昨日の朝日新聞夕刊に、「放射能法質 4万人避難 非常用発電なぜ停止」という記事がありました。
今回の地震で福島第一、第二原発で、非常用ディーゼル発電機が止まってしまったのは、津波で浸水してしまった可能性があるのだそうです。
3月11日(金)の東日本大地震で、福島第一原発(東京電力)は自動停止しました。
外部からの送電が止まったため、いったんは非常用ディーゼル発電機が自動的に動きました。
ところが、約1時間後に、非常用ディーゼル発電機は全部が停止してしまいました。
電源がないと、「緊急炉心冷却システム」(ECCS、空だきを防ぐため、炉心に水を注入する)が作動しません。
宮崎慶次・大阪大学名誉教授(原子炉工学)は、
「緊急作動用の非常用ディーゼル発電機の耐震設計は国の指針で最高基準クラス。作業点検も最も高頻度の機器だ。
そのすべてから電源がとれなかったということは、電気を送り込む導線にトラブルが起きたのではないか」と話されます。
東京電力も、地震または津波が原因の可能性があるとしています。
津波が原因の場合、原発に押し寄せた海水によって、非常用ディーゼル発電機が一斉に浸水してしまい、機能しなくなった可能性がある ということです。
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原子力発電所は、危険があるのは分かっているので、二重、三重の安全装置が設けられているはずです。
その全てが機能しなくなり、炉心が解け始めたということはいったいどうしたのだろうと思っていました。
非常用ディーゼル発電機が、想定外の高さの津波によって、水浸しになって壊れたかもなのですね。
(今朝の「サンデーモーニング」では、ディーゼルタンクが津波で持っていかれてしまったとの解説もありました)
今見ているテレビ番組では、民間人も被ばくした可能性があると報道しています。
今後どうなっていくのか、見守りたいと思います。
テレビでは、自衛隊の発電機が届き、働き始めたとも報道されています。
今回の地震では、自衛隊(5万人→10万人だそうです)、地元警察、消防、医療機関、電気(停電対応)などの方々が、自分の家族も被災している方も多いのに、ずっと働いてくださっています。
ありがたいことだと思います。
また、地元の方も自ら、公民館を使っておにぎりや味噌汁の炊き出しをしたりしていらっしゃる様子も伝えられています。
地元の方が持ち寄ったお米では足りなくなり、農協の倉庫を解放して使ったり、自衛隊の食料を提供してもらっている地区もあるようです。
自衛隊の方は、さすがに非常時向けの訓練を日ごろされていて、がれきと泥で埋もれている場所も、木の板を渡して人々が歩けるようにして誘導していらっしゃいました。
また、心のこもった救援姿勢も見受けられました。
高齢の女性が半日もビルに1人で取り残されていた方を救助したときは、震えていらっしゃるので、頭に(寒さ防止に)タオルを巻いてあげ、レインコートを着せかけ、さらに軽く抱きしめるようにして安心させて、救援が来るのを、体格のいい自衛隊員さんが一緒に待ってあげていらっしゃいました。
枝野官房長官は、ヘリでの取材(生存者の声が聞き取れないので)、やみくもに現地に(ボランティアを含め)かけつけることは、避けてくださいとテレビの会見で述べられていました。
現地では、電気、水(断水)、電話、携帯通話・メール、粉ミルク、トイレットペーパー、生理用品などが不足していると聞きます。
私たちは、勝手に何かを送りつけたりせず、組織だった動きを見守ることも必要かもしれません。
今回の地震で福島第一、第二原発で、非常用ディーゼル発電機が止まってしまったのは、津波で浸水してしまった可能性があるのだそうです。
3月11日(金)の東日本大地震で、福島第一原発(東京電力)は自動停止しました。
外部からの送電が止まったため、いったんは非常用ディーゼル発電機が自動的に動きました。
ところが、約1時間後に、非常用ディーゼル発電機は全部が停止してしまいました。
電源がないと、「緊急炉心冷却システム」(ECCS、空だきを防ぐため、炉心に水を注入する)が作動しません。
宮崎慶次・大阪大学名誉教授(原子炉工学)は、
「緊急作動用の非常用ディーゼル発電機の耐震設計は国の指針で最高基準クラス。作業点検も最も高頻度の機器だ。
そのすべてから電源がとれなかったということは、電気を送り込む導線にトラブルが起きたのではないか」と話されます。
東京電力も、地震または津波が原因の可能性があるとしています。
津波が原因の場合、原発に押し寄せた海水によって、非常用ディーゼル発電機が一斉に浸水してしまい、機能しなくなった可能性がある ということです。
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原子力発電所は、危険があるのは分かっているので、二重、三重の安全装置が設けられているはずです。
その全てが機能しなくなり、炉心が解け始めたということはいったいどうしたのだろうと思っていました。
非常用ディーゼル発電機が、想定外の高さの津波によって、水浸しになって壊れたかもなのですね。
(今朝の「サンデーモーニング」では、ディーゼルタンクが津波で持っていかれてしまったとの解説もありました)
今見ているテレビ番組では、民間人も被ばくした可能性があると報道しています。
今後どうなっていくのか、見守りたいと思います。
テレビでは、自衛隊の発電機が届き、働き始めたとも報道されています。
今回の地震では、自衛隊(5万人→10万人だそうです)、地元警察、消防、医療機関、電気(停電対応)などの方々が、自分の家族も被災している方も多いのに、ずっと働いてくださっています。
ありがたいことだと思います。
また、地元の方も自ら、公民館を使っておにぎりや味噌汁の炊き出しをしたりしていらっしゃる様子も伝えられています。
地元の方が持ち寄ったお米では足りなくなり、農協の倉庫を解放して使ったり、自衛隊の食料を提供してもらっている地区もあるようです。
自衛隊の方は、さすがに非常時向けの訓練を日ごろされていて、がれきと泥で埋もれている場所も、木の板を渡して人々が歩けるようにして誘導していらっしゃいました。
また、心のこもった救援姿勢も見受けられました。
高齢の女性が半日もビルに1人で取り残されていた方を救助したときは、震えていらっしゃるので、頭に(寒さ防止に)タオルを巻いてあげ、レインコートを着せかけ、さらに軽く抱きしめるようにして安心させて、救援が来るのを、体格のいい自衛隊員さんが一緒に待ってあげていらっしゃいました。
枝野官房長官は、ヘリでの取材(生存者の声が聞き取れないので)、やみくもに現地に(ボランティアを含め)かけつけることは、避けてくださいとテレビの会見で述べられていました。
現地では、電気、水(断水)、電話、携帯通話・メール、粉ミルク、トイレットペーパー、生理用品などが不足していると聞きます。
私たちは、勝手に何かを送りつけたりせず、組織だった動きを見守ることも必要かもしれません。