ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

行けば終わり・・・ではないのだから・・・

2018-04-07 23:50:31 | 不登校のこと
勇気を持って一歩踏み出せたとして・・・

学校に行ったら行ったで、そこでまたいろんな問題に直面します。

授業がまったくわからなくなっているかもしれません。
友達との距離感も変わっているかもしれません。

そこでめげて、また行けなくなってしまうこともあります。

行けば終わり・・・ではないのが不登校です。


子どもが行く気になったら、そのタイミングで・・・

確かにそうなのですが、行った後のことを想定していないと、
せっかく行く気になった子どもの心にまた傷を負ってしまうことも。

行って・・・ダメだった。
また行って・・・ダメだった。

これが繰り返されると、自分に自信を失ってしまうかもしれません。

もう「行く・・・」と言わなくなる。
これが一番、怖いです。


今なら・・と思える時に、背中を押してあげる。
それも必要なことですが、むやみやたらにしない。

ただただ、行くことだけを目的としないことかなと思います。



子どもが「〇〇の日から行きたい」と言ったのなら、
ただ、その日を待つのではなく

親はある程度、手回しをしておく。

一番は先生のご協力を得ることかなと思います。

学期が変わっていたら、席も変わっていると思います。
班も変わっているでしょう。
自分は今、何係なのか・・・

自分の席がわかるのとわからない。
ただそれだけでも、教室に入るハードルの高さが変わってきます。

長い間、行けていない子なら、下駄箱の場所も教室の位置もわかっていないだろうと思います。

行けそうな気配を感じたら、先生にそれとなくお伝えして子どもに伝えてもらう。

ここは親が伝えると、暗に登校のプレッシャーをかけてしまうので、
先生から伝えてもらう方がいいです。

もし可能ならば、放課後など学校に出向くか、訪問していただくか、
先生と直接、お話することができれば、ぐっと学校へのハードルが下がると思います。

クラスの子と会える機会があれば、もっといいかなと思います。

先生と連絡をとっていることは、子どもには内緒にしておくのが望ましいです。
それを嫌う子もいるので。親子の信頼関係にも関わってきます。


学校に向かえるように、なるべくハードルを低く設定することもそうですが、
登校できたなら、その後のことも必要であれば、お願いしておくといいかなと思います。

ケン太の場合は、最初は毎朝、起きて学校に向かうだけで精一杯だろうと思ったので、
最初のうちは、宿題が遅れても大目に見ていただくようお願いしました。

先生は快く受け入れてくださいました。

これについては、特別扱いが嫌いな子もいるので、その子次第だと思いますが、
まずは、毎日、登校できることを再優先し、そのほかの負担となることは、
徐々に軌道にのれるようにする。

これもひとつの方法だと思います。


学校に戻りたいという気持ち。

気持ちだけでは、なかなか乗り越えられない場合もあります。

親は基本、見守る姿勢でいるべきですが、
必要であれば、陰で手助けしてあげる。
支えてあげる。

それはあっていいと思います。




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