JAZZ最中

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ちょっと違うユリ SZPILMAN / URI CAINE

2015-01-13 18:08:53 | 聞いてますCDいいと思う


ユリ・ケインのアルバムがいつものWINTER&WINTERでないところから、それもピアノ・トリオと珍しいので、いや、珍しくなくても買っていただろう。
年末に買ったアルバムがいくつか残っています。

オーソドックスなピアノ・トリオのスタイルで始まって哀愁ある3拍子、一寸いつもとは違う感じで始まります。
読めない字が並んでいて、タイトルが「SZPILMAN」調べてみれば、ポーランドの音楽家、ウワディスワフ・シュピルマンに焦点をあわせたまので、どうやらポーランドのフェスでのライブ・録音のようです。

2曲目、ユリでは決して書かないような曲調からフリー・インプロみたいするから面白い。
3曲目、ストライド・ピアノみたいなピアノは時々弾いているから違和感はないけれど、このストレートに明るさはユリとしては何とも面白い。たぶんこのリズム隊との組み合わせがそうさすのか、オイオイという古い感じのベースソロ。

4曲目、この曲聞いたことがある。シュピルマンという人はユダヤ系ポーランド人で、戦時中ナチをのがれて帰国しドイツ将校に救われた、映画「戦場のピアニスト」のモデルの音楽家、ポーランドでいまだに演奏されている曲多いそうす。
ですからこのポーランドのライブ企画、当たらないわけがないのだろうけれど、またまたテクニックとういより気合で弾いてしまうベース・ソロ。このベーシスト1983年うまれだからまだ若いけど、あちらでは人気あるのでしょうね。5曲目もソロとって頑張っちゃいます。

たぶん、ポーランドで人気のリズム隊ににユダヤ人のユリをぶつけたのではないでしょうか。
6曲目も知っているような、トラディショナルみたいな曲。普通これぐらいの技量のリズムがバックにいると、疑問がわいてくるけれど、そこがユル・ケイン、そのピアノでちゃんと世界を作ってしまいます。

普段とはちょっと違ったユリ・ケインだけれど、このようなのもこなしてしまうという、いや哀愁ある曲になかなか盛り上がってしまうのです。

SZPILMAN / URI CAINE

Uri Caine(p)
Ksawery Wojcinski(b)
Robert Rasz(ds)
2014年作品

1. Nie wierze piosence
2. Deszcz
3. Sto lat
4. Nie ma szczescia bez milosci
5. Do widzenia, Teddy
6. Zakochani
7. W malym kinie
8. Szpilman Fantasy
コメント
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