ケン太が最初の不登校になってから、もう10年が経ちますが、
不登校をとりまく環境というのものが随分と変わってきたなぁと思います。
まず、感じるのは、お子さんが弱くなってきているような気がします。
お母様も、繊細だったり傷つきやすかったり、不安が強い方が増えてきているように思うので、
お子さんもそうなってくるかなぁと。
元々、そういう親子でなくても、まわりにそういう方が増えてくると、
そういう方向に流れていくように思います。
ご近所に「こら~!何やってる~!」
と叱ってくれる、おじさん、おばさんがいなくなりました。
ケン太が小学生の頃は、近所に名物おじさんがいたんですけどね。
今は、ご高齢か?姿が見えなくなってしまいました。
スポーツ界ではこれまでの指導方法が問われ、
愛のムチが通用しなくなっています。
学校でも、すでに体罰は禁じられ、
厳しく指導することは難しくなっています。
「座れ!」もダメみたいですね。
昔は頑固おやじも結構、いたけど、
今は優しくて友達親子であることを望むお父さんが多い。
子どもは叱られ慣れていない。
今の子は、大声で怒鳴ったりとか、人を叱りつけたりとか、
そういう場面に出くわすことが少なくなりました。
なので、そんな場面に出くわすと「怖い~」と固まってしまう。
クラスで誰かがもめているだけで、行けなくなってしまう子も。
学校と家の温室化で、ストレス耐性が育ちにくくなっているように思います。
9月1日問題で、いじめを苦に自殺しようとする子を守るために、
「無理して学校に行かなくていい」という言葉が浸透してきています。
昨日、お話聞いたところによると・・・
今、学校では、「休みます」と言うと「無理しないでね」となり、
ちょっと体調が悪いとすぐ保健室に連れていき「ゆっくり休んでね」となるみたいです。
そうやって子ども達を守るのが先生方の「正義」
これも、9月1日問題が叫ばれるようになってから、
そういう傾向が強くなってきているように思います。
ケン太の小学校、中学校の時なんて、
「明日は出て来れるか?」「家で勉強やってますか?」
結構、プレッシャーかけられましたけどね。
今はそれは止めましょうになっているのかな?
ただ、私、思うんです。
学校を休む子の、皆がギリギリという状態ではないと思うよ。
ケン太は後に「怠け」だったと言っていました。
そんな子も含め、全ての子に、無理しなくていいよと言って、守って・・・
安住の地に身を置いて・・・本当にそれでいいのかな・・・と。
社会に出たら、当たり前のように理不尽なことがあります。
大人のイジメはもっと陰湿だったりします。
その時、翼が折れてしまったら、社会は「無理しなくてもいいんだよ」と
守ってくれるのだろうか。
休むことは出来ても、収入が減り、生活が成り立たなくなっていく。
それも保証してくれますか?
結局、自己責任なんです。
「無理しなくていいからね」と言ってくれる人は、
その子の10年先、20年先のことも考えて言ってくれているのでしょうか。
芸能界にも不登校だった方がたくさんいて、
9月1日運動の頃、「学校は無理して行くところではない」と
「学校なんて行かなくたっていいんだ」
いろんな言葉が発信されます。
芸能人で不登校を経験した方はいじめが多いです。
アイドルとかは、かわいくて妬まれたり?
個性的で、目立つ存在でいじられたたり?たたかれたり?
「普通」からはみ出してしまった子?
言い換えれば、そういう子だからこそ、「普通でない」ことを求められる芸能界で生きていけるのだと思います。
一時避難したとしても、芸能界に居場所を求め、
一般社会よりも厳しい、芸能界という荒波に揉まれ、
今の地位を築いているわけですからね。
元々、物凄くパワーがあるんだと思います。
それか逆境をパワーに変えられる人ですね。
つまりは、いじめが原因で一時避難したとしても、問題が解決したら、
学校に戻れる人。
それか、学校に見切りをつけて自分の居場所を見つけ飛び込んでいける人。
そういうタイプが多いように思います。
だから「休んでいいんだよ」「無理して行かなくてもいいんだよ」と思える。言える。
一時避難するだけだし、
行けないんだったら、他に居場所を探せばいいじゃない・・・と。
世間の皆さまも、皆、それが出来ると思っているんじゃないかな。
だから、世間の「正義」として、その言葉が広がっていく。
私の周りにいる子たちは、
休んだことで学校に戻るきっかけを失ってしまった子。
休めば休むほど行きづらくなってしまっている子。
家にいることで、二次的な症状が出てしまう子。
そういうタイプが多いです。
他の場所に飛び込んでいきたいと思っても、勇気が出ない。
そんなに、切り替えが上手ではないです。
だから家から出れないんです。
「無理して行かなくてもいいんだよ」と言われたら、ほっとするかもしれない。
でも、一時避難ではすまなくなる。
ずっとずっと動けないままになってしまう場合も・・・
そうなったら、その子が後悔するかもしれない・・・
どんなに状況が悪くても、「本当は学校に行きたい」と思っている子もいるんです。
全ての子が「行かなくていいよ」という言葉を待っているわけじゃない。
その子のためにと、言葉をかけているつもりでも、大人が誘導してしまっている場合も。
だから、私は「無理して行かなくていいよ」なんて安易に言えないです。
その子の状況を見極めて使いたいと思います。
いつもありがとうございます
