ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

情報が溢れているけど。。。

2018-04-08 23:33:05 | 不登校のこと
ケン太が不登校になったのは、今から10年前のことです。

これからケン太はどうなるのか?
私はどうしたらいいのか?

なんの答えも見つけられないまま、
出口が見えないトンネルの中を彷徨うだけでした。

当時、情けないことに、私はケン太にPCを奪われていました。

ケン太が寝ている時間に、私はPCに向かうことができたのですが、
家事をしたり、用事を済ませたり、認知症の母もいたので、
なかなかPCに向かう時間がとれませんでした。

それでも、なんとか不登校関連の書籍を取り寄せ、
少しでも時間があれば必死に読んでいたのを思い出します。

そこで『不登校』というものの捉え方が様々であるということを知りましたね。

外に出れなくて家に引きこもってしまう子もいれば、普通に友達と遊びに出かけてい子もいる。
暴言暴力で親に刃を向ける子もいれば、共依存でべったりの親子関係もある。

子どもの性格傾向、親との関係もそれぞれなので、
皆が同じ状態のわけがない。

当然、対応の仕方も千差万別。

それだけは理解できました。

そこから、我が家の場合は、どうしたらいい?・・・となるわけですが。


ケン太は小学校の時に不登校になりましたが、
当時、小学校の中で不登校はケン太だけでした。
(単に長閑な小学校だったということなのですが

まだ「不登校」という言葉を知らない子もいました。
そういう時代です。

そんな時代なので、まだまだ相談機関は少なかったし、
学校以外の居場所も少なかったです。

ケン太も学校しか知らず、学校に戻る以外の選択肢は持っていなかったし、
その分、行けないことに対する罪悪感も大きかったのですが。

だから戻れたとも言えます。


今は、不登校の数が増えていますね。

身近に休んでいる子がいる。
学校以外の居場所も増えている。
相談できる専門家も増えている。

学校に行かなくても、SNSで友達と繋がることができる。
子ども自身で情報を集められる。

子どもが置かれている状況はかなり変化してきています。
親の考え方も、それと共に変化しています。

当然、ネットでも情報が溢れています。

いろんな情報を得ることはできますが、
あまりにもありすぎて、我が子にとって何がいいのかわからなくなってくる。

そんな状況にも陥りがちです。


どうしたらいいのか・・・

どんなに情報が溢れていたとしても、
親がその中から取捨選択しようとしても、

結局は、答えは子どもが持っていると思います。

親がこうしたいと思っても、親が子どもを変えることはできないので。
変えられるのは自分だけなので。

子どもをなんとかしようとしても、
決して親の思うようにはなりません。

子どもの人生なのですから、子ども自身に決めてもらうしかありません。

子どもがちゃんと自分自身に向き合って決断できるよう、
親が自分自身に向かい、自分の人生をきちんと決断して生きること。

子どもに向かう前にまずは自分から。

そうするといいんじゃないかなと思います。






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