JAZZ最中

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ケニー・バロンの魅力2 THE NEARNESS OF YOU / BENNIE WALLACE

2006-09-27 20:53:36 | 聞いてますCDいいと思う
ケニー・バロンはテナー奏者との競演が大変よいと思います。スタン・ゲッツ、バルネ・ウィランときましたがこのベニー・ウォーレスのアルバムもその線から選らばれたのでしょう。太い音とメロディアスなフレーズを吹くテナー奏者をフォローする力が素晴らしい。丹精な包みこむようなバッキングのハーモニー、ホーンと対等な印象的ソロラインなどで、対するサックスはメロディが浮かびやすいのではないかと思います。
アルバムはドラムレスのウォーレスとバロン、ベースがエディー・ゴメスです。有名な曲が多く、ウォーレスの音を楽しむアルバムになっています。昔、マウント・フジ・ジャズ・フェスティバルでウォーレスがバーチオーソで吹いているのをみて凄いと思いましたが、その線を基本にしています。ベーシストがもっと力強いシングルトーン奏者で合っても良かったかと思います。4曲目“COCKTAILS FOR TWO”ではムラーツとウォーレスとのデュオで、舞台では一番寡黙で動かないベー奏者と、舞台で一番男らしく動けるテナーマンの演奏、カッコよいだろうと目に浮かびます。
ベニー・ウォーレスも個性的ですからたびたび聴きませんが、新しいアルバムがそろそる出るのでしょう。バロンの次の相手のテナーは誰でしょうか。

THE NEARNESS OF YOU / BENNIE WALLACE

BENNIE WALLACE tenor saxophone
KENNY BARRON piano
EDDIE GOMEZ bass

1 COME RAIN OR COME SHINE
2 WILLOW WEEP FOR ME
3 CRAZY HE CALLS ME
4 COCKRALSFOR TWO
5 WHY WAS I BORN
6 THE NEARNESS OF YOU
7 I'M OLD FASHIONED
8 I'VE GROWN ACCUSTMED TO HER FACE
9 SOME OTHER SPRING
10 TIS AUTUMN

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