたが、当然のことながら安定感のアップが印象的で魅力てきな曲は替わらずでした。
次は思わぬところで会うこととなるでしょう。
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告知  『ハクエイ・キム 初ソロコンサート』

2011-07-12 17:30:54 | サポート中、ライブ


都内でユニークな活動を続けているめぐろJAZZ研が主催するハクエイのコンサートが開催されます。
まずはめぐろJAZZの告知を貼り付けさせていただきます。

♪ めぐろJAZZ研主催
協 力:ユニバーサル・ミュージック/area azzurra、ツジピアノチューニングサービス

    『ハクエイ・キム 初ソロコンサート』の開催決定!
         
         2011年8月27日(土) 開場 14:00 開演 15:00
         会場:めぐろパーシモン小ホール 
         料金(税込):2,500円(当日券:2,800円)  好評発売中!
         前中央ブロックのみ指定席(60席)、ほかは自由席

チケット発売日:2011年5月21日(土) 9時より(メールおよび下記めぐろJAZZ研事務局電話)                                      
      めぐろJAZZ研事務局およびめぐろパーシモンホール総合受付(自由席のみ取扱)
                
先行受付(指定席予約のみ):2011年5月7日(土)13時より
※翌日からは下記電話でもOKです。
  申込専用アドレス kimhaku.megurojazz@gmail.com
     申込には、希望の枚数、氏名、電話番号、チケット送付先住所をご記入の上、申し込みください。
     なお、チケット送付手数料として500円が必要となりますこと(何枚でも)をご了解ください。
     申込完了後、確認・チケット代入金のご案内をさせていただきます。
     詳細な内容については…
→  めぐろJAZZ研 事務局・平岡まで、megurojazz@gmail.com
もしくは携帯:090-2251-4152
            ※携帯がつながらない場合は、留守電に残してください。


今年の4月16日にめぐろJAZZ研主催のトーク&ライブショーがおこなわれ、ハクエイがトークショーとソロパフォーマンスをしたそうです。
あのハクエイがトーク・ショー残念ながらいけませんでしたが、その少し後、ねっとで今度のコンサートを知りました。

どのようにチケットを入手したらよいかもわかりませんでしたが、めぐろJAZZ研に発売前にコンタクトがとれました。
ハクエイを応援していることをご説明し、チケットが欲しい旨をおねがいすると、予約を受け付けていただけました。

自由席が多く指定席は60席だそうで、たぶんとても良い席をお選びいただけたと思って楽しみにしております。



特にめぐろJAZZ研と繋がりがあるわけではありませんが、是非盛会になってほしく、私のblogを通じてもPRさせていただきます。

このコンサート、実にタイムリーな好企画なのです。
ハクエイがトライソニークというトリオを結成しスタートしたのが2009年8月厚木のキャビンという箱がこれはグループとしてのスタートではなく顔合わせ的演奏、これが結成のきっかけだったようです。そしてこのトライソニークの結成を「3ページ目を開く」という記事にしました。

かってな事をかいていますが、その3ページ目のトライソニークの活動が今年1月のメジャー・デヴューと全国ツァーで一区切りだったのです。
ライブを重ねることで、トリオのまとまりは格段に強いものになり、演奏は順にソロをとるような、楽器が温度を下げる暇のない、緊張したものとなりました。
その形態ができると、停滞を望まない彼らがいまそれをも変えようと次のページをめくりつつあります。

ピアノ・ソロでやりたいですねということは随分前から行っていたことで、何度かソロの場面にも立ち会いました。
キース・ジャレットを心酔する彼が、この期、ソロでコンサートをおこなうことは、(凄く意識して練習していると思う)とても重要なポイントとなるだろうと予測されます。

このような場を提供いただくめぐろJAZZ研の方々にファンとして、感謝と敬意を表します。

是非皆さんも、そんなポイントに立ち会ってみてください。

さて今日はこれからちょっとお出かけ、その前に今日、半日は笑っていられたお話を一つ。

昨日、青春に関する小説の思い出について、「いまだ青いまま」という記事にしました。結構思いで深い作品を選びましたので、これ好かったですね、とかこんなの面白かったです、なんてコメントとか来るかなと思っていましたら、トラックバックが一つ来ました。

「薄毛用シャンプーでどうなる?」 こうゆうの絶対削除しません。



指定席、自由席、完売になったそうです、ありがとうございました。


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いまだ青いまま

2011-07-11 20:47:31 | 
ジェフリー・ディヴァーの短編を13ヶくらい読んだところで、少しあきがきて日本の小説を読むことに変えました。
以前評判から図書館で借りましたが、そのときは時間切れ、それが文庫で出ているのを見つけて読み出しました。
とても良い感じですが、まだ1冊目なので何かはもう少し読んでから。
実は青春小説ですが、この歳になって、なんで青春小説なんだか、これがかなり好きなのです。私、まだまだ青い、いや青いまんま、お恥ずかしい。
Blogを書き始める以前に読んだ本などを振り返ったことはありますが、青春小説って好きなのに振り返ったことがありませんでした。
振り返った本たちコミック絵本にちょっとお付き合い願って(昨年末の事故でかなりが失われてしまったけど、このように残しておいたこと良かったと思っています。)青春ものを振り返ることにしました。

