「ルーツな日記」的フジロック・ベストアクト、栄えある第1位は、
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat.アンソニー・ ジャクソン&サイモン・フィリップス!!!
まあ、上原ひろみの大ファンである私としては、この1位はしょうがないと思いつつ、実は案外予想外の結果だったりするんです。って言うのも、このトリオがここまで凄まじいライヴをやってくれるとは思っていなかったんですよね~。ファンなのに…。
このトリオを観るのはこれが3回目でした。1度目はこのトリオでの日本初見参となった昨年のスウィート・ラヴ・シャワー、そして2度目が同年のツアー・ファイナルとなった東京国際フォーラム公演。もちろんどちらも素晴らしいライヴでしたよ。ですが果たしてサイモン・フィリップスは上原ひろみにとってどうなんだろう?という疑問も持ったりしていたんです。あくまでも個人的なものですが。私は上原ひろみのスウィング感や躍動感が大好きなのですが、サイモン・フィリップスのドラムはあまりにもロック的な安定感が強く、必ずしも私が望む上原ひろみの魅力を引き出すタイプのドラマーではないのではないか?と思ったり。もちろんそういう面を差し引いても上原ひろみとサイモン・フィリップスの共演というのはスリリングでしたけどね。
さて、フジロックの上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトです。初日のオレンジ・コートのトリ。過去に2度オレンジに出演している上原ひろみですが、メインを張るのは今回が初めて。私としてはこのトリオの魅力を良くも悪くも重々承知のつもりで臨んだこのステージ。アンコールも含めて全7曲。一言でいえば、「怪物」でした。予想を遥かに超えた「怪物」です。ピアノに立ち向かう上原ひろみの気迫が怪物的だったというのではなく、このトリオの演奏を聴いていると、そのステージ上にまるで得体のしれない怪物の姿が浮かび上がるような、そんな錯覚を覚える凄まじさだったのです。
そしてある意味、その怪物を生み出していたのはサイモン・フィリップスだったかもしれません。上原ひろみとアンソニー・ジャクソンがワン・フレーズのリフを弾き続け、その上でサイモンが縦横無尽に叩きまくるという型が何度か登場したのですが、そのサイモンのドラミングはまるで型におさまらない凄まじさで、手数の多さもさることながら、リフへ挑みかかるかの如くなポリリズミックな絡み方が驚異的。そんな音像がライヴ空間に怪物を立ち上らせるのです。
そしてその怪物に命を吹き込むのが上原ひろみです。彼女のピアノから溢れんばかりのエネルギーが放出され、その濃密さはまるでステージ上に立ち込める怪物が暴れ出したかのよう。そしてそれらをぶっとい芯のように支えるのがアンソニー・ジャクソンのベースです。彼の地を這うグルーヴがしっかりと根を張るかの如く上原ひろみとサイモン・フィリップスを繋ぎあわせる。いや~、このトリオ凄い!! 昨年はまだお互い様子見程度だったんじゃないの?と思いたいぐらい。
もう私の望む上原ひろみの魅力とかどうでも良くなっちゃいましたね。まだ発表前だった新曲も素晴らしかったですし、もちろんロックフェスで観る上原ひろみのはじけっぷりも最高でした!ジャズ・ステージと言われるオレンジコートのトリに相応しい、グレイトなライヴでした!!
この日のセットリストはこんな感じだったようです↓
01. Voice
02. Endeavor
03. Flashback
04. Desire
05. Temptation
06. Move
07. 11:49PM
さて、11月14日から、このトリオのジャパン・ツアーが始まります。そうです、今日からです!という訳で、私もこれから赤坂ブリッツへ行ってまいります。もしかしてオレンジでの上原ひろみトリオの怪演はフジロック・マジックだったのか?それともいまだ成長を続けているのか?この目と耳で確かめてまいります。
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
12.11.14 フジロック・ベストアクト第2位!
12.11.14 フジロック・ベストアクト第3位!
