JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

コッコッコッコッ コケッコ(アルバムとは関係ありません。) MINNEAPOLIS / MICHEL PORTAL

2012-06-14 13:45:53 | 聞いてますCDいいと思う


ミッシェル・ポルタルはとても個性が強くって凄いとは思うものの、得意じゃないアルバムも本当はある。
このアルバム、中古屋さんで見つけてジャケも良いし拾ってみた。

2001年のアルバムでポルタルがアメリカのリズム隊とミネアポリスで録音したアルバムのようだ、というよりかなりミネアポリスの意向がはたらいているみたいです。

1曲目、ドラムスのリズムで始まる短いプロローグ、このアルバムの特徴をしめします。
2曲目はなんとラップがはいってポルタルはソプラノでこれと絡むのは珍しい。
3曲目、キーボードがオルガンの様なハーモニー、それにソプラノが幻想的なメロディをふくあたり、ウエザーというよりか、マイルスがエレキを使い始めた頃のサウンドに似ています。
4曲目バスクラの緊迫するグシャとしたソロ、そのバックにエレベがラインを入れるのは、珍しいけれどおもしろい組み合わせです。
5曲目もキーボードの幻想的なハーモニー、それをバックに好きな曲、C・ミンGスの“ Good Bye Pork Pie Hat”、ヴァーノン・リードの切れ目のないエレキの音がかっこいい。
7曲目、リズムがバンバンとなって、ミネアポリスに来てのリズム陣がソプラノのポルタルをアメリカナイズさせているのがおもしろい、ピアノのTony Hymasのピアノそろが良い。
続けざまの8曲目でパート1が終わるのだけれど、1と2の違いは解らない。
9曲目の曲名は“ジュディー・ガーランド”ミネソタ州生まれだからでしょう、10曲目“ Solitudes”はジャケにはミシシッピー川が始まるところミネソタ州のミネアポリスは水の都だそうで、このアルバム、ミネアポリスを訪れたミシェル・ポルタルが地元のミュージシャンにミネアポリスをいろいろ案内されながらつくったようなロード・ムービーみたいなアルバムです。

ジャケには沢山の写真があって、ポルタルがリラックスして旅を楽しんでいるようですが、私の方は一寸ミネアポリスを勘違いしてしまいました。
五大湖のそばにあるミネソタですが、もっと南部の田舎町かと思っていました。もうすぐ近くに身内が越すというのに申し訳ないことをしていました。
勘違いしたのはこれがいけない。

佐伯孝夫 作詞、利根一郎 作曲の“ミネソタの卵売り”、知っている人も少ないだろうし、知ってても知らないというだろう昔の歌です。

「コッコッコッコッ コケッコ
 私はミネソタの 卵売り
 町中で一番の 人気者」

何とも罪作りな歌詞で、ミネソタが卵の産地でも何でもありません。
ただただ、作詞の佐伯氏が偶然組み合わせただけみたいで、私の方も一寸拝借して

コッコッコッコッ コケッコ
とさせていただきました。



MINNEAPOLIS / MICHEL PORTAL

Michel Portal : bass clarinet, soprano saxophone,alto saxophone, bandoneon
Vernon Reid : electric guitar
Tony Hymas : keyboards, piano
Sonny Thompson : electric bass, rap
Michael Bland : drums

PART ONE:
1. Domimonk
2. M.P.On The Run
3. Sky Tinted Water
4. Matourmatourmatourmalet
5. Good Bye Pork Pie Hat
6. On Nicollet Avenue
7. The Squirrel And The Loons
8. The Talking Bag
PART TWO:
9. Judy Garland
10. Solitudes
11. The Dred Scott Marker
12. Shopping For Black Shirts
13. Au Black Dog
14. Cinco De La Tarde
コメント
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