goo blog サービス終了のお知らせ 

JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

「十五少年漂流記」への旅 -幻の島を探してー 椎名誠 著

2021-07-22 09:35:38 | 


ショップで文庫本をみていたら椎名誠氏の新しいものが並んでいた。
椎名誠しの音は随分お世話になったけれど補佐しぶりという感じで買ってみた。
小学校で出会った市の人生を左右した本「十五少年漂流記」のモデルになった島を探すエッセイ集だった。

思いを馳せた島に実際にいいけたことで、実に気持ちのこもった分になっているように感じる。本自体はそれだけではなくて、アラスカ、ツンドラの蚊が世界一邪悪だとする”チ五s久手多すぎるいたらしいものたち”が親しんだ椎名節で実は一番面白かった。

という事で暑い夏には軽く読めて楽しい。

どうでもよいいことだけど、一つあれれと思うことがある。
この本発行がが7月1日になっている。その文庫についていた帯の池澤夏樹氏の文。

「この夏が不完全燃焼だった人はこの本一冊で解消できる」とあるけれど、7月初めにそれ言われちゃってもなと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山怪 弐、参  田中康弘 著

2021-06-30 19:47:19 | 


以前に山の中に入って不思議な体験をした人の話を集めた「山怪』という本を面白く読んだ。



もはや山には入らないだろうから、怖い体験も不思議な体験もない、安全な生活。冒険3題も決してしたくないことだし、これもそうだけれど、読む分にはそれが本当にかたられているので、逆に面白い。

新聞の広告をみていたら、参まで出ているようで、借りることにした。長い本を完読することがなかなか大変になっているけれど、これは結構良い。一つ一つも語りの収集だから短いので読み易い。
そしてそれが3巻まで収集されてきているので、ほめすぎとは思うけれど「遠野物語」を思い浮かべてしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冒険三題

2021-06-28 21:27:30 | 
本を選ぶのに本の紹介本を時々使う。前によく読んでいた椎名誠の本がああったのでそこから3つ選んで図書館から借りてきた。



ひとつ目が斎藤実著の「太平洋漂流実験50日」漂流するとき海水を飲んでも大丈夫という証明のために自身が”ヘノカッパ号”で漂流実験をした体験記。



児童向けに書かれているので字も大きくて説明も丁寧。台風で船は壊れて本当に究明ボートで漂流救助されるのだけれど、塩水を飲んでも大丈夫という証明がされた。これを知ったことは良いことだ。実際には体験しないだろうけれど。なお海水1に対して真水2を混ぜること。

二つ目が安間繁樹の「ボルネオ島再奥地にゆく」



紹介でジャングルの獣道を進んでいて猛毒のキングコブラに遭遇したということが書いてあるということなので、これはそこのところを拾い読み。

体は私の前腕のふとさだ。2メートルはあるだろう。いや、昔西表島で実測したサキシマスジオと比べると、3メートルはゆうに超えている。額は平たく頭全体は丸みをおびつぁ三角形だが、これがまた大きい。胸は幅広く、その背面に黄色の逆v時の模様がある。
キングコブラだ。

寝ていたのだけれどこのあとせっかくの機会だからとカメラを取り出している。

カシャ。瞬間、コブラは鎌首を持ち上げて攻撃態勢をとる。体が硬直し私は自分が極度に緊張しているのを感じた。音になのか光になのか知らない、とにかくコブラは一瞬に反応した。

って5枚の写真をとったのだけれど、私はマジ絶対にボルネオの森は歩きたくない。



そしてもう一つ借りたのが佐野三治の「たった一人の生還 『たか号』漂流二十七日間の闘い」。



昔読んで、面白かったことは覚えている。仲間が死んだりしているし、私はもう絶対にヨットレースはしないだろうから、これはパスしてしまった。

という事で絶対にしたくないこと3題でした。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人生は喜劇だ  知られざる作家の素顔  矢崎泰久 著

