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『はじめてのマルクス』 (その3)

2016年12月30日 | O60→70(オーバー70歳)
【29ページ】現代の国家はどこに行くのか
鎌倉 ~。資本の自由の保障が新自由主義ですね。だから、彼らが自由の保障というのは、労働者を自由に使うこと、それから領土の支配も自由、さらに国家を自由に操作できること、そこまで現実に行っています。

【32~33ページ】
鎌倉 ~。ソ連の存在は大きいですよ。ケインズ主義というのは、やはり資本主義体制の危機の中から社会主義を求める動きが生じる、その動きに対する規制ですよね。

佐藤 しかもケインズの妻はロシア亡命者の元バレリーナですからね。また、革命後のロシアに行って社会主義の現実を見ていますから危機感がありました。

鎌倉 米国のニューディール政策そのものもそうなんだけれども、社会主義にさせないために、金融独占資本に対して国家が譲歩を要求したわけです。ここはすごいですよね。

(ken) ソ連崩壊以前は、社会主義体制という「資本の暴走を抑止」する国家群が存在していました。それが背景となって、資本主義国家の労働者を守り、不満を解消させ労働条件も向上させる動力になっていたことが、現在ではよく知られるようになりました。ここ数年の日本では、労働界の結束による賃金引上げでではなく、経済界に首相自らが賃上げを求める国家主導の「春闘」になってきました。あまり良い傾向ではないと思いますし、「民主主義の衣をまとったファシズム」の兆しにさせてはいけませんね。
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ベランダからの眺めについて

2016年12月30日 | ここで一服・水元正介
▶︎12月26日は焼肉の「安安」で、ちょい飲みしながらの夕食でした。格安焼肉ランキングで第1位ということもあり、初めて食べてみました。
▶︎そして、久しぶりに酔い覚ましの一枚は、一服しながらの自宅ベランダ前方の眺めです。右も左も同様なのですが、マンションが乱立しているエリア。そこで私は、つくづく「遠近法に囲まれて生きている」と痛感したのでした。
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