アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

雀右衛門休演

2005年10月12日 | 歌舞伎

雀右衛門休演!やられましたぁ。
『河庄』観ちゃったんだよね。
んでもって、「力出せよ~ジャッキー」
そう思ったんだよねぇ。
その翌日だよぉ。
ジャッキーも腰痛で痛いだろうけど、こっちもアイタタタタ~。
何故って代役が翫雀だから。

私のツボに、はまったこと無い人なんだけど、このシチュエイションは興味あり。
”成駒屋親子3代”だもん。
しかも、やっと”上方系取り揃え”(東蔵はちょっと置いといて)。

舞台の上では、皆ドキドキ。
翫雀の小春は初役じゃないし、相手役の治兵衛も演ってるから無問題(モウマンタイ)。
そう思いつつも、お客のみならず出演者も彼に注目してしまう。
彼は小春を一心不乱に演じる。
初日、い~え、それ以上の、ただならぬ緊張感が舞台を包み込み、
相手役の鴈治郎や我當たちも、翫雀の息使いや視線を自然体で受け止める。
そこに、前日までとは違う”間”や、心情が生まれるの。
物凄くリアリティのある芝居になります。
その劇空間は1日限りっ!
いいねぇ、昨日のお客さんメッチャお得やんっ!

ジャッキーは、
三日御定法
(初日から3日間はどんな手直し、どんな不手際があってもご勘弁を)
はなく、ほぼ全日御定法化してるんだろうけど、
二ヶ月立て続けに出演。っつうのはまずいんじゃないかな。
今年に入って2度めの休演?…。
「休演は、なにもジャッキーだけに限らない。」って興行側は思ってるのかもしんないけど。
「すぐに復帰すっからさ。」「代役もスリリングでしょ。」って感じかもしんないけど…。
一ヶ月間出勤してなんぼ。やからねぇ俳優も。
俳優の「演れる度」をチェックする。これも興行主の仕事ちゃうかな。

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。