何気に漱石の文を読んでいた。
もう何年もそのような小説は読んでいなかった。
・・・斯うつと・・・という語が気になった。
そういえば、ここ何年も聞いていない言葉。
時代とともに人の使う言葉も変わっていくのであるから、もう使われていないのだろうか・・・。
私も使わないよな・・・。
・・・斯うつと・・・
考えるときに発する言葉。
こうつと そう読む。
小さいころの記憶がよみがえってきた。
そう、この言葉は死んだおばあちゃんがよく使っていた。
話をしていてふと考えるその過程で言ってた。
あと五日でおばあちゃんの命日だ。
一つの語彙から・・・なんだか懐かしい場面が溢れるようにわいてきた。
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