JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

スケアクロウ マイクル・コナリー著 古沢 嘉通 訳

2013-05-23 21:43:46 | 
タイトルがスケアクロウなのに写真がアウトローなのはなんでだというと、読んだ本も記事に残しているので、本当かこちらの「アウトロー」が記事になるはずだけれど、それは中止。



リー・チャイルドの新しい作品が評判がよかったので、シカゴに行く前にかって読み始めた。成田へ向かう時も読み続けて、離陸前に上巻を読み終わりました。
次は下巻だからと思っていたら、サービスの映画上映にこの「アウトロー」がある。読み終わっていないけれど、結局見てしまいました。
上巻部分を最初の20分ぐらいでまとめられていたり、登場人物(被疑者の妹)を省略したり、映画も結構効果をねらっているのがわかって面白い。
で、結果はわかってしまったし、上巻を飛行機に忘れてしまったりしたので、結局下巻はパス。すみません。


それで帰国後すぐに読む本がないので、大好きなマイクル・コナリーの新作をよみ始めました。
マイクル・コナリーは筋立ても重厚で、主人公のキャラもしっかりえがかれるので、いつも楽しい、(一寸重めだけれど)そして今作、これまでの作品と比較してもかなり面白い、これは図書館をキャンセルして買って良かった。



お話は、ダンサーの女性の惨殺体が車のトランクから発見され、あっさり少年が逮捕される。その記事を書いた、リストラの憂き目にあっている主人公の記者が、記事の追跡調査をすると仕組まれた・・・・という話でこの真犯人がとても気味悪い。
だからストーリーを追っかけることに夢中で、お気に入りの部分を選ぶのをわすれてしまう。

読み終わったら1か所しか選んでなかった。

“ その彼女がいま、まわりになにもないところのどまんなかにあるホテルのわたしの部屋で目のまえにたっていた。人生ってやつは、ときおり、奇妙な演出をするものだ。 ”

この本の主人公2人には、前作があってそれがこちらに続いているそうで、その「ザ・ポエット」もかなり面白そう。コナリーを読むようになったのはもう少し後になってからだからこれは図書館ですぐ手にはいるだろう。

次の本が手にはいっているので、いつか間が空いたときにきょんでみよう。

で気に入りの部分ではないのだけれど、この本のタイトルにもなっているスケアクロウ、「オズの魔法使い」の中にでてくる知恵のない案山子がキーワードになり、挿絵をかいたウィリアム・デンスロウも出てきてます。

ということで挿絵とその後バットマンで悪役になっていく案山子です。









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