国産としては大型モデルも含めてアドベンチャーモデルとして1番人気となるのが、このスズキ「Vストローム250SX」です。その登場は2022年からで先代モデルの
「Vストローム250」からの進化版となります。エンジンは「ジクサー250」からの流用となる水冷式&油冷式の4スト単気筒SOHC4バルブで、正式な排気量が249cc、
出力は26psで、最大トルクが2.2kg、車重は164kgで、フレーム形式がダイヤモンド式(エンジン吊り下げ)となっています。見た目のデザインは先代モデル同様に
嘴(くちばし)の様な特徴的なフロントフォルムにナックルガードを新たに標準装備、ヘッドライト類は全てLEDとなって、インジケーターはフル液晶へ。ABS、USB
ポートを備えており、ホイールはフロントが19インチ、リアが17インチ、シート生地には滑りを止める特殊なグリック生地を採用しており、足つき性を向上、オプション
には多くの積載量を確保出来るパニアケースを始め多彩なパーツが用意されています。これで新車価格が569.800円(税込)と50万円代を実現しており、さすがのスズキ
と言ったモデルになっています。国産モデルとして1番の人気を確保してる要因は「車体の大きさ」とこの「価格帯」にあると個人的には考えます。とにかく実写を見れば
お分かりになりますが、250ccモデルとは思えないほど車体が大きくアドベンチャーとして中型排気量ながら存在感が強い印象を与えており、そこが大きな魅力を放って
いますし、とにかく新車価格が他社に比べ安い事もあり当然と言った感じで人気モデルとなっています。またフォルムも非常に良くてフル装備すれば大型バイクにも見劣り
しない存在感があり良いとこずくめ。多くの人がオーナーになりたがる訳です。エンジン出力こそ26psと絶大な速さを誇るわけでは無いのですが、モーターの様なふけ
上がりと滑らかな走りは安定感があり、ツーリングを主体として考えれば最高の1台である事は間違いないです。過去を振り返ればスズキのオートバイって売れるモデルと
そうで無いモデルが極端です。なので一旦人気モデルとなると名車となっていく反面、不人気者となると気がつけば廃盤化されて存在自体が記憶に残らないと言ったパターン
だったりするのですが、これは販売リサーチによる開発に加えて設計者や技術者が「自分が欲しいオートバイ」を模索するといった風潮からそうなってると言われています。
これがいわゆる「スズ菌」と言われる所以(ゆえん)で、オートバイファンならよく知るところとなっていますよね。また現在の中古市場ですが、さすがに2022年販売だと
言うことでほとんど出回っていません。もしあっても中古店が販売してる新車だったりするので、普通にスズキで新車を買う事をお勧めします。さて、今日はそんな中排気量
となるアドベンチャーモデル、スズキ「Vストローム250SX」をご紹介しましたが、いかがだったでしょう!(笑)