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個人の好みだから 15 SCENES / La QUARTINA

2018-07-23 17:32:47 | チェロ無難


藤森亮一氏がトップのチェリストのカルテット「ラ・クァルティーナ」のアルバムは結構もっているけれど、好みが結構わかれる。変わっているのは紙ケース部分はデザインされたケースで内側のプラ・ケースには4人の写真を使っている。



今回買ったのは映画音楽を15曲演奏したもの。1曲目“第三の男”から聞き始める。ちょっとピンとこない感じで4曲目の“黒いオルフェ”も変わったアレンジでしっくりこない。
チェロ4本は同じ音域をもっているから、パートとしては音域を分けるのだろうけれど、弦楽4重奏とはアレンジが変わって各自の個性が出しづらいような気がする。そこでアレンジにこるのだろうけれど、そこが結構危険領域かもしれない。
1曲目から4曲目まで、アレンジはドイツの巧妙な現代作曲家のThomas Mayer Fiebig氏だそうだけれど、これが好み出なかった。
クラシックの人がポップを演奏したり、アレンジすると、根のところに持つクラシックの上品さがどうしても全体を覆って、いい意味の怪しいところが出てこない。知った曲にどうしても新鮮な驚きがついていかない。クラシックがすべての人には面白いのかもしれません。幾人かの人がアレンジを担当しているのでいくつかの曲はうんうんと納得できるものもあります。(生意気ですみません)

これってポピュラーの原曲自体の限界もあるのでしょうか。ラ・クァルティーナは素晴らしいグループですから、持っているアルバム「ADAGIO」の1曲目S・バーバーの「弦楽のためのアダージョ」などは、アレンジは不詳ですが、チェロのアンサンブルがため息のでるようで美しい。
聴きたいアルバムの違いであって、これは聞く方の好みがほとんどです。永くお付き合いがある人のための個人的な好みでした。





ADAGIO

演奏:ラ・クァルティーナ チェロ四重奏
(藤森亮一、藤村俊介、銅銀久弥、桑田歩)
2003年3月 録音


◾S.バーバー:弦楽のためのアダージョ
Samuel BARBER : Adagio for srings
◾W.A.モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
Wolfgang Amadeus MOZART : Ave verum corpus K.618
◾J.パッヘルベル:カノン
Johann PACHELBEL : Kanon
◾J.S.バッハ:サラバンド(無伴奏チェロ組曲6番より)
J.S.BACH : Sarabande - Cello suite BWV1012
◾G.ゴルターマン:ロマンス
Georg GOLTERMANN : Romance
◾E.グリーグ:ソルヴェーグの歌(ペール・ギュントより)
Edvard GRIEG : Solveigs sang - Peer Gynt,op.55
◾E.グリーグ:オーゼの死(ペール・ギュントより)
Edvard GRIEG : Ases death - Peer Gynt,op.46
◾J.S.バッハ:サラバンド(フランス風序曲より)
J.S.BACH : Sarabande - Overture BWV831
◾P.I.チャイコフスキー:夕べの祈り
Pyotr Ilyich TCHAIKOVSKY : Evening Hymn
◾R.ワグナー:荘厳なる曲
Richard WAGNER : Feierliches stuck
◾G.ゴルターマン:2つの小品
Georg GOLTERMANN : 2 Morceaux de Salon
◾F.グルツマッヒャー:聖歌
Friedrich GRUETZMACHER : Consecration Hymn Op.65
◾.A.モーツァルト:アンダンテ (ピアノ・ソナタ K.381より)
Wolfgang Amadeus MOZART : Andante - Sonate K.381

5 SCENES / La QUARTINA

演奏:ラ・クァルティーナ チェロ四重奏
(藤森亮一、藤村俊介、銅銀久弥、桑田歩)
録音:2008.8 発売:2008.10.24

◾カラス:第三の男
◾カラス:カフェ・モーツァルト・ワルツ「第三の男」より
◾バカロフ:イル・ポスティーノ
◾ボンファ:カーニバルの朝「黒いオルフェ」より
◾ルグラン:シェルブールの雨傘
◾モリコーネ:シネマ・パラディーゾ
◾モリコーネ:チャイルドフッド・マンフッド
「シネマ・パラディーゾ」より
◾マンシーニ:ひまわり
◾マンシーニ:ムーン・リバー
「ティフアニーで朝食を」より
◾坂本龍一:シェルタリング・スカイ
◾マイヤーズ:カヴァティーナ
「ディア・ハンター」より
◾ロータ:ゴッドファーザー       
◾ロータ:ゴッドファーザー・ワルツ
◾ウィリアムズ:シンドラーのリスト
◾ロジャース:サウンド・オブ・ミュージック




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