桂米朝・小米朝親子会

前進座プロデュース　米朝・小米朝親子会

２００５年９月１７日　前進座劇場

桂しん吉　開口一番
桂小米朝　稽古屋
桂米朝　おたのしみ
＜中入＞
桂米左　たいこ腹
桂小米朝　はてなの茶碗

しん吉“子ほめ”
礼儀正しく、きちん。きちん。ブレないところがなぜか楽しぃ。
吉朝の弟子やった！師匠の色が滲み出るのかなー。
比較する程噺家を知らないんでなんとも…。

小米朝のまくら「大銀座落語祭」の時もこれ。２度目はおもろないで。
踊りのお師匠はんが妙になまめかしくて笑った！
顔が顔やから、女演ると怪しい…違う、妖しいわ。
クラクラきた奴（野郎）おるんちゃうか～？

上方演芸ホールの収録で
『第２５０回ＮＨＫ上方落語の会』を見たおかんが、
「小米朝なぁ。顔はええけど、噺はあかん」
…おかん、落語初体験やったんやけど。

米朝登場―！８０歳！「老けたわ…」友人絶句っっ。
たしかに“ただのお爺ちゃん”になってた…。
２年前に見た時はもうちょい“イカシタお爺ちゃん”やったのに。

「最近噺の途中から違う噺になってしもて、
戻そうと思たらどの噺か判らんようになってもうて」
メビウスの輪か！（笑）
“三ぼう”つんぼ、どろぼう、けちんぼうの小咄。
声も次第に張りが出てきて、元気になってった米朝―。

米左曰く、全国で噺家６００人！上方で２００人！
なんともどえれぇ人数じゃないでしょーか。

小米朝「本来やったら米朝がもう１席。というところなんですが、
国から人間国宝の乱用を止められているんで、今は桐の箱に入ってます」
ワッハッハ！
“はてなの茶碗”コネクリ回しすぎ。
しかも、「大銀座落語祭」でもやったやん！
違うのが聴きたかったなぁ。

前進座劇場！初めて行ってみたー。
駅からちと遠いけど、風情あるある。
その歴史を考えると感慨深いもん有り。
お客さんに中高年カップルが多かった！
地元の催し物って感じで気軽に来てるのかなー。
“地域密着”って時間がかかるはず、
定着していたら立派なもんやね。
これぞ、前進座の求めていることなんだろうから。大成功―！

☆あくまでも主観で書いたものです。特に他意はありませんので平に容赦下さい。