2021-05-17 10:05:00 | 


図書館で手に取ったら面白そうなので借りてきた,『話の特集』の創刊者で作家との交友が多い。

タイトルの「人生は喜劇だ」と言い切っているのが凄いと思って借りた。私なら「人生は〇〇だ」ってなんとするだろうと思たわけで、さすがに悲劇や不条理劇とは思わないし、活劇でもあろうはずがない。なんて考えてみてもどうもしっくりしたのがないのは私の人生だからなのだろう。
と読みだしてみたら、こんなこと書いていいのというのが沢山。『話の特集』を出版する過程での作家などとの交友時の話で、永六輔、五木寛之、小沢昭一、岩城宏之、野坂昭如、色川武大、山口瞳、川端康成、三島由紀夫、松本清張、大江健三郎、などの知らざる思い出が書いてある。
親しんだ人たちで興味深いわけだけれど、ごく親しくした人の話題は暴露って言っていい。

永六輔と新潟のトルコ風呂で遊んだときに、永六輔が矢崎の個室に会い方と飛び込んできたときに言った言葉。
 「矢崎さん、この人が僕を永六輔っていうんだ。人違いと説明してくれない?」

対談で北杜夫と吉永小百合を設定して、終わり近くなると北杜夫が吉永小百合のどこかにのべつ触ろうとする。その後水の江瀧子のお店に移っても変わらないので、ターキーが起こって北杜夫を追い出した。後日矢崎が北に文句をいうと北が言ったこと。
 「遠藤(周作)と賭けをしたんだ。小百合ちゃんのスカートの中に一分間手をいれたら勝つことになってい    た。」

私はいま、書くことのできる品等のことを洗いざらい書いておくしかない。そう決心したとたんに、澱ののようなものがストンと落ちた。

と著者が最後に書いている。御興味のある方はどうぞ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネヴァー・ゲーム ジェフリー・ディーヴァー 著 池田真紀子 訳

2021-05-13 11:58:49 | 


大好きなジェフリー・デイーヴァー(残念ながら新しい文庫は挫折した)の新シリーズを予約しておいたら順番が回って来た。コルター・ショウという懸賞金ハンターを主人公にしたシリーズ。
懸賞金ハンターというっても、賞金稼ぎみたいなお金だけ目当てではなく、不明になった子供や老人などを探しのが目的。ただ追跡能力に秀でているので、犯罪にからまってきてしまう。実は大金持ちというのもわかる。

ライムやアメリアなどのキャラクターに慣れているから、読みはじめどうしてもコルト(とも呼ばれる)のキャラが薄い感じでこれはしょゆがない。3分の2ぐらい読んだところで馴染んできた。きちんと最後のほうで驚かせてくれるのはディーヴァーで安心した。
最後数ページなのに謎が深まっていくのは、シリーズだからで、次作もこのシリーズになるみたい。

椀量、格闘テク、サバイバル知識、能力にすぐれたキャラは珍しいから、ほかのシリーズと並行してくれるとうれしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒と白のはざま  ロバート・ベイリー 著 吉野弘人 訳

2021-05-06 09:59:17 | 


この頃1冊の本を完読する感性の集中が弱くなった。大好きなジェフリー・ディーヴァーの新しい文庫は、時間逆行で進行するので、とっつき困難で、評判も大変という意見が多いのであっさりと退散した。ずっと読んできているグレイマンもなかなか続かないで(816頁もある)止まってしまった。
そんな状態でこの本は読み切った。1作目の「プロフェッサー」が面白かったので、2作目(本書)を1年ぐらい前に購入したけれど、ほかにいって読まないでおいてあった。



弁護士の話で好きな分野なんだけれど、どちらかというと法廷の駆け引きというよりか、途上人物の気持ちのいろいろな流れが主になるのでちょっと残念で止まっていた。
そしたら3作目「ラストトライアル」が1月に上梓されたので、これは人気あるのだあろうと読み始めた。



1作目で活躍した若手弁護士リックがもっと活躍するのかと思ったけれど、主人公老弁護士の教え子の冤罪の話。プロットが順を追って展開してくれるから、ボケにもついていけるし、仕掛けもあって面白かった。ちょっと最後はやりすぎ感をかんじたけれど、まとまった。という事で3作目もかったけれど、このまま続けてではなくて、これも549ページのイスラエル情報機関のガヴリエル・アロンものに挑戦してみようか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくはイエローでをワイトで、ちょっとブルー  ブレイディみかこ 著 

