JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

風に凛と立つ WORLD PASSION / Tigran Hamasyan

2006-11-27 21:52:33 | 聞いてますCDおすすめ
CDショップでブラブラしていたら、このジャケを発見。確か評判が良かったと思ったけれど忘れてました。ピアノTigranが録音時17才。歳自体は驚かないけれど、17才でこのフレーズは、はっきり言ってしんじられない。選曲は自作以外、母国アルメニアの民謡がほとんどで、繊細なタッチのフレーズもスッと弾けるところ、無理がありません。リズムを刻むところは少し乱暴かと思うところもありますが、ソロは滑らかな上モーダルに感じます。アコーステックピアノもよいのですが、エレピの3曲目、9曲目のソロは素晴らしいと思います。昔エレクトリックピアノが使われ始めた頃、使いこなす人と、そうではない人の差が歴然と感じられましたが、このアルバムのエレピは、当時の使いこなしている人の、エレピの音とメロディがぴったりしている感じを覚えました。このアルバム1曲目の聴き始めから、bassのFrancols MoutinとdrumsのArl Hoenigのリズムが素晴らしく、うねるようなbassと、変化しながら、積みあがるリズムがピアノの最大の味方になっています。3曲目の民族楽器Duduk Zumaの音色は乾燥した大地を思い描き遠く広がるようです。8曲目で使われている楽器はオーボエのようなダブルリードとわかるのですが、こちらはリードが有るのでしょうか。なんか尺八のようなところも感じます。この他にテナー、ソプラノをBen Wendelが熱演しています。6曲目でかなりハードな男性的なフレーズを吹きまくりますが、好みを言うのであれば、ここのソロにもう少し色香があって欲しいと感じました。
聴き終わったみれば、やはり若さを感じます。それも風に向って凛と立つ、若者の潔さでした。

  WORLD PASSION / Tigran Hamasyan

Tigran Hamasyan piano erctric piano
Rouben Harutyunyan Duduk Zuma
Ben Wendel soprano tenor sazophone
Francols Moutin bass
Ari Hoenig drums

1 WORLD PASSION
2 WHAT DOLES YOUR HEART WANT
3 THESW HOUSES
4 PERT1:THE FRUIT OF THE TRUTH
5 PERT2:ETERNITY
6 THE RAIN IS COMING
7 MATHER'S IAMENT
8 TROSENFEET
9 WHAT IS THIS THING CALLED LAVE
10 NATIVELAND
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする