3月も歌舞伎座へGO！ 楼門五三桐

2021年3月10日（水）はれ

歌舞伎座　18：30開演　3階A席

第三部

6：30－6：45  

楼門五三桐（さんもんごさんのきり）

石川五右衛門　吉右衛門

右忠太　歌昇

左忠太　種之助

真柴久吉　幸四郎

浅葱幕の前で大薩摩が！

コロナでマスクをしているせいなのか、

はたまたここが三階席だからなのか、

もしかして、

私が集中しきれていないのか、

あんまり耳に届かなかったぞ…ぅ。

幕が落とされるとぉおお。

南禅寺の回廊だぁああ。

石川五右衛門だぁああ！！

桜の花びらが吉右衛門に

降り注ぐぅうううう♪

眼福♪眼福ぅううう♪

客席からは拍手！拍手！また拍手！

おぉお、平日だから

拍手にイマイチ元気がなかったらどうしよう。

ちょっと心配してたんだけど、

この日のお客さんの音はデカかった！

嬉しいぃいいい♪

絶景かな　絶景かな

春の眺めは価千金とは　小せえ　小せえ

この五右衛門が眼から見れば　価万両　万々両

日もはや西に傾きて　雲と棚引く桜花　

あかね輝くこの風情

ハテ　麗らかな眺めだなァ

ヨ！播磨屋ぁああああ！！

1月は体調不良で何日間か休演。

だからそう見えるのかなぁ。

少し元気が無さそうにも見えたなぁ。

けど、声に張りはあったよぉおお！！

石川五右衛門は噂の大泥棒。

自分を育ててくれた父・武智光秀の敵を討とうと、

当時の権力者である真柴久吉の命を狙っています。

ヘェエ、そうなんだね。ってコラコラ！

ズンズンズンズン

ダイナミックにせり上がるぅうう。

あぁあああ、吉右衛門が見えなくなるぅう。

これが3階席の悲劇…ぅぅ。

おっとぉ、頭が見えなくなるギリギリの所で

止まったぁああ。

楼門の下にいたのは久吉だぁあ。

真柴久吉の一言ぉ

「巡礼にご報謝ぁあ」

シュッッ！

五右衛門が

小刀だか手裏剣だか、

とにかく飛び道具を投げたぁあああ。

久吉が手にしている柄杓に

ビシッッ！

突き刺さったぁあああ。

幕がぁああああ！！

うわぁああああ！！

アッという間に終わったぁあああ！！

たったの15分だもんなぁあああ。

本当はもっと長いのよ。

そうそう、もっとあるのよぉ。

ウゥムゥゥ…。

でも吉右衛門がド～ン！！

そこにいあるだけで、

劇場を圧倒して、観客の心を掴む。

私のハートもギュギュッッ♪

播磨屋ってデッカイなぁああ。

そう思わせてくれただけでイイのだぁあ。

新型コロナウイルスがどっかに行ったら、

またいつもの『楼門五三桐』を

上演してくれればイイのだぁあ。

つづく

澤瀉屋襲名披露 楼門五三桐　（2012.8.1記）

三月大歌舞伎

歌舞伎座

2021年3月4日～29日

第三部

楼門五三桐　（2021.3.24記）

隅田川　（2021.3.25記）

第二部

熊谷陣屋　（2021.4.2記）

雪暮夜入谷畦道　（2021.4.5記）

～追記～

中村吉右衛門　救急搬送されて現在入院中！！　（2021.3.30記）