JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ロックを感じるのは私だけ?Emile Parisien / Au revoir poc-epic

2006-11-07 20:59:24 | 聞いてますCDおすすめ
このアルバムは、奥さんがフランスで店員に進めれれて持ち帰ったものです。フランスでもつい先日発売になったものです。ジャケット写真からみても良さそうだと思いました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20061103

2曲目、映画で古城のお化け屋敷に入っていく時に流れるようなワルツで始まります。ワルツ部分が終わると、不安定なメロディーをソプラノが吹き始めます。それが段々熱を帯び、色彩が増していきます。それぞれの楽器が絡み合いスリリングです。ドラムは爆発します。3曲目べースソロからソプラノが悲しげなメロディーで絡んでいきデュオとなり、同じメロディーでピアノが入ってきます。哀愁を帯びたエレジーという感じです。キラキラ光るピアノの上をジプシーの嘆きが聞こえてくるようです。(このメンバーがジプシーに関係するかはまるで知りません。)ともに10分を超える曲ですが、すばらしい盛りあげです。4曲目は1分台の即興でテーマを探るような曲です。5曲目は16分少し、無機的なうねる感じで始まり、熱く、色づく変化が訪れてきます。7曲目もパターンを繰り返す中、色彩が変化し4名が反応しあい気が付くと、この世界に引き込まれています。ドラムが多彩に変化しながら、ピアノ、サックスと絡んではじけます。8曲目は7曲目と切れ目がないよう始まり、はじけた世界から民族的で、モーダルな安定した世界に導きます。
私ドラムはあまり解らないので、耳が追う事が少ないのですが、このドラム追っていました。私も好きなビリー・コブハムを思い出しました。このグループ演奏を盛り上げていくのに、メロディーなどの変化などに合わせて、テンションをどんどん上げていく方法を強く感じます。静かに始まるサックスは、段々とうねって盛り上がるリードギターみたいに感じます。それに多彩にドラムなどが変化していく様は、(私実際にはロックってあまり聴いていないのですが)ロックのライブを見ているような気になりました。
このグループのライブ、見てみたい。このアルバムかなり衝撃です。フランスのショップの方、これを薦めてくれてありがとう。

Au revoir porc-epic / Emile Parisien

Emile Parisien sax
Julien Touery piano
Ivan Gelugne bass
Sylvain Damifourcq drums

1 Poupee russe
2 Le clown tueur de la fete foraine
3 Hysm
4 Pitet le fil ouge
5 Eskal
6 Pterois Volitan
7 Au revoir porc-epic
8 L'amante religieuse

コメント (4)
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