OHN FOGERTY / CENTERFIELD
半年近く引っ張った超個人的フジロック・ベスト・アクトもついに第1位。それはもちろん、ジョン・フォガティ!!!!
これはね、しょうがないですよ。何せジョン・フォガティですから。見終わった後に「本物のロックを観た!」って強く感じましたもん。ホントびっくりするぐらいベタベタな南部ロック。素直にフジロック、ありがとう!と叫びたいです。
とは言え正直、観る前は一番のネックがこのジョン・フォガティだったりもしたんです。つまりキティ・デイジー&ルイスをヘヴンで観た後、グリーンへ移動してジョン・フォガティ、再びヘヴンに戻ってデレク&スーザンという、この往復がね。体力に不安がある私は出来るだけ移動を少ないスケジュールをたてたかったので、一時期はジョン・フォガティを諦めようか?とも思いました。トロンボーン・ショーティと被ってるし…。しかしここだけはいかんともし難い感じで考え直し、意を決して歩きましたよ。ま、それもフジの醍醐味なんですけどね。
でもね、やっぱり無理して歩いたかいがありました! グリーン・ステージにジョン・フォガティが登場した瞬間、なんか感動しちゃいましたね。まずあのトレード・マークのような青いチェックのシャツを着ていたことに感無量でしたね。やっぱりどうせならあのチェック柄を着ているジョン・フォガティを観たいじゃないですか。で、1曲目は「Hey Tonight」。クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(以降CCR)のヒット曲ですが、必ずしも代表曲とは言われない曲ですよね~。もっと有名な曲でいきなりガツンと来るかと思っていたので個人的には意外でした。ですが印象的なギター・イントロに続いて「ヘ~イ、トゥナ~アイ!」というジョンの歌声を聴いただけでもう興奮状態。60代半ばとは思えない、ハリのある突き抜けるような歌声! 堪りませんね~!
バックには向かってジョンの右側にエレキのギタリストが2人。おそらくジョンの近年の作品に名前を見ることが出来る Hunter Perrin と Billy Burnette 。Hunter Perrin はむさい長髪&髭にバンダナという、いかにも南部の荒くれ者なイメージ。そして Billy Burnette は赤いシャツに黒いベスト、リーゼントっぽい髪型という、ロカビリーな感じ。一見、冗談のようにも感じられるこの二人でしたが、南部&ロカビリーはジョン・フォガティにとってCCR時代からの2大ルーツですよね。しかもジョンの左にはアコースティックのギタリストがおりまして、彼は曲によってはフィドルやマンドリンも弾く。この人はおそらくジョンの最新作にも参加しているジェイソン・モウリーで、キース・アーバンのバックなんかでも活躍している人。なので彼はこのステージのカントリー代表とも言えそうで、そんなステージのヴィジュアルも面白い。そしてさらにその左にベーシスト。その奥にキーボーディストが配されている。そして中央後方からヘヴィ且つタイトなリズムを提供するドラマーは、あのケニー・アロノフでしたね~! ジョン・クーガー・メレンキャンプから、ローリング・ストーンズやボブ・ディラン、アブリル・ラヴィーンまで、ありとあらゆるセッションをこなす全米を代表するドラマーの一人ですね。もちろんジョン・フォガティーとも付き合いは深い。スネアをパワフルに振り抜くような勢いで叩く彼のドラミングは、まるで後ろからメンバーを煽るかのようでありながら、抜群の安定感を誇っていました。流石です!
正直、曲目なんかは既に記憶の彼方なのですが、幸い既に色々なブログ等でセット・リストが公開されています。あらためてその曲順をみますと、CCR時代の曲が、どうだ!と言わんばかりに並んでいて清々しいですね。そして前半は何と言っても、「Green River」と「Born On The Bayou」でしょう。やっぱり代表曲と言われる曲が鳴るとテンション上がりますよね!特にこの2曲のギター・リフの格好良いこと! 痺れましたね。またこれらの曲に限らずジョン・フォガティのギターが良い音してるんですよ! ホールとは違う、野外ならではの抜けの良い爆音。ギターの音が直接、腹に響いてくる感じ。堪りませんね。私はジョン・フォガティの出演順がグリーンのトリ前という位置に発表された時、正直、失望しました。なんでオレンジかヘヴンのトリでがっつりと見せてくれないんですか?と。ですが、メインではないとは言え、グリーンでジョン・フォガティを観れて大正解! あの分離の良い爆音で南部ロックを聴けた喜び。あれはグリーンならではでした! さすがフジロック!
中盤はまず「Midnight Special」が印象的でしたね。CCR時代の曲とは言え、オリジナルではない曲なのでやや意外な選曲でしたが、このカントリー・フィーリングが野外ならではの空気と相まって最高に気持ちよかったですね。そして「Have You Ever Seen the Rain?」ですよ! もう代表曲中の代表曲ですよね。何処かカウボーイ的な哀愁が、生で聴くとまた格別でした。サビは観客と大合唱。いや、少なくともモッシュ・ピット内は大合唱でした。なんか感無量でしたね。と同時に、この曲を演るということは、もう終わりが近いのかな?みたいな寂しい気持ちに。いやいや、ここからがさらなるジョン・フォガティーのディープな世界。ハイライトはまだまだこれからです。
続いてこの日もっとも意外な選曲であり、10曲目にして初めてCCRではない曲の登場。なんと「Pretty Woman」です。なんで「Pretty Woman」なの?って思いましたが、なんか盛り上がりましたね。妙に楽しかった! で、フジとは全然関係ないんですけど、帰宅後しばらくしてから、録画しておいた09年のロックン・ロール・ホール・オブ・フェイムを観ていたら、ブルース・スプリングスティーンとジョン・フォガティがこの曲で共演してるんですよ。案外、この時にこの曲を気に入り、セットに組み入れたのかも?なんて想像してみたり。あくまでも勝手な想像ですけど…。ま、とにかくこんな予想外な変化球もライヴならではのお楽しみですよね。でも若いフジロッカーズが「この曲もジョン・フォガティーの曲なんだ~!」とか誤解してそうで怖いなと思ったり。ロイ・オービソンですよー!
ソロ時代から「Hot Rod Heart」。この曲もギターの鳴りが最高でしたね。こういったブギ的なロックン・ロールはやはり生で聴くと堪らないものがありました。野外の空気をも巻き込むようなドライヴ感!最高でした。そしてどの曲だったかいまいち記憶が定かではないのですが、「Big Train from Memphis」だったかな? ジェイソン・モウリーのフィドルをフューチャーしつつ、ジョンがカントリーなギター・ソロで応酬するという、ブルーグラス・ジャム的な展開があったり。またこのジョンのギター・ソロが見事なんですよ! 気持ち良いぐらいに弾きまくってましたね。しかも「Keep on Chooglin'」ではライト・ハンド奏法まで披露してましたから。まあ、元気ですよ! ハープも吹きましたしね。もちろん喉の方も絶好調! そりゃあ、若い頃に比べたら声自体は細くなっているんでしょうが、そんなことをまったく感じさせない、ロック・スピリッツに溢れた歌声でしたね。そして「Keep on Chooglin'」はケニー・アロのフの短いながらパワフルこの上ないドラム・ソロを挟みつつ、3本のエレキ・ギターによるヘヴィーなリフがとぐろを巻くような、ロック・バンドたるディープな演奏が圧巻でした!
そして「Down On The Corner」以降は代表曲のオン・パレードですよ。それ以前にも惜しみなく人気曲を披露してくれたにも関わらず、ジョンがイントロを弾くたびに“ウォー!!”みたいな。次々に名曲が繰り出される様は圧巻でしたね。とにかくジョンの弾くギター・リフが格好良いんですよ! あまりこういう評され方はされないかもしれませんが、彼は間違いなく全米を代表するリフ職人の一人ですね。フジでのライヴを体験して、まさにそう思いました。
アメリカらしく野球選手のことを歌った「Centerfield」では噂のバッド型のギターも登場しました。さらに「ブルース銀座」さんのブログによりますと、ジョー・ディマジオの歌詞を"Don't forget Ichiro"と変えて歌ってくれたとか。英語が分からない私はまったく気がつきませんでしたが、こんな粋なことしてくれてたんですね~。この瞬間はかなり盛り上がったそうです。あと、どの曲だったか覚えてないんですが、ジョンと3人のギタリスト、そしてベーシスト、さらにキーボーディストもギターを持って、総勢6人がステージ中央に並んでギターを弾く(一人はベースですけど)なんていうシーンもあって、これも盛り上がりましたね。ま、ジョン以外にエレキとアコギ含めてギタリストが3人いる時点でこんなにギター必要?みたいな感はありましたけど、ここまでやられると流石に天晴!参りました。
個人的には終盤の「Up Around the Bend」は嬉しかったですね~。イントロが鳴った瞬間にガッツ・ポーズですよ! この曲は私が学生時代に入れ込んでいたハノイ・ロックスがカヴァーしていて大好きだった曲なんですけど、おそらく私は、この曲からCCRを知ったんだと思うんです。ま、その辺の記憶も定かではないのですが、とにかく思い出深い曲。本家本元の生「Up Around the Bend」、格好良かったですね~! そしてラストは「Proud Mary」。やっぱこれ演らないとね。
予定時間をかなりオーバーしての熱演だったらしい、ジョン・フォガティー。終盤に向けて疲れるどころか、どんどん勢いを増していくかのようなパフォーマンスは、観ているこちらもフェスの疲れを忘れて、盛り上がりました。
なんだかんだ言って私のフジロック・ベスト・アクトのトップ3は、土曜の夜の3連チャンでした。ヘヴンからグリーンへ降りて観たジョン・フォガティが1位。その直後再びヘヴンへ戻ってのデレク&スーザンが3位。さらにグリーン方面へとんぼ返りして苗場食堂でのモリアーティが2位ですから。移動も含めて、この夜は本当にディープ且つ至福の一夜でしたね。
フジロック、ありがとう!
