息をするように本を読む

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と、なんだかだらだら日常のことなども

首交換殺人―心理分析官加山知子の事件簿

2014-06-13 10:44:34 | 著者名 わ行
和田はつ子 著

六本木を舞台に起こった女性二人の殺人事件。
なぜか切断された首が交換されていた。

六本木ヒルズに住む高校非常勤講師は資産家令嬢で、犬を友に
ストイックに暮らしていた。
一方、距離は目と鼻の先ながら、麻布十番のアパートに暮らす
ホステスのほうは、売春しながらヒモに貢いでいたらしい。

まるで接点のない二人に何が起こったのか。
プロファイリングの知識をもつ知子が、二人の半人前部下とともに
捜査していく。

登場人物も捜査の舞台も興味深くて面白い。
犯人がわかってからのスピーディな進行はスリリングで
あっという間に読めてしまう。

ただ、半人前のひとり・永井の「っす」という言葉が
すごく気になって非常によみづらかった。
好みなのだろうし、実際そういう言葉を使う人もいるから
人物設定として仕方ないのだろうが、何しろ多いのだ。

シリーズ化しているらしいのだが、出版社をまたいでいるせいか、
他を知らなくても全く問題なし。
機会があれば他も読んでみようかな。

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