昨日の朝日新聞に、「セ予定通り25日 パ延期4月12日 プロ野球開幕決定」という記事がありました。
東京電力域内は、計画停電が行われている中、セ・リーグは3月25日(金)から予定通り開幕することを決定し、東京ドームや神宮球場で試合を始めるのだそうです。
セ・リーグ理事長の新純生(あらた・じゅんせい)ヤクルト常務が発表しました。
パ・リーグは、4月12日まで延期することを決定しました。
楽天が本拠地にしている東北地方の被災状況に配慮したためです。
セ・リーグは、
「野球をお見せすることが野球人としての責務」(新理事長)と説明しました。
余震や停電には「政府の指示があれば速やかに中止する」(横浜・笹川取締役)
鳴り物やアルコール販売は、「今後の検討課題」(横浜・笹川取締役)ということです。
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驚きました。
1週間後に、計画停電が行われている東京で、ナイターで試合をすると発表したのですよ。
さすがに海江田さんが「東京ドームでナイターでやるのは遠慮してほしい。するなら東京電力域外で」と注文をつけました。
(「「ドームでの試合避けて」海江田経産相、電力不足で」朝日新聞、3月18日
http://www.asahi.com/sports/baseball/npb/news/TKY201103180290.html参照)
高木義明文部科学相も、「停電で苦労しているときに、球場にあかあかと明かりをともして試合をするのは理解が得られない」とコメントしました。
(「プロ野球のナイター 文科相「停電で苦労、違和感ある」朝日新聞3月18日
http://www.asahi.com/sports/update/0318/TKY201103180232.html?ref=reca参照)
プロ野球選手会も、延期を希望していましたが、セ・リーグ所属球団のトップが話し合って3月25日開催を決定してしまいました。
そして、以下のような声明文を発表しました。
(http://www.npb.or.jp/CGI/cl/kiroku_put.cgi?key=new&type=3参照)
被災地の皆様、ファンの皆様へ
3月11日に発生しました東北・関東大震災に関しましては、多くの尊い命が失われましたことに心より哀悼の意を捧げますとともに、被災地・被災者の皆様およびその家族の方々に謹んでお見舞い申し上げます。
被災地では今、必死の救助活動が続き、復興に向けて努力が始まろうとしています。国民の一人である我々プロ野球人は、持てる力を一つに結集し、この未曾有の大災害に立ち向かい、被災者の皆様の支援に全力を挙げる決意を固めています。
セントラル・リーグ6球団は、観客、選手の安全確保を最優先し、実行委員会の決定に沿って、3月25日の開幕に向けて準備を整えていきます。今季の試合はすべて復興を後押しする支援試合といたします。開催にあたっては原発問題、消費電力問題を含めて、政府、監督官庁などの指示に全面的に従っていきます。
2001年9月11日の米国同時多発テロの後、メジャーリーグが試合を再開するにあたって、セリグ・コミッショナーは次のような談話を発表しました。
「野球は小さいけれど、人々が悲しむとき、連帯するとき、特別な役割を果たすことができる。米国そのものに似て、野球は人々を鼓舞する力がある」
私たちもまた、国民の復興の精神と野球の力を信じています。私たちはあらゆる工夫と努力を重ねて野球を続け、選手の真剣なプレーをお見せしながら復興を全力で支援したいと思います。
セントラル野球連盟
中日ドラゴンズ
阪神タイガース
読売ジャイアンツ
東京ヤクルトスワローズ
広島東洋カープ
横浜ベイスターズ
セ・リーグのホームページ(http://www.npb.or.jp/cl/参照)に掲載されています。
野球で人々を励ましたいと思うのであれば、東京電力、東北電力の域外で、ナイター以外の方法でやっていただきたいと思います。
開催予定通りだと、3月25日(金)には、
東京ドーム(巨人・横浜戦 午後6時から)
神宮球場(ヤクルト・阪神戦 午後6時から) が実施されます。
(「セ・リーグ日程」http://www.npb.or.jp/schedule/2011cl_04.html参照)
今回のことで、セ・リーグの印象がとても下がりました。
(読売新聞は読まない、ヤクルトは飲まないようにしようと思いました)
セ・リーグ球団のトップが、今、世の中がどうなのかを知ろうとしないで決定してしまったことを、残念に思います。