セット・リストはこんな感じだったようです。
01. Hey Tonight
02. Green River
03. Who'll Stop The Rain
04. Lookin' Out My Back Door
05. Wrote A Song For Everyone
06. Born On The Bayou
07. Ramble Tamble
08. Midnight Special
09. Have You Ever Seen The Rain?
10. Pretty Woman
11. Hot Rod Heart
12. Big Train From Memphis
13. Keep On Chooglin'
14. Down On The Corner
15. Centerfield
16. The Old Man Down The Road
17. Bad Moon Rising
18. Fortunate Son
19. Good Golly Miss Molly
20. Up Around The Bend
21. Proud Mary
*写真はジョン・フォガティのソロ名盤「CENTERFIELD」。ソロ時代の曲はほとんどやりませんでしたが、このアルバムからはタイトル曲含めて3曲演りましたね。
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
10.12.31 フジロック・ベスト・アクト 第2位!
10.11.16 フジロック・ベスト・アクト その他
10.11.16 フジロック・ベスト・アクト 第3位!
10.09.09 フジロック・ベスト・アクト 第4位!
10.09.05 フジロック・ベスト・アクト 第5位!
半年近く引っ張った超個人的フジロック・ベスト・アクトもついに第1位。それはもちろん、ジョン・フォガティ!!!!
これはね、しょうがないですよ。何せジョン・フォガティですから。見終わった後に「本物のロックを観た!」って強く感じましたもん。ホントびっくりするぐらいベタベタな南部ロック。素直にフジロック、ありがとう!と叫びたいです。
とは言え正直、観る前は一番のネックがこのジョン・フォガティだったりもしたんです。つまりキティ・デイジー&ルイスをヘヴンで観た後、グリーンへ移動してジョン・フォガティ、再びヘヴンに戻ってデレク&スーザンという、この往復がね。体力に不安がある私は出来るだけ移動を少ないスケジュールをたてたかったので、一時期はジョン・フォガティを諦めようか?とも思いました。トロンボーン・ショーティと被ってるし…。しかしここだけはいかんともし難い感じで考え直し、意を決して歩きましたよ。ま、それもフジの醍醐味なんですけどね。
でもね、やっぱり無理して歩いたかいがありました! グリーン・ステージにジョン・フォガティが登場した瞬間、なんか感動しちゃいましたね。まずあのトレード・マークのような青いチェックのシャツを着ていたことに感無量でしたね。やっぱりどうせならあのチェック柄を着ているジョン・フォガティを観たいじゃないですか。で、1曲目は「Hey Tonight」。クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル(以降CCR)のヒット曲ですが、必ずしも代表曲とは言われない曲ですよね~。もっと有名な曲でいきなりガツンと来るかと思っていたので個人的には意外でした。ですが印象的なギター・イントロに続いて「ヘ~イ、トゥナ~アイ!」というジョンの歌声を聴いただけでもう興奮状態。60代半ばとは思えない、ハリのある突き抜けるような歌声! 堪りませんね~!