2021-04-16 11:35:37 | 


世の中の評判がいいので読みたいとは思ったけれど、ハードカバーを買うまではないと図書館に予約したのは1年以上前だった。一番人気だったので番が回ってくるまでここまでかかって、だけど読みやすいからアッという間に読み切ってしまった。
英国ブライトンでビジネスマンからトラック運転手に転職した夫を持つ日本人が、水準の高いカトリックの小学校から、地元の元底辺中学校に進学した息子の、日常を語るという形式で、平易でいながらある問題の本質をズバリと見据えていくようで気持ちがいい。
時代もトランプ就任以後なので、まさに今だし、トランプ以後の人権運動が日常にどう影響していくなんて又書いて欲しくなる。
人気の秘密がとても理解できるわけで、久しぶりにティーンの考えていることと、現代の親との関係も、これぐらいが本当かもしれない。
だとしたら、我が天使たちも、心配だけみたいなみらいでなく、まんざらでもないんじゃないかという気持ちになれたのがうれしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャズ・ロックのおかげです  中山康樹・ピーター・バラカン・市川正二

2021-04-04 16:28:12 | 


図書館で借りたJAZZ関連の書籍を紹介する本を読んでいたらこの本の紹介が出ていた。中山康樹・ピーター・バラカン・市川正二の3氏がジャズ・ロックについて対談と各自の推薦アルバムが掲載されているようだ。1970年代のジャズ・ロックが大好きでなんか新しい発見があるかと思って買ってみた・



1994年の古い本で、紹介でも3氏がかなり勝手な解釈だから三様のジャズ・ロックってあったけれどそれはでかまわない。
対談の最初に世間で言われているジャズ・ロックを整理しましょうとはじまるけれど、ほとんどかみ合わないところがおかしい。
1994年だとまだまだジャズ・ロックへの視点も定まっていないのはしょうがないかも。私的には乗りやすいエレべのベース・ラインとドラムスのリズム、それとサックスなりギターが、フォーク・ロック的なメロディーをベースにインプロヴィゼーションするというような音楽だと思う。
三人が紹介する15枚づつのジャズ・ロック・アルバムは視点がまるでちがって、バラカン氏がロックはロックという立場で、市川氏はどちらかというとファンキーなジャズという感じでロックとはちょっと違うかなという感じ。中山氏はマイルスの縛りが十分あるからそこら辺のサウンドの流れでとらえている。
という事で中山氏っが一番わかりやすいわけだけれど、おかしくなったのはその15枚。
最初の1枚目がバートンの「ダスター」2枚目がバートンとキースが一緒に演奏したアルバム。3枚目がドン・エリスの「アット・フィルモア」で4枚目がマイク・ノックの「フォース・ウェー」だった。
私なら1枚目はバートンの「イン・コンサート」にするけれど、「ダスター」の歴史的意味を考えればわからないことはない。5枚目のエリック・クロスがきてこれは持っていないけれど、続いてチャールス・ロイド、ハービーマン、スティーブ・マーカス2枚と続いていくのだからほとんで持っているもので15枚中10枚を持っていた。
面白いのは3氏が共通してあげているのは、トニー・ウイリアムスの「Emergency!」一枚。実はこれ探したけれど持っていなかった。久しぶりにちょっと聞きたくなった。
他には聞きたいと思ったのはバラカン氏が挙げているジョン・ハンディーのモンタレーのライブ盤で、そういえば久しくジョン・ハンディーを聞いていなし、アルバムも持っていない。こちらの方が聞き態度が強いのでこれは探してみよう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レンブラントを取り返せ ジェフリー・アーチャー 著 戸田裕之 訳

2021-03-27 08:17:52 | 


最近本を読み切ることが減っている。目が疲れるとか、読んでいると眠くなるとかで本を読むペースが落ちたからだろうか。集中力とか、理解力が落ちたかあらだとは考えたくないけれど、たぶんそっちが本当だろう。
ちょっと前に好きだったシリーズを読んでいたけれど上下2巻で凌駕多くてなかなか進まない。
悩んでいてもしょうがないので本屋で出会ったこっちに変えた。
ジェフリー・アーチャーといえば、ストリー・テラーの最高峰だと思っているし、とても読みやすい。
『クリフトン年代記』全7部14冊もストーリの展開が見事でとどこ売ることがなかった。
今回もシリーズになるらしいが読み始めれば、いつものように解りやすい展開で、耄碌頭でもついていける。
実力弁護士の父親の勧めを拒否して、景観という職業についた主人公ウイリアム・ウォーウィックが警視総監までに成長していく話だそうだが、第一部はその始まり。
最愛の女性が見つかったのに主人公が悪役の妻クリスティーナ・フォークナーとどうこんがらがるのだろうと思っていたら、すんなり裁判は済んだし、悪徳弁護士ブース・ワトソンへもたいした反撃もしていないので、ここら辺が次につながっていくのだろう。この1部ではこの二人が魅力的だった。
たぶん1年後ぐらいに次がでるだろうけれど、これを読み来るのは間違えないだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルバート・アイラーのことを語ること  五十年後のアルバート・アイラー / 細田成嗣 編