まずはblogを始めていたならば必ず記事にしたであろう近年のお気に入りを、写真も探してきて貼りますが、自分のものではありません。
最初に思いつくのが、



「夜のピクニック」恩田 陸 2004年 新潮社
胸がキューンとするんですね。



そして「風が強く吹いている」 三浦しをん 2006年 新潮社
最近ではこれが強烈な二つでした。

そしてもう一度かんがえて思い浮かぶのがこの二つ。



「流星ワゴン」 重松 清 2002年 講談社



「僕たちの戦争」 萩原 浩 2004年 双葉社

4つ選んだら10冊並べたくなりました。2000年以降で4つえらんでしまったので後6冊、これってかなり難しいこと初めてしまいました。
この4冊はもはや肉体は青春から遠く離れたところで読んでいますが、後は体も若かった頃に読んだものから記憶にのこっているものです。
「赤頭巾ちゃん気をつけて」1969年 庄司 薫 を選ぼうかとおもいましたが、実はその次に出た「さよなら怪傑黒頭巾」1969年 庄司 薫 中央公論社 の方が好きでした。
出てくるアコという女の子が大好きでした。



でこの頃青春ですが、ここに来るまでにはベースに幾つかの本がありました。
「風立ちぬ」  堀 辰雄 や「陽のあたる坂道」 石坂 洋次郎1962年 新潮社



などこれままだ青くもなる前でした。

これで7冊、あと3冊



「孤高の人」 新田 次郎 1969年 新潮社



それからこれはだいぶ大人になってから読んだ
「青春の門」 五木 寛之 1970年~ 講談社
も選ぶことにしました。

そうすると後1冊、いつもここでこまるけれど、趣味も強くいれて、映画も大好きだった
「けんかえれじい」 鈴木 隆 1966年 理論社
にします。



海外の小説は考えに入れませんでしたが、特別参加




「たんぽぽのお酒」 レイ・ブラッドヴリ 1971年 晶文社

それて著者がこの方なので選びませんが、青春ものとしてはこれも素晴らしかったです。
「青春の樹」 石原 慎太郎 1965年 角川書店

10冊だといいながら、13冊書いてしまいました。
まだまだ青い
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パスクァ探し  L.A.FRIENDS / Sadao Watanabe

2011-07-10 22:50:30 | 聞いてますCDいいと思う
アラン・パスクァをかなり好きで気にしていたら、ここのところ凄い魅力に感じている渡辺貞夫のDVDがあることを知りました。
そこでピアノを弾いているのが、パスクァ、ドラムスがピーター・アースキンです。






渡辺貞夫の音楽生活50周年を記念して出されたアルバムの“~50thアニヴァーサリー・コレクション”というアルバムに2001年1曲新しい“マイ・ディア・ライフ”が録音されて、そのメンバーが
渡辺貞夫(as)
ラッセル・フェランテ(p, key)
ロベン・フォード(g)
エイブラハム・ラボリエル(b)
ピーター・アースキン(ds, per)
アレックス・アクーニャ(per)
ランディ・クロフォード(vo) でした。

ネットをみていたら、渡辺貞夫のライブ映像が合って2001年録画があって、メンバーピアノだけアラン・パスクァになっていましたが、そちらで収録したものかなとおもいましたが、どうやら とがうもの、でもパスクァと貞夫これはみたくなりました。

購入したものはどうやらかなりあやしいDVD、その年50thアニバーサリー記念として宇都宮を皮切りに年末おこなわれたツァーをTV放映したものを焼いたもののようです。



2曲目、“カリフォルニア・シャワー”ミス・リードがきちんと映ってしまてますが、こても差し引きプラスで放映されたのですね。それがDVDになってしまって、貞夫が販売を許したか解らないところです。
3曲目、最近吹かないソプラニーノ、そしてピーター・アースキンのドラム、日曜の午後、実はちょっとワインものんで、たまりません。
5曲目は“パストラル”思い出深い曲です。青春、この曲で青春の話題に行きたい。それは明日にします。
7曲目センシティブなピアノとアルトの響き、僕たちは渡辺貞夫というミュージシャンと時を同じくした事を幸せに思わなければなりません。
9曲目が終わって舞台には今は亡き、ディヴ・カーペンター(1部で弾いていた)がみられますが、そのままアンコール、“オレンジ・エキスプレス”簡単に演奏の入ったように見えますが、観衆のプレゼントや声援の中から曲をスッと始めること凄いミュージシャンたちです。
そして“マイ・ディア・ライフ”私もずいぶん長い間JAZZを聞いてきたのだと思ってしまいます。