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不登校をとりまく環境というのものが随分と変わってきたなぁと思います。
まず、感じるのは、お子さんが弱くなってきているような気がします。
お母様も、繊細だったり傷つきやすかったり、不安が強い方が増えてきているように思うので、
お子さんもそうなってくるかなぁと。
元々、そういう親子でなくても、まわりにそういう方が増えてくると、
そういう方向に流れていくように思います。
ご近所に「こら~!何やってる~!」
と叱ってくれる、おじさん、おばさんがいなくなりました。
ケン太が小学生の頃は、近所に名物おじさんがいたんですけどね。
今は、ご高齢か?姿が見えなくなってしまいました。
スポーツ界ではこれまでの指導方法が問われ、
愛のムチが通用しなくなっています。
学校でも、すでに体罰は禁じられ、
厳しく指導することは難しくなっています。
「座れ!」もダメみたいですね。
昔は頑固おやじも結構、いたけど、
今は優しくて友達親子であることを望むお父さんが多い。
子どもは叱られ慣れていない。
今の子は、大声で怒鳴ったりとか、人を叱りつけたりとか、
そういう場面に出くわすことが少なくなりました。
なので、そんな場面に出くわすと「怖い~」と固まってしまう。
クラスで誰かがもめているだけで、行けなくなってしまう子も。
学校と家の温室化で、ストレス耐性が育ちにくくなっているように思います。
9月1日問題で、いじめを苦に自殺しようとする子を守るために、
「無理して学校に行かなくていい」という言葉が浸透してきています。
昨日、お話聞いたところによると・・・
今、学校では、「休みます」と言うと「無理しないでね」となり、
ちょっと体調が悪いとすぐ保健室に連れていき「ゆっくり休んでね」となるみたいです。
そうやって子ども達を守るのが先生方の「正義」
これも、9月1日問題が叫ばれるようになってから、
そういう傾向が強くなってきているように思います。
ケン太の小学校、中学校の時なんて、
「明日は出て来れるか?」「家で勉強やってますか?」
結構、プレッシャーかけられましたけどね。
今はそれは止めましょうになっているのかな?
ただ、私、思うんです。
学校を休む子の、皆がギリギリという状態ではないと思うよ。
ケン太は後に「怠け」だったと言っていました。
そんな子も含め、全ての子に、無理しなくていいよと言って、守って・・・
安住の地に身を置いて・・・本当にそれでいいのかな・・・と。
社会に出たら、当たり前のように理不尽なことがあります。
大人のイジメはもっと陰湿だったりします。
その時、翼が折れてしまったら、社会は「無理しなくてもいいんだよ」と
守ってくれるのだろうか。
休むことは出来ても、収入が減り、生活が成り立たなくなっていく。
それも保証してくれますか?
結局、自己責任なんです。
「無理しなくていいからね」と言ってくれる人は、
その子の10年先、20年先のことも考えて言ってくれているのでしょうか。
芸能界にも不登校だった方がたくさんいて、
9月1日運動の頃、「学校は無理して行くところではない」と
「学校なんて行かなくたっていいんだ」
いろんな言葉が発信されます。
芸能人で不登校を経験した方はいじめが多いです。
アイドルとかは、かわいくて妬まれたり?
個性的で、目立つ存在でいじられたたり?たたかれたり?
「普通」からはみ出してしまった子?
言い換えれば、そういう子だからこそ、「普通でない」ことを求められる芸能界で生きていけるのだと思います。
一時避難したとしても、芸能界に居場所を求め、
一般社会よりも厳しい、芸能界という荒波に揉まれ、
今の地位を築いているわけですからね。
元々、物凄くパワーがあるんだと思います。
それか逆境をパワーに変えられる人ですね。
つまりは、いじめが原因で一時避難したとしても、問題が解決したら、
学校に戻れる人。
それか、学校に見切りをつけて自分の居場所を見つけ飛び込んでいける人。
そういうタイプが多いように思います。
だから「休んでいいんだよ」「無理して行かなくてもいいんだよ」と思える。言える。
一時避難するだけだし、
行けないんだったら、他に居場所を探せばいいじゃない・・・と。
世間の皆さまも、皆、それが出来ると思っているんじゃないかな。
だから、世間の「正義」として、その言葉が広がっていく。
私の周りにいる子たちは、
休んだことで学校に戻るきっかけを失ってしまった子。
休めば休むほど行きづらくなってしまっている子。
家にいることで、二次的な症状が出てしまう子。
そういうタイプが多いです。
他の場所に飛び込んでいきたいと思っても、勇気が出ない。
そんなに、切り替えが上手ではないです。
だから家から出れないんです。
「無理して行かなくてもいいんだよ」と言われたら、ほっとするかもしれない。
でも、一時避難ではすまなくなる。
ずっとずっと動けないままになってしまう場合も・・・
そうなったら、その子が後悔するかもしれない・・・
どんなに状況が悪くても、「本当は学校に行きたい」と思っている子もいるんです。
全ての子が「行かなくていいよ」という言葉を待っているわけじゃない。
その子のためにと、言葉をかけているつもりでも、大人が誘導してしまっている場合も。
だから、私は「無理して行かなくていいよ」なんて安易に言えないです。
その子の状況を見極めて使いたいと思います。
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