ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

いい夫婦の日・・・いい夫婦?(^^;

2016-11-22 23:48:25 | 家庭生活
今日はいい夫婦の日でしたね。

昨日、テレビで「明日は11月22日。いい夫婦の日ですね」なんてやっていたのですが、

それを見ていた我が家の3人は、何の反応もせず、
ただ、じ~っとその話題が終わるのを待っていました(笑)

もちろんお祝いしたりもありません。

いつもと変わりなく、
今日1日が、ただ、通り過ぎていきました。



少し前ですが、

朝、主人といろいろと話ししたのです。

一緒にご飯を食べたり、一緒にテレビを見たり
ちょこっと話はするけれど、
何かについて話し合うということは、このところ、あまりありませんでした。

本当はケン太のこととかも、意見のすり合わせとか
今度のこととか、話しないといけないのだろうけどね。

かつて
ケン太の不登校のことで、まったく意見が合わず
話合いをしようとすればするほど、険悪になるだけ。

主人から
「もうお互いに分かり合えない。
これからは、ケン太の話はするのはやめよう」と言われてしまい、

それ以来、ケン太の話は避けるようになってしまいました。

本当はそんなんじゃダメなんだけどね。

今、思えば、
お互いに自分は正しいと思っていて、
相手を変えることだけを考えていたんだよね。

ひとつも共感もしてくれない相手に耳をかそうとは思わないよね。

それは子どもも一緒だよね。
子どもだけを変えようと思っても上手くいかない。

「親が変わって子も変わる」だもんね。

「妻が変わって夫も変わる」に置き換えないとね。


まあ、そんなことに気付いても
亀裂が入ってしまった夫婦間の溝はそう簡単に修復できるわけでもなく、

他愛もない話をするのもぎこちなくなってしまって
何を話していいのかわからないという期間が長かったのです。

でも、最近はテレビの話題だったり
以前よりは話する機会が増えてきていました。

なかなかケン太の話にはならないけれど、
和やかに話ができるようになっただけでも進歩なのです。


それがその日は

他愛もない話から

ケン太の性格傾向。
バイトの話。
これからの対応の話。

いろいろ話しまして

なんか久しぶりだな~
こういうのいいな~

と思いながら、話していました。

こうやって少しずつ話せる機会を増やしていきたいなと思いました。



元々は仲良し夫婦だったんです。

でも、きっとそれは、特に問題が起きなかっただけだったんでしょうね。

ケン太の不登校で事態は変わってきました。

言い争うこともでてきました。

お互いに譲れなかったのは
それだけ問題が大きかったのでしょう。

家庭の中の空気が重苦しいものに変わってきました。

繊細で敏感なケン太に影響がでないわけがありません。

「仲良くしてほしい」
「2人で出かけてほしい」

と泣かれました。

何をやっていたんだ・・・と思いました。

お互いに、ケン太のために必死になっていたのに、
ケン太に悲しい思いをさせていただけだなんて・・・

本末転倒でした。

家庭という母体に亀裂が入っていたのでは
子どもが安定するわけがありません。

まずは家庭から直していかなければ・・・

それから夫婦で言い争うのはやめました。


言い争いをやめてしばらく経ってからも

「パピィとみぃみはそんなに仲良くないよね」なんて言われましたけどね。

言い争いしなければ大丈夫ということではないんですよね。
全てお見通しなんです。

それでも、言い争いしないという形だけ整えるだけでも
家庭内は変わってきたように思います。


一時期、何かといえば、

「将来、俺はこの家を出て行く」と言っていた主人ですが、

最近は、その言葉が出てこなくなりました。

それでも、新しい家具を買ったり、家の修繕には消極的で
いつまでこの家にいるのかわからないのだから・・・という
気持ちが見え隠れしていました


ところがつい先日、

「あとこの家にかかるのはなんだ?外壁の塗り替えと?お風呂とかトイレの
交換もいずれは必要になるかな?」と聞いてきて

「結局、ずっと、この家に住むしかないんだろうしな」

などと

小さくガッツポーズをした私です。



「今日はいい夫婦の日です」と聞いたら

「じゃあ、お祝いでもしようか」と

何の躊躇もなく言えるようになりたいね。



それを11月22日の目標にしようと思います




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昔のアルバムを開いて・・・

2016-11-21 23:34:41 | 家庭生活
土曜日の夜。

夕食後、家族でテレビを見ていたら
カヌーをしているシーンが放映されていたんです。

主人が

「カヌーやったよな?夏休み、旅行に行った時だったよな。
ケン太がいくつの時だったっけ?」

カヌーやった!やったね!
とその時の状況を思い出したはいいけれど、

ケン太がいくつの時だったかは思い出せない。

毎年、夏はどこかに行っていたからね。
何時だっただろうね~

「ちょっとアルバムで確認してよ」と主人。

げ!!

