これまでの物語はこちら → 「伏見撞木町」 「御浜御殿綱豊卿」
2、3日降り続いた雪で、
どこを向いても、ただただ白一色。
”序幕”またしてもカット…。
QOO~
泉岳寺の境内で、
羽倉斎宮という若者が浪士数人と出会う。
そして、内蔵助に浴びせる罵声。
これがないとは…残念無念…。
浪士達の焦りも、描かれてるのにぃぃ。
第四幕 三次浅野家中屋敷
赤坂南部坂にあるこの屋敷でも、
盛大に煤払いをやってるぞい!
ここには、内匠頭の奥方・瑤泉院も住んでる。
「元下屋敷を見ていた神崎弥五郎を目撃!」
「仇討真近!」
こんな噂は、赤穂で働いていた腰元達には嬉しい~。
でも、他の人には迷惑だわな…。
アワワ!渦中の人、大石内蔵助(藤十郎)がやって来た!
同 瑤泉院居間
お線香の香り…いい~香りです(by毎日香)
内蔵助と瑤泉院(時蔵)、久方の再会。
凛として麗しいのォ~時蔵~
内蔵助との昔話に花を咲かせながらも、
気になるのは…。
来春には、吉良が米沢に行っちゃうかも…。
武士たる道にそむくのかー。
瑤泉院や落合与右衛門(東蔵)が何を言っても、
暖簾に腕押し。
内匠頭の末期の言葉を持ち出しても
内蔵助の返事は無し。
瑤泉院は、内匠頭の御焼香の願いをキッパリ!
拒否したサ。
そうして静かに去って行ったサ。
あ~あ…。
戯言に紛らわしながら、袱紗包みを…
QOO~ 受け取ってやってくれ~。
落合 ……
内蔵助 与右衛門どの、これにて御別れ申します。
落合 ……
それ!連判状じゃないの?
そうでしょ~。そうだよね!!
同 門外
ウワ~ 表は真っ白白~
国学者・羽倉斎宮(愛之助)が内蔵助とブツかる。
オットット…
あ~またこの若造に、罵詈雑言を浴びせられてるヨ~。
序幕カットされてるから、
このシチュエイション、いまいちピンとこないなぁ
”内蔵助の腹芸を感じてね。お客さん”ってことかなぁ…
恥を知れ!大罪人!
面を見るのも身の穢れた!
グワァァァァ~。雪の中を引き摺り回して行っちゃった…
ヒドイことするなぁぁぁ。
耐えに耐えてるけど内蔵助
心はボロボロだ…
「あやまりました内蔵助どの」
落合が出てきてー
瑤泉院も窓から「内蔵助」と声を掛ける。
ヤッタ~!真心が通じたんだ内蔵助!
先月末には十五人の人数が、一人ぬけ二人おち…、
今は四十幾人となりましたが、残るはみな鉄石の者ばかり…
たとえ仕損じましても、その場に死にかねぬ者どもにござります。
足早にやって来てた赤坂吉右衛門(亀鶴)
明日の夜決行の報。
内蔵助 「十四日は殿の命日じゃ。(悦び勇み、瑤泉院の方に向い)
明十四日は殿の御命日、暁天までには必ず吉左右、
いや、これにてお暇申しまする。」
瑤泉院 「内蔵助、さらば。」
内蔵助 「ははッ!」
花道をゆっくりゆっくり歩いて行く内蔵助。
「伏見撞木町」のクニャフニャな姿はどこにもな~い
赤穂の秘密兵器『昼行燈』っ、照準セット!
あの瞳には、何が映っているのだろうー。
ウ…ウ…
眼、ウルウル~~~
鼻、ズルズル~~~
あんまりスローペースな引っ込みに、
幕が閉まるまで退場出来るかドキドキ~。
ハハンっ、そんなことは”心配御無用”!
VIVA!裏方!
期待以上に、心をフルフルさせてくれる時間だった~
でも、カット場面があってガッカリ…。
いつか、もう1回上演してくれ!ノーカットでっっ!
この舞台劇場中継あり!溝口健二作品『元禄忠臣蔵』もOA!
→ あの舞台があの映画がお茶の間で
レポはこちら
11/3~26 国立劇場
元禄忠臣蔵 第2部
「伏見撞木町」 「御浜御殿綱豊卿」 「南部坂雪の別れ」
ランキング参加中、あなたの清き一票を(笑)