12.09.27 フジロック・ベストアクト第4位! part3
12.09.22 フジロック・ベストアクト第4位! part2
12.09.20 フジロック・ベストアクト第4位! part1
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat.アンソニー・ ジャクソン&サイモン・フィリップス!!!
まあ、上原ひろみの大ファンである私としては、この1位はしょうがないと思いつつ、実は案外予想外の結果だったりするんです。って言うのも、このトリオがここまで凄まじいライヴをやってくれるとは思っていなかったんですよね~。ファンなのに…。
このトリオを観るのはこれが3回目でした。1度目はこのトリオでの日本初見参となった昨年のスウィート・ラヴ・シャワー、そして2度目が同年のツアー・ファイナルとなった東京国際フォーラム公演。もちろんどちらも素晴らしいライヴでしたよ。ですが果たしてサイモン・フィリップスは上原ひろみにとってどうなんだろう?という疑問も持ったりしていたんです。あくまでも個人的なものですが。私は上原ひろみのスウィング感や躍動感が大好きなのですが、サイモン・フィリップスのドラムはあまりにもロック的な安定感が強く、必ずしも私が望む上原ひろみの魅力を引き出すタイプのドラマーではないのではないか?と思ったり。もちろんそういう面を差し引いても上原ひろみとサイモン・フィリップスの共演というのはスリリングでしたけどね。
さて、フジロックの上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトです。初日のオレンジ・コートのトリ。過去に2度オレンジに出演している上原ひろみですが、メインを張るのは今回が初めて。私としてはこのトリオの魅力を良くも悪くも重々承知のつもりで臨んだこのステージ。アンコールも含めて全7曲。一言でいえば、「怪物」でした。予想を遥かに超えた「怪物」です。ピアノに立ち向かう上原ひろみの気迫が怪物的だったというのではなく、このトリオの演奏を聴いていると、そのステージ上にまるで得体のしれない怪物の姿が浮かび上がるような、そんな錯覚を覚える凄まじさだったのです。
そしてある意味、その怪物を生み出していたのはサイモン・フィリップスだったかもしれません。上原ひろみとアンソニー・ジャクソンがワン・フレーズのリフを弾き続け、その上でサイモンが縦横無尽に叩きまくるという型が何度か登場したのですが、そのサイモンのドラミングはまるで型におさまらない凄まじさで、手数の多さもさることながら、リフへ挑みかかるかの如くなポリリズミックな絡み方が驚異的。そんな音像がライヴ空間に怪物を立ち上らせるのです。
そしてその怪物に命を吹き込むのが上原ひろみです。彼女のピアノから溢れんばかりのエネルギーが放出され、その濃密さはまるでステージ上に立ち込める怪物が暴れ出したかのよう。そしてそれらをぶっとい芯のように支えるのがアンソニー・ジャクソンのベースです。彼の地を這うグルーヴがしっかりと根を張るかの如く上原ひろみとサイモン・フィリップスを繋ぎあわせる。いや~、このトリオ凄い!! 昨年はまだお互い様子見程度だったんじゃないの?と思いたいぐらい。
もう私の望む上原ひろみの魅力とかどうでも良くなっちゃいましたね。まだ発表前だった新曲も素晴らしかったですし、もちろんロックフェスで観る上原ひろみのはじけっぷりも最高でした!ジャズ・ステージと言われるオレンジコートのトリに相応しい、グレイトなライヴでした!!
この日のセットリストはこんな感じだったようです↓
01. Voice
02. Endeavor
03. Flashback
04. Desire
05. Temptation
06. Move
07. 11:49PM
さて、11月14日から、このトリオのジャパン・ツアーが始まります。そうです、今日からです!という訳で、私もこれから赤坂ブリッツへ行ってまいります。もしかしてオレンジでの上原ひろみトリオの怪演はフジロック・マジックだったのか?それともいまだ成長を続けているのか?この目と耳で確かめてまいります。
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