何枚あると思っている?
気の遠くなる話だけど・・・

「持ってきて。探すから」と主人は諦めない。

写真を一覧印刷したアルバムがあるので、
それを持ってきて探すことに。

あった、あった~

その時の思い出話に花が咲く。


それから3人で写真を見ていきながら

ここも行った!
ここにも行ったね!

ケン太、この時はかわいかった・・・など

しばし、当時を振り返り、懐かむ。



小学校5年の夏休み。

京都に行ったのです。
ケン太が鞍馬寺に行きたいと行ったので・・・

そのアルバムを見ている時だったか、
その前だったか

気が付くと、ケン太がいませんでした。
自分の部屋に戻っていったのです。

実は、この京都の旅行の後、9月からケン太は不登校になったのですが
この時、すでにケン太の異常行動が始まっていて
旅行中もいろいろ問題が起きていました。

ダダをこねたり
もう家に帰らない・・・と言ったり

ほんの些細なことにいちいち過剰反応していました。

「この時、大変だったよな・・・」と主人がポツリと。

私にも思い出したくない記憶が蘇っていました。


その後の写真は

伸びきった髪・・・
うつむき加減・・・

笑顔もどこか引きつっている。

家の中ばかり。
枚数も少ない。

不登校の時・・・

その当時の写真を、主人も私も無言で見ていました。

主人がただひと事

「かわいそうにな」と。


6年になって学校に行くようになってからは
笑顔の写真がたくさん出てきました。

友達に囲まれているケン太の姿がそこにありました。



ケン太が途中でいなくなったのは、

もしかして、その先を見たくなかったから?

それとも偶然?

わからないけどね。

どうだろうね。



でも、ケン太が一緒に見ていたら、

なんか見にくいね。

いなくてよかったけどね。


実は私の中で、主人の「かわいそうにな」という言葉のことを考えていました。

かわいそう・・・
かわいそう・・・?

確かにかわいそうなことしたなと思う。
反省もしている。

でも、今、そう思うことは
ケン太に失礼なような気もしてね。

「かわいそう」って思うのは、
ケン太を哀れに思っているということだよね。

親がケン太を哀れにしてはいけないんじゃないかと。

それに、ケン太は今、自分のこと、かわいそうだなんて思っていないと思うよ。

だから、そう思うのは違うのだろうね。







思い出の写真たち。





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きっかけになるといいけど・・・

2016-11-20 22:27:08 | 家庭生活
今日、アキバに行ったケン太です。

実は先日の映画と今日のこと、同時にお願いされました。

高校の時の友達がPCに増設するグラフィックボードを買いたいようで、
「一緒に見に行かない?」と誘われたようです。


先月か先々月のこと。
友達と約束していたけれど、起きたら私がいなくて、軍資金をもらえず、
遊びを断ったケン太。

それ以来、前もって行くことを私に知らせてきて
私が当日、いるかどうかも確認してきます。

こういうことにはしっかり学習効果があるようです。

その他にも発揮してほしいものですが・・・



今回のことをお願いしてきた時に

「履歴書持って行くわ。バイト募集しているところあったら、履歴書だしてくる」

そんなことを言ってきました。

まさか、ポーズじゃ?
2回分の外出をお願いしてくるわけだからね。

私が何か言いたくなるのを察して、先手を打ってきたようにも思うけどね


予想に反して

昨日の夜、履歴書や写真を探していました。
出してきたのはいいけれど「後で書くわ」と。


今朝、できたのか聞いてみたら、

「あ、忘れた!

う~む。やっぱり予想通りか・・・

「いいところあったら後で履歴書持っていくということにするから」

そう言って出て行きました。



さっき帰って来ましたけどね。

バイトのことは何も言ってきませんでしたね。

だいたい、友達と一緒で、バイト探しなんかできるのかな?

