ガス人間第１号

シアタークリエ初体験！

いっつも、
向かいっ側の東京宝塚劇場から
どんな劇場じゃろ～か～。
いつ行けるんじゃろ～か～。
なんてぇことを思ってたんだけど
まさか！この御方の作品とは！

なななんと！
大王（後藤ひろひと）が
オシャレな日比谷に出没っっ。
なんか…
有り得ないシチュエイションじゃわい。
アハハ

日本ＳＦ映画史上不朽の名作
『ガス人間第１号』
シアタークリエに上陸！

東宝特撮って『ゴジラ』
だけじゃぁないのサ。
こんなに美しくって悲しい作品
み～っけ。

ＤＶＤで観て…泣いちったよぉ
特典の予告編には唸ったぜ。
あ、映画の話じゃないない。

シアタークリエ　　　１０／８（木）　
　１列上手

　ガス人間第１号
　上演台本・演出・出演：後藤ひろひと　
　出演 ：中山エミリ、 山里亮太（南海キャンディーズ）、
　井原剛志、中村中、 高橋一世、水野久美、三谷昇　ほか

「カレーやルーは何語か御存知でしょうか？
…それはさて置き」
出た～！まさしく大王だぁ～い。

ガス人間が愛した女は
ボーカリスト藤田千代。略してフジチヨ。

映画（1960年・東宝）じゃぁ
同じ名前で日本舞踊の家元だったんだよ。
しかも、若くって可憐な八千草薫が、
凛とした品格を纏って美しく舞うんだぁ。

舞台版は、中村中（あたる）
歌声が脳にビンビンくるくるぅ。
ほんまもんやもんねぇ。

でもミュージック系にめちゃくちゃ弱い私は、
今まできちんと観たことなかった（アホぉ）

でもって、彼女の喋る声がステキ♪
色で言うなら”銀色”

リップあんまり塗ってなくって
ナチュラルメイク。
ちょっと
遼河はるひ（宝塚歌劇団月組）にも
似てる所があるわぁ。

手を広げてお辞儀すると
空気が揺れる…。
やっぱミュージシャンって役者と
そういう感覚が違うよなぁ。

この１０年間
音楽活動が出来ていない藤千代。

スポットライトを浴びさせてやりたい。
そうだ！邪魔者は消せっっ。

殺人現場にはいつも異臭が。
ガスの専門家が呼ばれて…

山ちゃん（山里亮太/南海キャンディーズ）だぁぁ。
キャハハぁ。
こんなに変だとは思わなんだぁ。

一応ガス会社の制服着てっけど、
ただのおたくじゃん。
ククク。

ズ～っといじくってる
その黄色いボックスは測定器かにゃ。

「ケトン…」
っつ～のが口癖なの。
それがツボにくるわくるわ。
クハハ。

休憩時間に
あの手のクネクネを真似してみたんだけど。
あ、ひとりじゃぁないよ。友達と。
気色悪さが今イチ出なくって…
イヒ

客席の反応が微妙なヤツがも～一人。
新聞社の部長・水野透（リットン調査団）

キングギドラのフィギュア片手に
大阪モードフル回転っっ。

スベッテもスベッテも
へこたれてまへんでぇ～♪

わたしぁお初だったけど、
時々ツボに来たっっ。

刑事は井原剛志
って！『Ｓｈｕｆｆｌｅ（シャッフル）』
やんか～。

お相手は真子ちゃん（石野）じゃなくって、
中山エミリなんだ。

う～ん。
なんだかテンポがスロ～リ～。
これって
クリエの客層を意識してるってことかい？

さっすが
森光子の汗と涙が沁みこんだ”元芸術座”
高齢者が結構いるのよぉ。

モクモクと煙を出して消えるガス人間
それ舞台じゃぁど～すんの？

ガス人間が胸を押さえると
出た出たぁあ～。
スモークモクモク～～♪

ある実験の犠牲となって
こんな身体になってしまったのね…。
そんなガス人間の一途な愛。

告白シーンでは
客席からススリ泣きが…
私の瞳もウルウル…

映画は大人の愛だったけど、
こっちは高橋一生が、
若いし…顔が…カワイイじゃん。
イイよぉ。こういうのもぉ。
って私この人も初体験じゃわい（おいおい）

「息子は優しい人間でした」
車椅子に座って優しい微笑みを湛える老女が
実は…

ウッキャ～！！そんなんアリかい！！
ここ、原作と違うヨぉ。

映画のエンディングで
おもわず泣いちったのにぃ。
こっちはこっちは…キャぁぁぁあああ！！

さすが水野久美。
元東宝映画女優！！
存在感タップリぃ！

ガス人間第２号って…
コワイよぉぉおおお。

「本日は台風上陸というイベントもありました。
お客さんが来なかったら…」
そう挨拶する大王。

ホンマやで。
朝からヤキモキしたで～こっちも。
ガスが風に吹き飛ばされるかと思って。
（ちゃいまんがな）

終わってみればやっぱり大王ワールド
アッパレ！！

藤千代にズ～っと仕えてる爺（三谷昇）が
「千代～！」って叫ぶ姿にジ～ン…
声を張り上げるんじゃなくって
抑えるんだもん…。ますますジ～ン…

こういうキャスティングも
東宝興行ならではかも！

で、まさか
『マタンゴ』の舞台化は考えてないよね。
ヒヒヒ
やっぱり『美女と液体人間』がええなぁ。
ヒヒヒ

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