ある40代女性の生活

40代女性の生活の一例です。
よろしければ
ご感想をお聞かせください。

「たけしのTVタックル」:第7回国際会議

2008年07月08日 06時57分26秒 | テレビ
昨日の「たけしのTVタックル」(テレビ朝日、午後9:00-)を見ました。

「祝!サミット開幕 第7回タックル国際会議」として、中国、韓国、アメリカ、日本の出演者がそれぞれの立場で議論をしました。

王曙光さん、張景子さんが中国
金慶珠が韓国
ジェフ・バーグラントさんがアメリカ
大竹まことさん、三宅久之さん、森永卓郎さん、青山繁晴さんが日本  

ビートたけしさんと阿川佐和子さんが司会  でした。

政治の話は、100人いれば、100通りの意見があると思います。
こんな考えもあるのかと驚くことが多かったです。

自分の考えを言うときに、これだけ他の考えもあると知って話すのとそうでないのは違うだろうと考えさせられました。

日本で議論の、それも外国の立場の人を交えて議論をする番組は、これまであまり見たことがありませんでした。

かなり勇気のある企画だと思いました。

たけしさんが、あまり口を出さず、議論の流れ全体を見ていらっしゃる様子で、それでいて、最後にさっとまとめられたのが印象的でした。

「ストラディバリウス」は小氷河のたまもの

2008年07月08日 06時18分39秒 | 美術
昨日Yohooニュースを見ていたら、「バイオリンの名器『ストラディバリウス』は小氷河の賜物か:CTスキャン分析」という記事がありました。

WIRED VISIONからの記事ということです。

オンラインの科学ジャーナル『Public Library of Science ONE』誌に7月2日(米国時間)に掲載された「古典的名器と現代のバイオリンにおける木材密度の比較」という題の研究報告が掲載されました。

その中で、オランダの研究者グループが、イタリア人の名工アントニオ・ストラディバリが18世紀初めに作った名器5台と、調音的にはそれらと遜色のないバイオリンとを、CTスキャナー(コンピューター断層撮影)して調べました。

その結果、ストラディバリのバイオリンで使われている木材は、中の密度が驚くほど均一になっていて、木目の幅の違いがほとんどないことが分かったということです。

その理由として、ストラディバリが生きていた時代が小氷河だったからと書かれています。

夏も低温の時期が続いたので、密度が均一な木材ができたということのようです。
「小氷河」は、14世紀から19世紀半ばまで続いた寒冷な期間とあります。

今まで3世紀もの間、ニスの塗り方に秘密がある、木材を沸騰した湯に通した、池に浸した等の説があったそうです。
--------------------

すばらしい発見だと思います。

最近、このコンピュータを使って対象の密度を調べる方法は、あちこちで使われていますね。この前見たテレビ番組では、イタリアの壁画を調べて、その奥に以前描かれた絵があることが分かり、その絵の様子まで分かるとされていました。

ストラディバリと同時代のバイオリン製作者もたくさんいたのを考えると、すばらしい技術+すばらしい材料+すばらしい保管ということなのでしょうか。

ストラディバリウス5台を借りてきて調べるときは、研究者は緊張しただろうと思います。

日本の演奏家が購入したときも、家一軒と同じ値段と書かれたのを読みましたし、最近では4億円で落札されたというニュースも見ました。