パスクァはピアノ・トリオで始めてそれ以外を段々と聴いてきていますが、こんなところで出会いました。もう一つ気がつかないところにありましたが、それは後日。

でこのDVDを購入するのにポチィるのミスしました。

一枚不要になので、blog100万記事にコメントいただいた方で、パスクァとつながりある方にプレゼントしようと思います。
こんな怪しいのパスクァも持ってないかも知れませんからね。

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お付き合いありがとうございます。

2011-07-08 22:46:49 | その他


Blogを始めたのが2006年の4月からですから5年をこえて,こうなると結構古顔になってしまいました。
当時いろいろ教えてくださった方もまだ続けているので、いつまで経っても、初心気分は変わりません。
文の組み立ては,ちっとも上手くなりませんが、書く速さは早くなっているようです。
なぜ今日このようなことを書いているかというと、これまで閲覧していただいた数が(PV)1,000,000を超えるからです。
三日前には一日で3,274とすごい閲覧数があり、もう少し先だとおもっていましたが、今日中には百万件を超えるようです。

百万ヶ目を踏んだ人がだれだかはわかりませんので、プレゼントも用意しておりませんが、こうやって続いているのも、ひとえに皆様のご支援の賜物と御礼申しあげます。やはり皆さんがいらして、お声をかけてくれるのが、一番の励みになるのです。

閲覧数が極端に多くなる日があるのは、どちら様かの機械がおかしいのかも知れないと思ったりしますが、ご訪問いただいた訪問者数(IP)も数日で300,000人を越える予定ですので、こちらは間違いがないだろうと思います。

Blogを運営していることが、親族やオクサンの友達にも知られてしまい、あいつ又遊んでいるとか、高そうなもの食べているとか、弊害もでてきましたが、あの記念すべき日にどうしたとか、読んだ本がどうだったとか、昔のことも振り返ったりするので、自分の記録にもなってきて、差し引いても、良いことのほうが多いと思っています。
人前のご挨拶なども少しは気が楽になってきましたのも、お読みいただける方を毎日のように意識しているからではと最近思いました。

ということで、つたなくて恥をさらしているようですが、今後もお付き合い下されますよう、よろしくお願いいたします。

ここで改めて書いておきますが、私は評論家ではありませんし、それを気取るつもりもありません。又批評をしようとも思っていません。
ただ、ミュージシャンなり、作家や料理人の方への、畏敬の念をあらわして、長くお付き合いいただいている方の参考になって、喜びが分かち合えればと思っております。

何卒そのようにご理解のうえ、ご来訪賜りますようお待ちしております。
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やり過ぎに後で気づく Continuance / Jonathan Katz

2011-07-07 21:18:51 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんで、名前はどこかで聞いたような気がするけれど、見たことないアルバムがあります。リズムもよさそうですし、拾ってもいいかなとCTIのラロ・シフリンの2枚手にとりました。
ですから5枚選ぼうとしたのはこの後、でも知りませんでした、この人日本にすんでいるのですね。

1曲目はイエール大学とイーストマン音楽学院で音楽を学んでいるときエバンス風という課題で出来た曲、ハーモニーといい、メロディといい、これがエバンスを良くとらえていてなかなか良いピアノです。
2曲目“Angel Eyes”を少し凝った、ベースドラムスが効いているアレンジで曲のイメージよりかかなり硬い、リッチー・バイラークに師事したそうで、クエストの影響あるそうで、ここら辺が好みの分かれ目、私にはちょっとやりすぎ。
3曲目、スティビー・ワンダーの曲だそうですが、これが美しいバラッドになっていて、これ良いけどやはりすっきり終わらせて欲しい。
4曲目はモンクとモーズ・アリソンを思い浮かべる曲だそうですが、モーズを知らない、モンクの香りは充分します。
5曲目“You Don't Know What Love Is”ベースが単音でリズムを刻んで、そこにお馴染みのテーマ一味違う緊張感ある演奏は、なんだかピアノがいろいろ語って、これは多弁なユー・ドント・ノーです。
7曲目の“Invitation”も凝ったアレンジ、このアルバムこの人の1枚目がチャゲ&飛鳥の曲をアレンジしたアルバムだったので、彼としてはデヴューアルバムに等しいものであったそう、ちょっと気張りがあるのは仕方ない、僅かにやりすぎなのです。
8曲目“On Green Dolphin Street”も凝ったアレンジ、ほぼ最初のアルバムだからしょうがないけど、このちょっとやりすぎ感が好みの微妙なところです。
決して悪くないけど、このアルバム、ちょっとやりすぎたよね、と後から思う(やっているときは真剣だから気がつかない)ようなところがある、でもフレシュでいいかというアルバムです。
リズム隊良い仕事しています。

Continuance / Jonathan Katz

Jonathan Katz (piano and all arrangements)
Peter Washington (bass)
Yoron Israel (drums)

1 Continuance
2 Angel Eyes
3 All in Love Is Fair
4 Mose-Monk
5 You Don't Know What Love Is
6 Quiet Times
7 Invitation
8 The Peacocks
9 On Green Dolphin Street
10 Wendigo




コメント (2)
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