JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

JAZZじゃなくても introducing... / Ruben Gonzalez

2009-01-05 22:32:18 | 聞いてますCDおすすめ


JAZZばかり聴いている、monakaでもブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのアルバムは持っているし、素晴らしいと思う。
そこのピアニスト、1919年生まれのルーベン・ゴンザレスのアルバム、1996年の日本への紹介のアルバムのようです。
ブエナ・ビスタはその次の年の録音です。
一瞬千昌夫が歌い始めるかと思う1曲目、2曲目は有名な“エル・クンバンチェロ”
ライ・クーダーがこれまでに聴いたことがないと絶賛するピアニスト聴きたくなりました。
ソシアル・クラブでは確かに聴いていましたが、音が1つ1つはっきりと、テクでない何かが何処から発せられるのでしょうか、聴く者の包み込んでいくのです。
4曲目、クラブのラウンジでよく聞くコンガをバックしたラテンの曲が、実はとても繊細で、見えない糸で織られているだと思う演奏、このような発見が音楽好きにはたまりません。
5曲目“Mandinga”は良く知ったメロディが満載なのですが、名前は思い出しません。ネットでこの名を調べると、あるところが有名な男優に行ってしまって、よく解りません。(淑女の方は近寄らないように。)
でも曲はすばらしい、演奏がすばらしい。
JAZZじゃなくても違和感なく聴いていられるのは、実はOrlande 'Cachaito'Lopezのベースがしっかりとポイントをはずさない太い音で、JAZZ聴きにも大変納得できるのです。
ピアノ・トリオ演奏が主体なのもとても聞きやすい、このようなテクと精神をJAZZミュージシャンも一度は経験するほうがいいと思います。キューバで一度弾いてくるといいのでしょうね。
最後の曲“Como Siento Yo ”凄い基礎に乗ったキューバのピアノだと解る、もしくは天才だとわかる短い演奏です。
残念ながらルーベンさんは2003年12月になくなってしまいました。でも彼の音楽を今知ることとなりました。
JAZZではない音楽から知ること、ラテンだと思って軽く聴くと、そこにメロディ、ハーモニー、リズムを奏でる音楽の本質がある事を知る喜び、JAZZに縛ってはいけないですね。


introducing... / Ruben Gonzalez

Antonio Rodriguez ( Vocals )
Juan de Marcos Gonzalez ( Vocals )
Manuel "El Guajiro" Mirabal ( Trumpet )
Manuel "Puntillita" Licea ( Vocals )
Orlando "Cachaito" Lopez ( Bass )
Richard Egues ( Flute )

1 La Enganadora
2 Cumbanchero
3 Tres Lindas Cubanas
4 Melodia Del Rio
5 Mandinga
6 Siboney
7 Almendra
8 Tumbao
9 Como Siento Yo

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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ヒャー (rhodia)
2009-01-07 12:17:35
私のルーベンゴンザレスが大好きでした。
映画も2回見ました。ご覧になりましたか?
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ヒョー (monaka)
2009-01-08 22:00:58
rhodiaさん、こんにちはmonakaです。
ブエナ・ビスタの映画もちろん見ました。
ただこのアルバムと結びついていなくて、後でそうだと思いました。
このアルバムはとにかくピアノをメインにしていて、このピアニストに関してはこのアルバムで納得できました。
ピアノに対峙した天才にはジャンルは関係ないですね。


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