東京電力域内は、計画停電が行われている中、セ・リーグは3月25日(金)から予定通り開幕することを決定し、東京ドームや神宮球場で試合を始めるのだそうです。
セ・リーグ理事長の新純生(あらた・じゅんせい)ヤクルト常務が発表しました。
パ・リーグは、4月12日まで延期することを決定しました。
楽天が本拠地にしている東北地方の被災状況に配慮したためです。
セ・リーグは、
「野球をお見せすることが野球人としての責務」(新理事長)と説明しました。
余震や停電には「政府の指示があれば速やかに中止する」(横浜・笹川取締役)
鳴り物やアルコール販売は、「今後の検討課題」(横浜・笹川取締役)ということです。
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驚きました。
1週間後に、計画停電が行われている東京で、ナイターで試合をすると発表したのですよ。
さすがに海江田さんが「東京ドームでナイターでやるのは遠慮してほしい。するなら東京電力域外で」と注文をつけました。
(「「ドームでの試合避けて」海江田経産相、電力不足で」朝日新聞、3月18日
http://www.asahi.com/sports/baseball/npb/news/TKY201103180290.html参照)
高木義明文部科学相も、「停電で苦労しているときに、球場にあかあかと明かりをともして試合をするのは理解が得られない」とコメントしました。
(「プロ野球のナイター 文科相「停電で苦労、違和感ある」朝日新聞3月18日
http://www.asahi.com/sports/update/0318/TKY201103180232.html?ref=reca参照)
プロ野球選手会も、延期を希望していましたが、セ・リーグ所属球団のトップが話し合って3月25日開催を決定してしまいました。
そして、以下のような声明文を発表しました。
(http://www.npb.or.jp/CGI/cl/kiroku_put.cgi?key=new&type=3参照)
被災地の皆様、ファンの皆様へ
3月11日に発生しました東北・関東大震災に関しましては、多くの尊い命が失われましたことに心より哀悼の意を捧げますとともに、被災地・被災者の皆様およびその家族の方々に謹んでお見舞い申し上げます。
被災地では今、必死の救助活動が続き、復興に向けて努力が始まろうとしています。国民の一人である我々プロ野球人は、持てる力を一つに結集し、この未曾有の大災害に立ち向かい、被災者の皆様の支援に全力を挙げる決意を固めています。
セントラル・リーグ6球団は、観客、選手の安全確保を最優先し、実行委員会の決定に沿って、3月25日の開幕に向けて準備を整えていきます。今季の試合はすべて復興を後押しする支援試合といたします。開催にあたっては原発問題、消費電力問題を含めて、政府、監督官庁などの指示に全面的に従っていきます。
2001年9月11日の米国同時多発テロの後、メジャーリーグが試合を再開するにあたって、セリグ・コミッショナーは次のような談話を発表しました。
「野球は小さいけれど、人々が悲しむとき、連帯するとき、特別な役割を果たすことができる。米国そのものに似て、野球は人々を鼓舞する力がある」
私たちもまた、国民の復興の精神と野球の力を信じています。私たちはあらゆる工夫と努力を重ねて野球を続け、選手の真剣なプレーをお見せしながら復興を全力で支援したいと思います。
セントラル野球連盟
中日ドラゴンズ
阪神タイガース
読売ジャイアンツ
東京ヤクルトスワローズ
広島東洋カープ
横浜ベイスターズ
セ・リーグのホームページ(http://www.npb.or.jp/cl/参照)に掲載されています。
野球で人々を励ましたいと思うのであれば、東京電力、東北電力の域外で、ナイター以外の方法でやっていただきたいと思います。
開催予定通りだと、3月25日(金)には、
東京ドーム(巨人・横浜戦 午後6時から)
神宮球場(ヤクルト・阪神戦 午後6時から) が実施されます。
(「セ・リーグ日程」http://www.npb.or.jp/schedule/2011cl_04.html参照)
今回のことで、セ・リーグの印象がとても下がりました。
(読売新聞は読まない、ヤクルトは飲まないようにしようと思いました)
セ・リーグ球団のトップが、今、世の中がどうなのかを知ろうとしないで決定してしまったことを、残念に思います。