かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

百人一首泣き笑い

2012-01-03 09:19:33 | 家族あれやこれや
遊びっていうのは、なんとなくはじまるものかも・・
「正月には百人一首だったなあ」とつぶやいた。
「それ、やりたーい」と娘。
昼食のお雑煮食べて、
「やるなら、畳の部屋かな・・」
妻は「あら、たいへん」と部屋のかたづけ。
娘は食器の片付け。

孫の風友(ふゆ、小4)が絵札を
畳の部屋に広げた。
妻は、読み手の録音テープがあるのを発見、
カセットで流す。
風友と弟晴空(はるく、5歳)と妻の三人で
予行練習。

テープの声を聞いて、
とろうとするが、なんかへん。
「ちがうよ、字の書いてある札をひろげるんだあ」
三人でやりなおし。

そのうち、風友がわーっと声をあげて、
居間に飛び出してきた。
「おばあちゃんと晴空ばかりとる!」
「たまたまじゃやないのか」となだめるが、
たまりかねたように、畳の部屋にもどり、
座布団で、並んでいる札をたたいた。
何回かくりかえした。
ぐしゅんぐしゅんと洟をすすっている。

そのうち、
母の桃子と雄一くん、ぼくの三人が参戦。
「テープはやめよう。読み手やるよ」とぼく。
いつのまにか、風友も座っている。

風友はじぶんの前の札を
とりやすいように、一列に並べた。
「ずるいんじゃない」と母。

発句と下の句を覚えている、教養の人は
残念、いなかった。
ドングリの背比べ。
下句を読み始めてから、おもむろに探しはじめる。
「きょう」じゃなくて、「けふ」でしょ、
読み手に注文つけて、恥じない。

だいたい、遠くを探す。
「あったー!」と、じぶんの前の札を相手がもっていく。

「ももしきや ふるきのきばに しのぶれど・・」
突然、幼少のころのリズムが蘇る。
「ももしきや ふるけて やぶけて けつがでて
あさの さむさで ガスが でた」

最後にとった札の比べっこ。
母桃子一番、風友も結構とっている。
晴空はいつのまにか、ゲームに没頭していた。

遊びには、そのときの流れ、勢いというのが
あるらしい。

「坊主めくり」をやることになる。
「姫だあ」
「わあ、坊主だ」と、
めくるときのスリルがおもしろい。
晴空は輪のなかにいるけど、ゲームに入りこんでいる。
興にのってきた。
「なにか、掛けようぜ」途中、雄一くんが言いだした。
「なにがいいだろう」と考えている間もなく、
「負けたら、何か買ってくる、これでいこう」と発案。
「ポテチ(ポテトチィップ)」と風友。
「じぶんで、行ってくるんだぜ」と念をおす、雄一くん。


雄一くん、札を結構高く積んでいた。
さあ、さいごの1枚。
雄一くんがめくった
坊主の札だった。
「わあー」
それぞれが、それぞれの反応をした。
つぎに、雄一くんはのぞいて、
それぞれ、大笑いした。
ひっくりかえるほどだった。

泣き笑いだったなあと・・

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