息をするように本を読む

初めて読んだ本も、読み返した本も、
ジャンルも著者もおかまいなしの私的読書記録
と、なんだかだらだら日常のことなども

パニック障害と言われたら

2014-12-13 15:30:15 | 書籍・雑誌
NPO法人「全国パニック障害の会」 著

あるんだよね。パニック障害。
現在とても多いらしく、知人にも複数のパニック障害もちがいる。

本書はたくさんの患者からの回答をもとにつくられており、
ある意味生々しい記録となっている。
治療法もさまざまにあるけれど、合う人合わない人があり、
劇的に治る人がいれば、まったく効果が見られない人もいる。
そんな事実はある意味残酷だけれども、ほっとする面もある。

印象的だったのが、実親には言っていない、という人が多いこと。
そうだよねえ。まあそこには深いものがいろいろありそうだ。
いったいいつになったらどうにかなるんだか、ならないんだか、
とてつもない焦りとかいらだちに見舞われることも多々ある。
もっとバリバリ働けるはずなのに、とか、このままでは世間から
切り離されてしまう、とか、鬱まっしぐらの時もある。

今まがりなりにも仕事に行けて、それなのに無理に通勤電車に乗る必要がなく、
もともと旅行もそんなに好きではなく、人に会わないことにも苦痛を感じない
タイプなので、そんなこんなの感情を「まあ、いいか」でねじ伏せている。
もちろん薬も頑張ってくれている。
何年かかるんだかなあ。その頃は一人ぼっちかもなあ、と思わないでもないが、
こんなに仲間がいるんだから、と励まされた。

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