バックには向かってジョンの右側にエレキのギタリストが2人。おそらくジョンの近年の作品に名前を見ることが出来る Hunter Perrin と Billy Burnette 。Hunter Perrin はむさい長髪&髭にバンダナという、いかにも南部の荒くれ者なイメージ。そして Billy Burnette は赤いシャツに黒いベスト、リーゼントっぽい髪型という、ロカビリーな感じ。一見、冗談のようにも感じられるこの二人でしたが、南部&ロカビリーはジョン・フォガティにとってCCR時代からの2大ルーツですよね。しかもジョンの左にはアコースティックのギタリストがおりまして、彼は曲によってはフィドルやマンドリンも弾く。この人はおそらくジョンの最新作にも参加しているジェイソン・モウリーで、キース・アーバンのバックなんかでも活躍している人。なので彼はこのステージのカントリー代表とも言えそうで、そんなステージのヴィジュアルも面白い。そしてさらにその左にベーシスト。その奥にキーボーディストが配されている。そして中央後方からヘヴィ且つタイトなリズムを提供するドラマーは、あのケニー・アロノフでしたね~! ジョン・クーガー・メレンキャンプから、ローリング・ストーンズやボブ・ディラン、アブリル・ラヴィーンまで、ありとあらゆるセッションをこなす全米を代表するドラマーの一人ですね。もちろんジョン・フォガティーとも付き合いは深い。スネアをパワフルに振り抜くような勢いで叩く彼のドラミングは、まるで後ろからメンバーを煽るかのようでありながら、抜群の安定感を誇っていました。流石です!
正直、曲目なんかは既に記憶の彼方なのですが、幸い既に色々なブログ等でセット・リストが公開されています。あらためてその曲順をみますと、CCR時代の曲が、どうだ!と言わんばかりに並んでいて清々しいですね。そして前半は何と言っても、「Green River」と「Born On The Bayou」でしょう。やっぱり代表曲と言われる曲が鳴るとテンション上がりますよね!特にこの2曲のギター・リフの格好良いこと! 痺れましたね。またこれらの曲に限らずジョン・フォガティのギターが良い音してるんですよ! ホールとは違う、野外ならではの抜けの良い爆音。ギターの音が直接、腹に響いてくる感じ。堪りませんね。私はジョン・フォガティの出演順がグリーンのトリ前という位置に発表された時、正直、失望しました。なんでオレンジかヘヴンのトリでがっつりと見せてくれないんですか?と。ですが、メインではないとは言え、グリーンでジョン・フォガティを観れて大正解! あの分離の良い爆音で南部ロックを聴けた喜び。あれはグリーンならではでした! さすがフジロック!
中盤はまず「Midnight Special」が印象的でしたね。CCR時代の曲とは言え、オリジナルではない曲なのでやや意外な選曲でしたが、このカントリー・フィーリングが野外ならではの空気と相まって最高に気持ちよかったですね。そして「Have You Ever Seen the Rain?」ですよ! もう代表曲中の代表曲ですよね。何処かカウボーイ的な哀愁が、生で聴くとまた格別でした。サビは観客と大合唱。いや、少なくともモッシュ・ピット内は大合唱でした。なんか感無量でしたね。と同時に、この曲を演るということは、もう終わりが近いのかな?みたいな寂しい気持ちに。いやいや、ここからがさらなるジョン・フォガティーのディープな世界。ハイライトはまだまだこれからです。
続いてこの日もっとも意外な選曲であり、10曲目にして初めてCCRではない曲の登場。なんと「Pretty Woman」です。なんで「Pretty Woman」なの?って思いましたが、なんか盛り上がりましたね。妙に楽しかった! で、フジとは全然関係ないんですけど、帰宅後しばらくしてから、録画しておいた09年のロックン・ロール・ホール・オブ・フェイムを観ていたら、ブルース・スプリングスティーンとジョン・フォガティがこの曲で共演してるんですよ。案外、この時にこの曲を気に入り、セットに組み入れたのかも?なんて想像してみたり。あくまでも勝手な想像ですけど…。ま、とにかくこんな予想外な変化球もライヴならではのお楽しみですよね。でも若いフジロッカーズが「この曲もジョン・フォガティーの曲なんだ~!」とか誤解してそうで怖いなと思ったり。ロイ・オービソンですよー!
