
中古ショップでラロ・シフリンがCTIから出したアルバムがききたくなって、他の一枚と2枚買おうとしたら、5枚で1枚200円引きとなっています。
あと3枚は買わないな、と思っていると買おうと思っていなかった新譜が結構安い、ここから200引きだとかなりお安い、それを手に取ればあと2枚、1枚はすぐに決まって、残り1枚、とにかく安いものと思って選んだのがこの1枚でした。
なんだかとても長くなってしまいましたが、このアルバム見たことなかったし、the blow-up extra sessionsとあって、ジャケからすると新主流のセッションのかと思って選びました。
ハービー・ハンコックのthe blow-up」というのは1966年に録音された、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の映画「欲望」のためのアルバムです。
Freddie HubbardやJoe HendersonやPhil Woodsが参加したアルバムです。
でこれがそのアルバムかというとそれとは別物、イタリアででたかなりいんちきなアルバムでした。
1曲目、いきなりピアノのソロ部分から始まって、その後にバリトン・サックスとペットのユニゾンのコーラス、ペットのソロと続きます。
なんと1曲目から8曲目までは、1961年に録音されているDonald Byrd/Pepper Adams Quintetの演奏です。
2曲目P・アダムスはあまり聴いていないのでこれが結構いい、ラロ・シフリンのCTIでもふいてるから、つながりました。
6曲目、長いハンコックのソロ楽しめるし、ドナルド・バードも久しぶりです。
The blow-up sessionsと呼べるのは最期の3曲、ジャケには全10曲となっていますが、11曲目が入っています。
こっちは短い演奏で、特に音もよくないし、でも最初の8曲が楽しめたのでいいっかともおもいますが、冷静にはんだんして、これはいけないアルバムということで、なんと久々の“解らない”にしました。
週末の欲望ってなんだいということになってしまいましたが、私ミケランジェロ・アントニオーニの映画「欲望」当時観ました。
公園のから写真を拡大していく殺人事件が判明していってというサスペンスから不条理な世界がえがかれるのですが、うそかまことか、この公園をきれいに取るために、アントニオーニは木の葉に色を塗ったという話が大好きでした。

それでこの時代、とても感化された映画のことをおもいだしていたら、一番思い入れがあるのは、ジャン・リュック・ゴダールの「ウイーク・エンド」だったと思ったわけで、

それで週末の欲望、別にわたし欲情したわけではありません。
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