少しは期待していたんだけどね。
期待は半分だけ持つことにしよう




パソコンといえば、

ケン太は中3の不登校の時に自分でパソコンを組み立てています。

それまで、自分のノートパソコンを持っていたのですが、
ケン太の不注意で使い物にならなくなってしまい、

親に買ってとは言えないため
一番安くパソコンを手に入れるためには、組み立てるしかなかったのです。

ちょうど円高の時で、パーツがかなり安く手に入りました。
全部で3万しなかったと思います。

クリスマスプレゼントとお年玉でなんとか買うことができました。

パソコン組み立て成功!



そして高校1年の夏休みに住み込みのバイトをして
パーツをいいものと交換しました。

これまで、一番安いパーツで、低スペックだったからね。
グラフィックボードもこの時に追加しています。

自作PCを組み立て直し



過去の記事を引っ張りだしてきましたが、
こんな時もあったんですね。

自分でバイトしてパソコンパーツ買って・・・


どんなグラフィックボードを見てきたかしらないけど、
欲しくなったかな?

いいものたくさんあっただろうしね。

お小遣いあったらな・・・って思わなかったかな?

外にでれば、そんなことを思うきっかけも生まれるね。



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逞しいSちゃん

2016-11-19 22:16:23 | 友達
新大久保ランチ話はまだ終わらず・・・

お友達の娘ちゃん、Sちゃんのこと。

Sちゃんは相変わらず、逞しいです。

帰り道で襲われたことで、ひとりで帰って来れなくなったお父さん。その後、竹刀を持ってお父さんを駅まで迎えに行ったという、あのSちゃんです。

今、学校の先生になることを目標に頑張っています。

大学生になり髪の毛を少し明るくし、
下の方を軽くウエーブをかけたらしいです。

そんな時、中学校の時に通っていた塾の先生にばったり会ったそうな。

「そんなチャラチャラした格好している暇があるのなら、塾に働きにきたらどうだ?
(写真見せてもらったけど、決してチャラチャラはしていませんが)
小学生や中1くらいなら、教えられるだろ」

「いくら、くれんの?」
「1200円くらいかな?慣れて来たらもう少し上がるかも、夏休みは少し高いよ」
「週に何回?」
「週2でどうだ?」
「じゃあ、やってもいいよ」

上から目線だけどね。
でも、それだけ先生といい関係を築けていたのだろうと思います。

先生と言えば、中学校の担任のところにもたまに顔を見せに行っているらしいです。
そこで、今回の顧問の話を仕入れてきたというわけです。

顧問のところにも辞める前に挨拶に行くそうです。

Sちゃんも顧問の洗礼を受け、円形脱毛になり、
部活、辞めたいと親に訴えたことがあったんです。

ケン太の後に不登校になった女の子が、学校に行けなくなったのは
おまえのせいだ。それしか考えられない・・・と濡れ衣を着せられ

連絡を取れだの、家に行って来いだの。
行ったのか?なぜ行かない?

など毎日のように言われたら、そうなるよね。

でも、「辞めたい」と親に申し出た時、「辞めていいよ」と言ってもらえたので、
いつでも辞められる。
なら、もう少し頑張ってみようかなと思い直したそうな。

かなり理不尽なことがいろいろあったけど、
そこを乗り越えたことで、さらに逞しくなったSちゃん。

挨拶に行けるのも凄いなと思います。


逞しいエピソードをもうひとつあげると・・・

ちょっと胸元が寂しいSちゃん。

帰り道、男子に
「おい、S!おまえ、胸どこに忘れてきた?」とからかわれると
「あ~学校に忘れてきたかも。大丈夫、明日、学校に行ったら装着するから!」

ナイスカバー!ですよね。

何、言われてもそんな感じで返しちゃうのだとか。
男子もそんなSちゃんだから、言えるのでしょうけどね。

そうやって軽く受け止めて、笑いに変えてしまうことができる、Sちゃんです。



今は、塾と飲食店とバイトを掛け持ち。
親が出すのは学費と携帯代だけ。

自分の洋服、交際費、通学の定期代、医療費なども
全てSちゃん持ちらしいです。

「偉いね~」と言うと

「だって、うちの子、バイトさせないと、だらけちゃうから~」と。


うちもバイトさせたいのだけどね。

「これからは、Sが払いなさいよ」
「そうかぁ・・・」

と言ってすぐバイトを探したSちゃんと、何が違うのか・・・



Sちゃんに子どもが生まれたら、

お母さんには預けたくない。
預けるなら、お父さんにする。

と言っているそうな。

お母さんに預けると、
自分みたいな子どもになってしまう・・・とか?