ソロ時代から「Hot Rod Heart」。この曲もギターの鳴りが最高でしたね。こういったブギ的なロックン・ロールはやはり生で聴くと堪らないものがありました。野外の空気をも巻き込むようなドライヴ感!最高でした。そしてどの曲だったかいまいち記憶が定かではないのですが、「Big Train from Memphis」だったかな? ジェイソン・モウリーのフィドルをフューチャーしつつ、ジョンがカントリーなギター・ソロで応酬するという、ブルーグラス・ジャム的な展開があったり。またこのジョンのギター・ソロが見事なんですよ! 気持ち良いぐらいに弾きまくってましたね。しかも「Keep on Chooglin'」ではライト・ハンド奏法まで披露してましたから。まあ、元気ですよ! ハープも吹きましたしね。もちろん喉の方も絶好調! そりゃあ、若い頃に比べたら声自体は細くなっているんでしょうが、そんなことをまったく感じさせない、ロック・スピリッツに溢れた歌声でしたね。そして「Keep on Chooglin'」はケニー・アロのフの短いながらパワフルこの上ないドラム・ソロを挟みつつ、3本のエレキ・ギターによるヘヴィーなリフがとぐろを巻くような、ロック・バンドたるディープな演奏が圧巻でした!
そして「Down On The Corner」以降は代表曲のオン・パレードですよ。それ以前にも惜しみなく人気曲を披露してくれたにも関わらず、ジョンがイントロを弾くたびに“ウォー!!”みたいな。次々に名曲が繰り出される様は圧巻でしたね。とにかくジョンの弾くギター・リフが格好良いんですよ! あまりこういう評され方はされないかもしれませんが、彼は間違いなく全米を代表するリフ職人の一人ですね。フジでのライヴを体験して、まさにそう思いました。
アメリカらしく野球選手のことを歌った「Centerfield」では噂のバッド型のギターも登場しました。さらに「ブルース銀座」さんのブログによりますと、ジョー・ディマジオの歌詞を"Don't forget Ichiro"と変えて歌ってくれたとか。英語が分からない私はまったく気がつきませんでしたが、こんな粋なことしてくれてたんですね~。この瞬間はかなり盛り上がったそうです。あと、どの曲だったか覚えてないんですが、ジョンと3人のギタリスト、そしてベーシスト、さらにキーボーディストもギターを持って、総勢6人がステージ中央に並んでギターを弾く(一人はベースですけど)なんていうシーンもあって、これも盛り上がりましたね。ま、ジョン以外にエレキとアコギ含めてギタリストが3人いる時点でこんなにギター必要?みたいな感はありましたけど、ここまでやられると流石に天晴!参りました。
個人的には終盤の「Up Around the Bend」は嬉しかったですね~。イントロが鳴った瞬間にガッツ・ポーズですよ! この曲は私が学生時代に入れ込んでいたハノイ・ロックスがカヴァーしていて大好きだった曲なんですけど、おそらく私は、この曲からCCRを知ったんだと思うんです。ま、その辺の記憶も定かではないのですが、とにかく思い出深い曲。本家本元の生「Up Around the Bend」、格好良かったですね~! そしてラストは「Proud Mary」。やっぱこれ演らないとね。
予定時間をかなりオーバーしての熱演だったらしい、ジョン・フォガティー。終盤に向けて疲れるどころか、どんどん勢いを増していくかのようなパフォーマンスは、観ているこちらもフェスの疲れを忘れて、盛り上がりました。
なんだかんだ言って私のフジロック・ベスト・アクトのトップ3は、土曜の夜の3連チャンでした。ヘヴンからグリーンへ降りて観たジョン・フォガティが1位。その直後再びヘヴンへ戻ってのデレク&スーザンが3位。さらにグリーン方面へとんぼ返りして苗場食堂でのモリアーティが2位ですから。移動も含めて、この夜は本当にディープ且つ至福の一夜でしたね。
フジロック、ありがとう!
セット・リストはこんな感じだったようです。
01. Hey Tonight
02. Green River
03. Who'll Stop The Rain
04. Lookin' Out My Back Door
05. Wrote A Song For Everyone
06. Born On The Bayou
07. Ramble Tamble
08. Midnight Special
09. Have You Ever Seen The Rain?
10. Pretty Woman
11. Hot Rod Heart
12. Big Train From Memphis
13. Keep On Chooglin'
14. Down On The Corner
15. Centerfield
16. The Old Man Down The Road
17. Bad Moon Rising
18. Fortunate Son
19. Good Golly Miss Molly
20. Up Around The Bend
21. Proud Mary
*写真はジョン・フォガティのソロ名盤「CENTERFIELD」。ソロ時代の曲はほとんどやりませんでしたが、このアルバムからはタイトル曲含めて3曲演りましたね。
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
10.12.31 フジロック・ベスト・アクト 第2位!
10.11.16 フジロック・ベスト・アクト その他
10.11.16 フジロック・ベスト・アクト 第3位!
10.09.09 フジロック・ベスト・アクト 第4位!
10.09.05 フジロック・ベスト・アクト 第5位!