WIGGINS & HARRIS / DC. BLUES
5月31日、日比谷野外音楽堂へジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルを観に行ってきました! このカーニバル、今年25周年だそうです。凄いですね~。その記念すべき年を祝うこの日の出演者は、シーナ&ザ・ロケッツ、blues.the-butcher-590213、コーリー・ハリス、そして初来日の帝王ソロモン・バーク!!!!
*コーリー・ハリスのライヴ内容についてはネタバレになりますので、これからライヴを観に行かれる方は以下読まないことをお勧めいたします。
まずは第1回目から司会を続けているという 後藤ゆうぞう が伴奏の カメリアマキ を伴って登場し、ブルース・カーニバルの風物詩ともいえるあの名調子でトップ・バッターのシーナ&ザ・ロケッツをステージに呼び込みます。そして彼らの爆音により、カーニバルのスタートです。「Batman」とか、「I Feel Good」とか、「(I Can't Get No) Satisfaction」とかやってました。もちろん「レモンティー」や「ユー・メイ・ドリーム」など彼らの代表曲も。シーナの発する妖しい色香が強烈でした。
2番手はブルース・ザ・ブッチャー。ある意味、この日もっともブルースだったのがこのバンド。永井ホトケが感情たっぷりに歌う「So Many Roads So Many Trains」は良かったですね。そして最後の「I Feel So Good」、「Mojo Boogie」という J.B. ルノアーの2連発も最高でした。コテツのハープも相変わらずの切れ味! そしてぴょんぴょん跳ねたりステージ狭しと動き回る。もちろんリズム隊は国内最強! 観客は大盛り上がりで、シナロケ以上の熱気となってました。さあ、ブルース・カーニバルらしくなってきた!って感じです。
そしてコーリー・ハリス。最新作でさらなる境地に達した感のある彼が、いったいどんなライヴを披露してくれるのか? と楽しみにしていたのですが、まさかのアコギの弾き語りによるカントリー・ブルース。近年の過去作でもアフリカだったり、レゲエだったりと、かなりボーダーレスなルーツ音楽への傾倒を見せ、ブルース色はめっきり薄くなっているコーリー・ハリスですが、ライヴではやはりブルースなんですね。なんとなく肩すかし受けた一方で、これはこれでブルース好きにはちょっぴり嬉しかったり。ブラインド・ブレイクの「C.C. Pill Blues」など渋い選曲で鮮やかなフィンガリングを披露してくれましたね。そして素朴且つ黒く深い歌声も生で聴くとまた格別。
ですがこのままブルースで行くのかと思いきや、彼がピーナッツと呼ぶキーボーディストが加わって新作収録の「So Good To Me」。新作の中でもサーフっぽい軽いタッチのソウルで異彩を放っていたこの曲。まさかこの流れでこの曲を演っちゃうの?ていう。やっぱりこの人よく分かりません…。でもそんなコーリーが好きです。そして良い歌声でした。フォーキーななかから滲み出る濃密なブラック・フィーリング。堪らないものがありましたね。ピーナッツは2曲程でステージを去り、最後はコーリーハリス一人でリゾネーター・ギターによるデルタな弾き語り。たしか「Walkin' Blues」とか数曲。やっぱこれですよね。観客からも拍手喝采でした。
しかしそれにしても短かった~!MCもほとんど無しで淡々と曲を進めていき、あっという間に終わってしまった印象。時間を計った訳ではないので分かりませんが、30分ぐらいだったでしょうか? せっかくアメリカから来たんですから、もう少し聴きたかったな~。
そんな私の気持ちを他所に、後藤ゆうぞうによる名物“ブルース・クイズ”で盛り上がるなか、そのステージでは着々とソロモン・バークの準備が進められていきます。中央に黄金色で縁取られた真っ赤な玉座が鎮座。その玉座を観ただけで気持ちはソロモン・バークのあの巨体から絞り出される歌声へと飛んでしまいます。あと数分でここにソロモン・バークが降臨する! それを思うだけで期待に胸がはち切れそうでした。
そのソロモン・バークについてはまた次回。
*既に記憶が曖昧です。曲目等間違ってましたらごめんなさいね。
*写真はブルース・クイズの裏で行われたコーリー・ハリスのサイン会でゲットしたCD。コーリー自身が持ち込んだレアなCDがあったので、それを購入してサインを頂きました。WIGGINS & HARRIS の「DC. BLUES」。このWIGGINSってシーファス&ウィギンスのフィル・ウィギンスですね。彼のハープとコーリーの弾き語りによるカントリー・ブルースで、09年の録音のようです。やっぱりコーリー・ハリスはブルースの人なんですね! でもこのCD、曲順のクレジットが合ってないような気がします…。ちなみにせっかくサインを頂いたのに、乾く前にケースに入れてしまったため、半分ぐらい剥げてしまいました…。残念。
~関連過去ブログ~ お時間有ったらぜひ!
10.05.28 コーリー・ハリス
5月31日、日比谷野外音楽堂へジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルを観に行ってきました! このカーニバル、今年25周年だそうです。凄いですね~。その記念すべき年を祝うこの日の出演者は、シーナ&ザ・ロケッツ、blues.the-butcher-590213、コーリー・ハリス、そして初来日の帝王ソロモン・バーク!!!!
*コーリー・ハリスのライヴ内容についてはネタバレになりますので、これからライヴを観に行かれる方は以下読まないことをお勧めいたします。
まずは第1回目から司会を続けているという 後藤ゆうぞう が伴奏の カメリアマキ を伴って登場し、ブルース・カーニバルの風物詩ともいえるあの名調子でトップ・バッターのシーナ&ザ・ロケッツをステージに呼び込みます。そして彼らの爆音により、カーニバルのスタートです。「Batman」とか、「I Feel Good」とか、「(I Can't Get No) Satisfaction」とかやってました。もちろん「レモンティー」や「ユー・メイ・ドリーム」など彼らの代表曲も。シーナの発する妖しい色香が強烈でした。
2番手はブルース・ザ・ブッチャー。ある意味、この日もっともブルースだったのがこのバンド。永井ホトケが感情たっぷりに歌う「So Many Roads So Many Trains」は良かったですね。そして最後の「I Feel So Good」、「Mojo Boogie」という J.B. ルノアーの2連発も最高でした。コテツのハープも相変わらずの切れ味! そしてぴょんぴょん跳ねたりステージ狭しと動き回る。もちろんリズム隊は国内最強! 観客は大盛り上がりで、シナロケ以上の熱気となってました。さあ、ブルース・カーニバルらしくなってきた!って感じです。
そしてコーリー・ハリス。最新作でさらなる境地に達した感のある彼が、いったいどんなライヴを披露してくれるのか? と楽しみにしていたのですが、まさかのアコギの弾き語りによるカントリー・ブルース。近年の過去作でもアフリカだったり、レゲエだったりと、かなりボーダーレスなルーツ音楽への傾倒を見せ、ブルース色はめっきり薄くなっているコーリー・ハリスですが、ライヴではやはりブルースなんですね。なんとなく肩すかし受けた一方で、これはこれでブルース好きにはちょっぴり嬉しかったり。ブラインド・ブレイクの「C.C. Pill Blues」など渋い選曲で鮮やかなフィンガリングを披露してくれましたね。そして素朴且つ黒く深い歌声も生で聴くとまた格別。
ですがこのままブルースで行くのかと思いきや、彼がピーナッツと呼ぶキーボーディストが加わって新作収録の「So Good To Me」。新作の中でもサーフっぽい軽いタッチのソウルで異彩を放っていたこの曲。まさかこの流れでこの曲を演っちゃうの?ていう。やっぱりこの人よく分かりません…。でもそんなコーリーが好きです。そして良い歌声でした。フォーキーななかから滲み出る濃密なブラック・フィーリング。堪らないものがありましたね。ピーナッツは2曲程でステージを去り、最後はコーリーハリス一人でリゾネーター・ギターによるデルタな弾き語り。たしか「Walkin' Blues」とか数曲。やっぱこれですよね。観客からも拍手喝采でした。
しかしそれにしても短かった~!MCもほとんど無しで淡々と曲を進めていき、あっという間に終わってしまった印象。時間を計った訳ではないので分かりませんが、30分ぐらいだったでしょうか? せっかくアメリカから来たんですから、もう少し聴きたかったな~。
そんな私の気持ちを他所に、後藤ゆうぞうによる名物“ブルース・クイズ”で盛り上がるなか、そのステージでは着々とソロモン・バークの準備が進められていきます。中央に黄金色で縁取られた真っ赤な玉座が鎮座。その玉座を観ただけで気持ちはソロモン・バークのあの巨体から絞り出される歌声へと飛んでしまいます。あと数分でここにソロモン・バークが降臨する! それを思うだけで期待に胸がはち切れそうでした。
そのソロモン・バークについてはまた次回。
*既に記憶が曖昧です。曲目等間違ってましたらごめんなさいね。
*写真はブルース・クイズの裏で行われたコーリー・ハリスのサイン会でゲットしたCD。コーリー自身が持ち込んだレアなCDがあったので、それを購入してサインを頂きました。WIGGINS & HARRIS の「DC. BLUES」。このWIGGINSってシーファス&ウィギンスのフィル・ウィギンスですね。彼のハープとコーリーの弾き語りによるカントリー・ブルースで、09年の録音のようです。やっぱりコーリー・ハリスはブルースの人なんですね! でもこのCD、曲順のクレジットが合ってないような気がします…。ちなみにせっかくサインを頂いたのに、乾く前にケースに入れてしまったため、半分ぐらい剥げてしまいました…。残念。
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10.05.28 コーリー・ハリス