ここのところ、ソロピアノのアルバムを聴く機会が多かったと思います。特に好みというわけではないのですが、縁は大切にしないと。ということでもう一つ聴いてみました。ソロピアノというのは、全てを自分の責任で演奏するので、大変なことと多くのピアニストが語っています。ましてや、コンサートのソロを録音することは、普通の集中力では難しいと思います。その集中が結晶となっているのが、このソロコンサートのアルバムです。ピアノはオーソドックスな基本に正しいテクニックです。ここで曲も演奏している、セロニアス・モンクの影響が感じるピアノです。ハーモニーをしっかり選んだ上にメロディを作っていく真摯な感じです。1曲目“Blacks Color"というTRADではじまるハーモニーは、美しいことをそのままに“spartacus”のテーマに続きます。コンサートなのでミスがゼロとはいえませんが、それを超える精神の表現と集中が感じられます。4曲目の“I Love You Porgy”は見事にそのハーモニーが空間を漂い、コンサート会場に天使が舞い降りた気がします。
ちょっと孤高みたいなところがあるHerschですが、元気で頑張ってもらいたいと思います。
LET YOURSELF GO / FRED HERSCH
FRED HERSCH piano
1 Black Is Color / Love Theme from “Spartacus”
2 Speake Low
3 My Old Man
4 I LOve You,Pogy
5 Moon& Sand
6 ...departed
7 Let Yourself Go
8 Blue Monk
9 The Nearness ofYou
ちょっと孤高みたいなところがあるHerschですが、元気で頑張ってもらいたいと思います。
LET YOURSELF GO / FRED HERSCH
FRED HERSCH piano
1 Black Is Color / Love Theme from “Spartacus”
2 Speake Low
3 My Old Man
4 I LOve You,Pogy
5 Moon& Sand
6 ...departed
7 Let Yourself Go
8 Blue Monk
9 The Nearness ofYou