Sちゃんが小さい頃、転んだら

「立ち上がりなさい」と言ってお母さんは絶対に助けてくれなかった。
「大丈夫?」と駆けつけてくれて抱き上げてもらう子が羨ましかった。

・・・という理由らしい。

Sちゃんが逞しくなったのはお母さんのお陰だと思うけどね。

それとも、逞しいのが嫌なのかな?
そういえば、剣道部で女として見てもらえなかったと言っていたしね

乙女ゴコロは複雑ですね


でも、そう育ててもらったこと
いつか感謝する時がくるんじゃないかな?


私の一番の望みは、ケン太に感謝されることなんです。

そのためには私自身が、感謝されるような親にならないといけないし、
ケン太自身も自分に自信を持って何かできる時でないと
感謝の気持ちは起きてこないと思うんです。

そんな日がくればいいなと思います。



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不登校のきっかになった顧問の先生が辞めます

2016-11-18 23:56:07 | 思うこと
ランチの時に聞いた話です。

昨日ランチしたお友達は、
ケン太の中学時代の部活で知り合ったママです。

当時、剣道部だったケン太。

剣道部の顧問とのやりとりがきっかけとなり
再不登校になってしまいました。

そしてそのまま卒業まで復学することはできませんでした。

剣道が好きで
練習に音を上げたことはなく
剣道部の仲間とも楽しく過ごしていたのに

残念な結果となってしまいました。

その後、またひとり、剣道部の仲間が不登校になりました。
顧問の圧力で学校に行けなくなってしまいました。


熱心な先生だとは思います。

婚約者がいたのに、剣道部に熱が入るあまり
会う機会が減り、自然消滅してしまったらしいです。

まだ30になったかどうかの女性の顧問でした。

自分のことよりも、まずは子ども達の教育・・・
そんな先生、今時、少なくなってきているような気がします。

それだけに残念です。



ケン太が顧問に責められたのは、課題提出が期限までに終わらなかったこと。
顧問である以上、生徒の勉強面も厳しく指導するという信念だったからです。

やるべきことをやらなかったのは、子どもが悪いです。

でも、それをやらそうとするためにあそこまでプレッシャーをかけないといけないのか。
あそこまでの人格否定が必要だったのか・・・

落とすだけ落として、立ち上がって来い!ということだったと思いますが、
立ち上がれず、学校に行けなくなってしまったら、

それでいいんですね?
また部活に戻りたいと言っても、もう戻れませんよ。

最後、私も面談することになりましたが、親も切られました。

先生との再度の面談





ケン太が卒業した年に、顧問は中学校から高校に異動になりました。

最初、ケン太が志望高としてあげた高校です。
公立の最下位高。

勉強していなくて、出席日数が足りないケン太が、
唯一、入れる可能性がある高校でした。


顧問が異動になった年に、3人ほど退学させたそうです。

今年、4年目・・・

これまでに10人以上を退学に追い込んだそうです。

詳しい状況はわかりません。
ただ、学校側から生徒指導について、注意を受けたことがあったそうです。

異動してすぐ2年生のクラスを持ったのですが、
今年はクラスを持っていないそうです。

そして今期一杯で学校を辞めることになったそうです。

辞めさせられたらしいです。



ケン太が不登校になったのは、自分が課題をさぼったから。
ちゃんとやっていれば、そのことで、不登校まで追い込まれなかったでしょう。

問題があったのはケン太の方で
先生のせいじゃない。

ただ、やらない子をただ、追い込むだけでいいのか。
動けなくなったら、見捨てて終わり?

やはり悔しい思いを捨てることはできませんでした。



高校は義務教育ではないし、
学校に行かないのなら、留年、退学・・・
その選択を迫られます。

公立の最下位高ですから、いろんな子がいるでしょう。
課題提出しない子だって、ひとりや2人ではないはず。

社会にでれば
勉強よりもその子の持っている何かで勝負していくはず。

「卒業」を手にすることと、手にできないことと。

その子の今度の人生を考えたら
学校から追い出す対応が果たしていいことなのか・・・


まっすぐ過ぎる先生ですから
曲がったことが嫌いな先生ですから

先生の熱血ぶりが仇となってしまったように思います。


その熱血ぶり
なかなか真似しようと思っても出来ることではないと思います。

でも、今の学校でそのスタイルだけを通すというのは、厳しいのかもしれませんね。




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