2021-02-07 09:43:05 | 
  

アルバート・アイラーについての本が出た。なくなって50年だからかもしれないけれど、この本を買う人は何人いるのだろうか。『東京大学のアルバート・アイラー」なんて本もあったから、採算が合うという考えだろうか。こちらもその対象か無性に欲しくなった。500ページいじょうのこの本をしべて読もうとは思わないけど、気になるところを読んでいきたい。主要ディスクがガイドになっているのも体系出来てうれしい。
アルバート・アイラーと聞いてウームとか、背筋に緊張を感じるという人がいまどれほどいるかわからない。
1936年に生まれて、イースト・リバーに浮かんでいたのが1970年、34歳の若さで亡くなっているから、アルバムの活動も1962年から70年までの8年、主要アルバムも25枚という少なさだ。
コルトレーン、ドルフィーを除いてこれほど特別扱いで語られるサックス奏者は珍らしい。
アルバート・アイラーについて語るという事は、1960年代をジャズった人にはある意味があるように思う。この記事を書くにあたってもちょっとこちらはこころの準備が必要だった。1960年代の後半、アルバート・アイラーについて語るという事はちょっと決心がいることで、一つ間違えると「ヘッ、何言ってんの!」と思われるのではとジャズ初心者には大変なことだった。
まだアイラーは生きていたけど、ESPのレコードなどは家で聞くことはできないからアイラーはジャズ喫茶で聞くものだった。(ESPに廻す小遣いはなかった)



当時のリアルで「ラブ・クライ」は買って「ニュー・グラス」も買ったおぼえがあるけれど見つからない。これはいらないと売ったのではないだろうか。ライブの方はコルトレーンで買ったのに入っていたし、「ラスト・レコーヂングvol2」亡くなってからだいぶたっての発売だった。
ジャズ喫茶でアイラーを聞くというのが、若造の背伸びだあったわけで、当時渋谷の”オスカー”でリクエストして一曲だけで止められたと思い出がある。渋谷の反対側のブラックホークではそんなことはなかった.
ジャズ喫茶は気楽に話す場所ではなかったので、聞いている人たちの目つきを判断したりして、アルバート・アイラーなんかが鳴っていると、緊張しあ状況が生まれていた。だから、ジャズ喫茶においてもアイラーを語るなんてことは無理なことだったと思う。



アイラーが亡くなった後に、出たのを買ったのがこちらのCD。

という事で、アイラー本を今買うっていうのは、あの時代の未完成に終止符を打とうとしているのかもしれない。

この本、60年代のナット・ヘントフの論評やスウィングジャーナルの取材記事なども掲載されているが当時の文は今更いらない。
面白いのは、「ハラヒレ、ララヒロ」(知っている人は知っている)を通り越したて、50年たった今の思いだ。後藤雅洋、村井康司、柳楽光隆各氏の対談が面白い。

村井 まあたしかにね。岩波先生のトンデモないテキストがいっぱいありますからね。

なんて当時じゃ書かない暴露話や70年代をいきてたらっていう話で

柳楽 絶対フュ―ジョンをやってたんじゃないですか?
柳楽 まあでも、せいぜいジェームス・ブラッド・ウルマーとかビル・ラズウェルとかと一緒にアルバムを作ってちょっと話題になるぐらいじゃない?

みたいなよた話があったりもうちょっと高尚な菊池成孔氏と大谷能生氏の対談などが、時代を読み取って面白い。

という事でアルバート・アイラーに関しちょっと気が楽になったけれど、初期のアルバムもっていないな~と気が付いた。
ちょっと探したら1980円でとんでもないものが出ていて注文した。
3月になるまで届かないようだけど、そして内容紹介もたぶんしないとおもけどついたらどんなのかは記事にしようと思う。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする