Good Frlend!(motovlog)

個人の好きなことを書くブログです。

本格的にレース参戦を果たす切っ掛けを作った、BMW・S1000RR。(番外編vol.3182)

2022-02-28 11:08:42 | 日記

前回「こんなレースがありますよ」って事でお話しした、市販車改造レースの最高峰「スーパーバイク世界選手権(WSBK)」は、

日本の「4大メーカー(ホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキ)から送り出された車両を中心に、80年代から2000年代までって、

海外メーカーからは唯一「ドゥカティ」だけが参戦すると言うカタチで、世界各国から優れたプロレーサーが集まり、

現在でも、しのぎを削って戦っていた「国際レース」なのですが、何故かそれま「他の海外メーカー」に目を向けると、

ビモータやアプリリア、モトグッチなど「一瞬の乏しみ」で撤退してしまうと言う状況もあったりしてたんですよねぇ。(笑)

で、そんな中、2010年から遂にドイツの有名メーカーである「BMW」からも新型のマシンを登場と共に、

新たなファクトリーチームを編成し、この「スーパーバイク世界選手権(WSBK)」への参戦(挑戦)が決定されます。

この時、それを見越して作られた「最新モデル」と言うのが、この「S1000RR」だった訳です。

ファンならよく知ってると思いますが、それまでの「BMW」のオートバイって伝統の「水平対抗2気筒エンジン」を搭載したモデルか、

その大型クルザーモデルに相当する「水平対抗4気筒エンジン」を搭載したモデルが主流となっており、

他では唯一、2006年に登場した「F800S」に搭載される並列2気筒エンジンがあるだけでした。

そこに「BMW」の新たな技術で設計された新開発の「並列4気筒エンジン」を搭載するモデルとして「S1000RR」と言う、

国際レースを前提に開発さてたマシンが登場したって訳です。

これは完全に「スーパースポーツ(SS)」の相当するモデルで、当時の国産バイクを見ても全く引けを取らないモデルでした。

で、初期モデルのスペックを見てみると排気量が999cc、最高出力は156ps、最大トルクは11kgと言うものでした。

当然フューエルインジェクション仕様で、エンジンはもちろんDOHC4バルブとなっており更にバルブはチタンで作られていました。

当時の国産のマシンと比べ、非常に車体がコンパクトに作られてた事が最大の特徴で、

技術面で見てみると、可変インテークマニホールド(吸気管長を回転数に応じて変化させる)などによって、

通常156psの最高出力が、フルパワー時で193psまでを発揮出来る仕様にもなっていたんですよね。

更にトラクションコントロールシステムやABSも標準装備されており、今に繋がる電子制御も先取りしてるモデルでした。

とにかく登場早々にレースで活躍を見せることとなり、勝利数こそ少なかったですが、

常にトップクラスで戦える性能を持っており、後にプライベートチームやサテライトチームでも使われる様になっていきます。

更に、開発の流れを見てみると2015年にフォルムを中心としたマイナーチェンジが行われ、

2019年には「2世代目にあたる現行型」へとフルモデルチェンジされ販売されることとなります。

とにかく登場当時、個人的に驚いたのはやはり伝統の水平対抗とは違う「並列4気筒エンジン」の登場だったんですね。

ちなみに現在の「スーパーバイク世界選手権(WSBK)」の状況を見てみると「S1000RR」を採用したプライベートチームが、

異様に多いことに気が付きます。

それだけ基本的なポテンシャルであったり「性能や信頼性」が高いって事なのかもしれないですね!(笑)












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どうやら隼(HAYANUSA)のご先祖さんになるらしい、スズキ・GSX-R1100W。(番外編vol.3181)

2022-02-26 11:19:10 | 日記

ここのところ、すっかり忘れ去られ「微妙な時代」を生きた「大型スポーツバイク」のご紹介が続いていますが、

今日もそんな1台のご紹介です。(笑)

それはズバリ!80年代から90年代にかけて生産されてたスズキ「GSX-R1100」です。

で、その中でも今日は、1993年から1997年にかけて販売されてた4世代目にあたる「GSX-R1100W」と言う車種になります。

え?知らない?そりゃそうでしょう(笑)、

もうすっかり世間から「忘れ去られた1台」になっちゃったから、知らなくても仕方ないです!(笑)

この時代(限定解除の時代)は、まだまだ中型バイクが人気の中心となってましたし、

さらに今と違いオートバイ全体が絶滅寸前の「氷河期」でしたからね。(笑)

で、前置きはここまででお話を始めますが、このモデルから初期型から続く大型スポーツバイクに「ツアラー」的な

要素をもたらした、スズキとしての「新ジャンル」へと進化することになります。

いわゆる、カワサキの「ZZR1100」や、ホンダ「CBR1100XXスーパーブラックバード」などの大型ツアラーを

ライバルとしたモデルと言う、位置付けへと確立させていく事になるんですよね。

早い話、タイトルにも書きましたがいわゆる、今の「隼(HAYANUSA)」直系にあたるご先祖さんです。(笑)

そもそも初期モデル(1986年式〜)は。ちょっと先に登場した「GSX-R750」の兄貴分であり、

あくまで、より排気量の高い大型バイクと言う位置付けだったのですが、

長きに渡ってマイナーチェンジを繰り返すうちに、レーサーレプリカとして発展していく「GSX-R750」とは違い、

この「GSX-R1100W」では俊敏な速さは求めず、軽快に「高速走行」が可能な「ビッグスポーツ」へシフトした訳です。

系図で言うと「GSX-R750」が、後のスーパースポーツ「GSX-R1000R」へ、

そしてこの「GSX-R1100W」は、1999年に登場した「GSX1300R HAYABUSA(GW71A)」へ進化していくカタチです。

それまでの「GSX-R1100」との大きな違いは、なんと言っても油冷式エンジンから水冷式エンジンに変更された事、

また車体デザインもフレーム変更はなかったものの、見た目のボリュームをよりアップさせ、

安定した大型フォルムを確立させたところに特徴がありました。

またエンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで排気量が1074cc、最高出力は155psで最大トルクが11.7kgありました。

さらにデザインとしては80年代から続くデュアルヘッドライトのカウルに傾斜を付け、

純正だとそれまでの集合マフラーから、左右の2本出しマフラーへと変化がなされています。

当時の考えとしては、パワーアップにプラスしてよりトルク力を上げ滑らかな加速を得ようと考えたからじゃないかと思われます。

結局、スタートこそスポーツ志向の強いオートバイを目指して設計されていましたが、

途中から方向転換がなされ、スポーツツアラーの要素を高めたと言う流れだった訳です。

他社は早くからこの手のオートバイを持っていましたが、スズキに関しては当時この「GSX-R1100W」が唯一だったんですよね。

結果としては、名車であり国産最速を誇る「GSX1300R HAYABUSA(GW71A)」へとバトンタッチされます。

まぁ、逆に悪く言えば中継ぎの様なオートバイだったとも言えますね!(笑)








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なんで?ホンダ・CBR900RR→CBR929RR→CBR954RR??(番外編vol.3180)

2022-02-25 10:10:28 | 日記

昨日も書きましたが、一般車両を改造して行われてる世界最高峰の「スーパーバイク世界選手権(SBK)」は、

2002年まで4気筒エンジンを搭載したマシンは「750cc(ドゥカティの2気筒なら1000cc以内)」までと言う、

排気量での「レギュレーション」が定められていたのですが、世界最高峰レースである「motoGP」クラスの影響を受けて、

同年にあたる2003年から、4気筒エンジンは「1000cc」2気筒は「1200cc」に排気量が変更される事となります。

これにより今のスーパーバイク(SS)が、日本車を中心にその後「1000ccで進化」を遂げる要因となっていく訳ですが、

あらためてホンダワークス(HRC)を見ると、750cc時代のレースシーンは全て「V型4気筒」エンジンを搭載した、

市販車でも名車となってる「RVF750(RC45)」を基本ベースとして戦っており、

他の「並列4気筒エンジン」を持った、大型スポーツバイク(レーサーレプリカ)に関しては、

あくまでレースとは関係ない「市販車」として販売すると言う考えで生産されていた事があった訳です。

なので1992年に登場した「CBR900RR」や、2000年から販売された「CBR929RR」に関しては、

その排気量が「中途半端」である事も、まぁ、ホンダのエンジン開発で「何らかの事情」があったんだろうと考えていましたが、

この2002年から登場した「CBR954RR」に関してはどこか「不思議で意味不明」な感があるとしか思えませんでした。(笑)

翌年から「スーパーバイク世界選手権(SBK)」が1000ccで戦うと分かってながら、

その先陣を切って、ついに使われるであろう「CBR」系統のマシンが1000ccじゃないんですからね。(笑)

またほかの可能性として「motoGP」で使われる事となった「RC211V」からフィードバックされた、

新しい「RVF1000R」を開発し、投入すると言う選択もあったかも知れません。(実際こんなバイクはありませんけど…)(笑)

とにかく2004年に登場する「CBR1000RR」まで、2003年の1年間は型落ちの「VTR1000-SP」で戦った訳です。

まぁ、たった1年だけだったとも言えますが、ボク的には直ぐに「CBR1000RR」にならなかった理由がよく分からなかったですね。

ホンダのスーパースポーツ(SS)に関しては「市販車に対する開発力」に対して不思議な部分が他にもあり、

あれだけ「motoGP」では連戦連勝を飾ってるにも関わらず市販改造クラスの最高峰である「スーパーバイク世界選手権(SBK)」に関しては、

あまり良い成績を残して来たとは言い難いです。

それもそのはずで「CBR1000RR」も2007年から登場した(SC59型〜77型)はその後、長きに渡ってマイナーチェンジのみで作られており、

2019年に登場した「CBR1000RR-R」まで、まともにモデルチェンジがなされず、当然レースで勝てる状況ではなかったんですよね。

ここを見てもホンダの市販スポーツに関する開発意図がよく分かりません。(笑)

逆に現在の状況を見ると、早々「motoGP」を撤回したカワサキが「スーパーバイク世界選手権(SBK)」だと、

2015年から2020年まで「ニンジャZX-10R/R」で、6年間もシリーズ戦で連勝を飾っています。

この事を考えてもオートバイメーカーの考えって、レースに対して「それぞれ違う」って事なのかも知れないですね!(笑)








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スーパーバイク世界選手権を見据えた改良マシン、カワサキ・Ninja ZX-7R。(番外編vol.3179)

2022-02-24 11:58:23 | 日記

90年代のオートバイレースシーンを見ると、残念ながらカワサキだけ世界最高峰レース「WGP」に参戦していない状況ってのがありした。

これは、ひとえに「2ストエンジン」に対する「カワサキの技術不足」が要因となっており、

元来、4ストを主軸としたカワサキの技術陣にとって他社とで「アドバンテージが取れない」と判断されてたからだと考えられます。

しかし、もう1つの国際レース(市販車改造レース)である「スーパーバイク世界選手権(SBK)」に関しては全く別で、

カワサキから欧州や北米、さらに国内に関してもそれぞれの「カワサキワークス」体制を引っ提げて参戦しており、

また、各国ごとに開催されてた国内での「スーパーバイク選手権」や「スーパー耐久レース」に対して制欲的にレースを展開していました。

特に前回ご紹介した「ZXR750」の登場で、一気に息を吹き返したカワサキは、さらに「より勝利に近いマシン」開発を行い、

ついに2世代目となるこの「Ninja ZX-7R」を世に送り出すことになった感じです。(笑)

で、登場は1996年からで最終モデルが2002年まで。

廃盤の理由は、2003年から最高峰「スーパーバイク世界選手権(SBK)」の排気量が1000ccで行われる事を切っ掛けに、

排気量を上げた「Ninja ZX-10R」へ移行することとなったからです。

話を戻しますが、この2世代目にあたる「Ninja ZX-7R」は早い段階でそれまでのレーサーレプリカと言う立ち位置と違い、

いわゆる「スーパースポーツ(SS)」としてのポジションを担うものでした。

統一された名称として、それまでの「ZXR」から海外で使われてた「Ninja ZX-R」に変更されたのもそれが理由となっています。

また、大きな特徴として初期モデルから非常に精度が高く、生産された6年間で行われたマイナーチェンジはたったの1度だけでした。

当時、特に「スーパーバイク世界選手権」では、伝統の「GSX-R」の活躍で「スズキが非常に強い」状況を作っていたのですが、

次にホンダやヤマハ、ドゥカティを抜いてカワサキのマシンが速かった事が、

カワサキワークスチームに対して、強い自身の現れになっていたからなのかも知れません。

ちなみに搭載さてれたエンジンは、排気量750ccで水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブ、

ノーマルでの最高出力が122psで最大トルクは7.8kgでした。

また、乾燥重量が203kgでキャブレターは機械式、満タンでのガソリンタンク容量が18リットルとなっています。

さらに「ZXR750」から採用されたフロントの倒立フォークや、より強固なアルミ製のリアアームなど、

当時としてカワサキの技術を、余す事なく結集して作られたマシンもであったと言えます。

ある意味、この時代あたりから4ストの大型スポーツバイクに対して、それまで考えられてた独自の「カワサキイズム」が、

大きく変化を遂げて、あくまで「レースで勝つ」事を前提としたオートバイ作りを基本的な考えとし、

大幅にオートバイ開発をレーサーマシンへとシフトした時期だった気がします。

まさに今につながる最速カワサキの、最初の切っ掛けを作った時代だったのかも知れないですね!(笑)







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ヤマハ最初のリッター系スポーツバイク、FZR1000。(番外編vol.3178)

2022-02-23 12:44:54 | 日記

かつてのヤマハ大型スポーツバイク(もしくはレーサーレプリカ)と聞けば「FZ750」や「FZR750」が実際それにあたるのですが、

当時、非常に「不透明」だったこの大型排気量クラスのスポーツバイクに関して、

ヤマハはヤマハなりに「大型スポーツバイク」に対して、独自の80年代〜90年代初頭を「切り抜けて来た」と言えそうです。

実際のところ中型バイク中心だった国内での販売は思いのほか芳しくありませんでしたが、

当時の「欧州や欧米」などでは結構人気があり、特に「イギリス」などヨーロッパ圏を中心に売上を伸ばしていました。

また、市販車を改造して行われていた国産レース(スーパーバイク世界選手権)では、当時「750ccが基本」となっていたので、

それ以外の大型排気量に関しては「一般乗り」を目的としたもので構成されていました。

と言うことで当然ことながらこの「FZR1000」はレースを目的として作られた車両ではなく、

一般、もしくは地方(エリア)選手権などの草レースで使われるレベルのものだった訳です。

しかし流石にヤマハだけあり「先見の目」があったのか、後にリッターバイクがレースの主軸となっていく事で、

結果的には他社より早くから1000ccマシンの開発に乗り出したカタチとなって行きます。

で、まずこの「FZR1000」に使われたエンジンですが、目玉ともなる「1気筒あたり5本のバルブ(5バルブ機構)」を搭載し、

45°に前傾したシリンダーをもつヤマハの水冷式4スト並列4気筒エンジンGENESIS(ジェネシス)を搭載しており、

大排気量でありながら「高回転」を目的として設計されたもので最高出力は145ps、最大トルクが11kgとなっていました。

また得意のアルミフレーム「デルタボックス」も一部改良がなされ、より「強固で軽い仕上がり」を完成されていました。

初期モデルの登場は1987年からで、その後4回のマイナーチェンジが行われ最終モデルが1995年までとなっています。

初期は「FZR400」と非常に似たデザインだったのですが、最終モデルは次世代を思わせる独特の仕様へと変貌しています。

そうそう、忘れるところでしたがフロントの倒立フォークの採用も3回目のマイナーチェンジで採用されていました。(笑)

さらに、いわゆるその後の後継モデルとなる「YZR1000Rサンダーエース」が1996年から登場するのですが、

それを考えると「FZR1000」は、ヤマハにとって最後の「大型レーサーレプリカ」だったと言えそうです。

また、結果的にこの時代の「1000ccスポーツ」はヤマハだけだったので、1998年に登場する「YZF-R1」が、

他社より劇的に「早く登場する事になった」のは必然的な事だったと考えられます。

いつの時代も大型バイクと言えば、イメージ的にカワサキと考えられていますが、実際スポーツバイクに関しては逆転現象が起こってて、

この時代に特化して言えば「ヤマハの方が先行してた」と言う事だった訳です。

最後に車種の名称ですが、これに関しても最後の「FZR」シリーズとなってしまいます。(笑)












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やっと出た本格的な大型レーサーレプリカ、カワサキ・ZXR750。(番外編vol.3177)

2022-02-22 10:33:22 | 日記

今日は若かりし時代のボク(現在56歳)が、今以上にオートバイに対して夢中だった80年代〜90年代のお話です。(笑)

当時は、今と違い中型バイクを中心に「レーサーレプリカ」を主軸としたスポーツバイクが全盛を誇っていたのですが、

それに付随する形で、大型バイクに関しても同じコンセプトのモデルが各社からそれぞれ1車種づつ販売されていました。

しかし、何故かいつまで経ってもカワサキだけ、この手の「本格的なモデル」が登場しなかったんですよね。

当時「なんで何だろう?」ってずっと不思議に感じていた事を思い出します。(笑)

振り返ると80年代の中盤からあった「GPZ」シリーズや「GPX」シリーズなどがそれの「穴埋め」をしてる感じで、

カワサキの大型スポーツバイクって、レーサーと言うより「ツアラー感が強いモデル」ばかりだったんですよね。

そこに対して1989年!ついに登場したのがこの「ZXR750」だったりする訳です。(笑)

この手のモデルを一番最初に登場させた、スズキ「GSX-R750」から考えると何年も遅れをとったカタチでした。

また、見た目は同時期に登場した人気モデルの「ZXR400」とほぼ同じフォルムで、

あの有名なガソリンタンクに通づるエアダクト(掃除機のノズル)の様なものが付いてたちょっと個性的なモデルです。(笑)

当時「やっとカワサキからも本格的なレーサーレプリカが出たか!」って思ったものです。

基本エンジンは先代に当たる「GPX750R」から引用された水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、

クランクやバルブなど一部パーツを進化させたものでした。

また、初期モデルから倒立フォークやバックトルクリミッター(K-BATL)が装備されており、

最高出力が77ps、最大トルクは6.9kgありました。

車重は乾燥重量で194kg、キャブはまだ機械式で「ZXR750」としては最終モデルが1995年までとなっています。

その間に2度のマイナーチェンジが行われており、一度目が1991年でホイルベースが縮小されてたり、

微妙にヘッドライト周りのデザインが変更されてたりしてました。

で、二度目が1993年モデルからで、あの特徴的だったエアダクトがカウルの中に収まる形で姿を消してしまいます。

またタイヤサイズが変更されリアが170幅から180/55ZR17となります。

90年代の「スーパーバイク世界選手権」や、国内での「TT-F1」クラスは「750ccが基準」となっていたので、

まだ排気量の大型化はなされなかったんですよね。

さらに、1996年には2世代目にあたる「Ninja ZX-7R」とバトンタッチする形で終焉を迎えます。

とにかく遅咲きでやっと出たって印象が強い「ZXR750」だったのですが、

現在の中古市場を見てみると劇的に球数は少なく、もしあったら大体70〜80万円あたりが相場となっています。

今見ると時代を感じる1台ですが、個人的にはこの時代が一番懐かしいです!(笑)







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オートバイ、新車が直ぐに手に入らない、中古は…。(番外編vol.3176)

2022-02-21 12:15:02 | 日記

現在も相変わらず、猛威を振るう「コロナの影響」を受けて「新車の入荷」が非常に「遅れがち」な状況が続いてる様で、

それが故に中古市場が不自然なぐらい活発化し、信じられないほどオートバイの価格が高額化してるのも現状だったりしますよね。

実際、人気のカワサキ「Z900RS」が欲しいとして、新車を待つとなると「数ヶ月先から半年以上先」まで待たないといけません。

直ぐに乗りたい人にとっては、かなり長い待ちですよね。(笑)

で、そこに目をつけた感じで新車で大体140万円で買える「Z900RS」が、なんと中古市場だと180万円〜200万円以上するものまであり、

完全に「人の弱み」につけ込んだ「嫌らしい売り方」をしてる中古店が「幅を利かせている」と言う現状があったりします。

すぐに手に入るとは言え、現行型で売られてる新車価格を、平気で上回る中古価格って人の足元を見てるとしか思えませんよね。(笑)

そもそも「中古車って何だ?」って考えた時、新車が高くて買えないから安い中古バイクで我慢しようってものだったのに、

今や「逆転」状況が起こってる「不自然な時代」になっちゃってます。(笑)

他にも個人的に解せないのが、70年代に人気を博した車両、例えばカワサキ「Z1-2」や「マッハ」など、

他にもホンダだと「CBX400F」に「CB750ドリーム」や「CB400フォアー」、スズキなら「GSX1100S刀」などなど、

人気の旧車が軒並み、300万円〜1000万円以上と言う「とんでもない価格」がつけられており、

正直、付加価値があるにしろ「いくら何でもやり過ぎだろう」って、ボク個人としては信じられない状況となっています。(笑)

しかもノーマル(オリジナル)であればあるほど高額化しており、それ自体が今の流行りを彷彿させてるものだったりしますよね。

一昔前だと旧車に関してはフルカスタムされた車両が高くて、ノーマルはそれなりでした。

この事でわかる様に、流行りの方向性が変われば中古車両の価値も大幅に変化しちゃう訳です。これもおかしな話です。(笑)

また、中古で値段が高いからと言って以前より質が良くなったとか、状態が良いって事じゃありません。

同じように古い分、相変わらず「問題は山積され」事態に変わりはなく、ただ固体として高くなっただけの事です。

一旦冷静になって「物の価値」を今一度考え直してみればこれって完全におかしいですし、不自然であることは間違い無いです。

後はユーザー側が、高額化してても早く欲しいとか、旧車だから高くても欲しいって人が大勢いるかどうかって事です。

ボク個人としては、いくらピカピカであっても1000万円するカワサキ「Z1」は結局「売れない」と考えます。

何故なら中古業界にあって、ただの「広告塔に過ぎない」と思うからです。

そう、程度の良いカワサキ「Z1」は「今こんなに高額なんですよ!」ってだたPRしてるだけの事に感じられるからです。

要するに中古業界にとって、中古車全体の価格を「底上げしたい」だけの広告塔って考えです。

当たってるかどうかは業界人では無いので何とも言えませんが、どちらにせよ人の弱みに漬け込む商売は如何なものかと思いますね!(笑)









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オートバイで速く走るためのライディング、そのテクニック。(番外編vol.3175)

2022-02-20 12:26:57 | 日記

オートバイに憧れれば、ただ乗るだけでなく、どうしても「速く走る」ことが上手いライダーの条件と言う意識を持つ方って、

少なからずいると思われますし、実際のところボクもそのタイプです…。いやでした。(笑)

これは交通ルールの無視や社会的な悪と言われようが、ある意味仕方ない発想であり実はとても「自然の考え」です。

結局、オートバイと言う乗り物自体が「そう作られてる」部分もあるからです。(笑)

もちろんルールを守りサーキットなどの合法的に行える場所で習得するのが大正解ですが、

世間を見渡すと、結局そうしてるライダーはごく少数で、大抵の人はそれを一般道であるワインディングで行っています。

今日は、そんな違反であったり悪質行為であると言う意識をあえて捨てて、

いかにオートバイをコントロールし、速くスムースな走りを可能にするかをボクなりの知識でお話ししたいと思います。(笑)

で、まず、ライディングテクニックの前に、基本部分になってしまいますが出来るだけ「軽く細いオートバイに乗る」事をお勧めします。

ここに関しては「誰でも理解出来る」部分で、その理由は言うまでもないですよね。(笑)

まぁ、軽量で細いなオートバイは「それだけでアドバンテージ」を持っており運転技術の習得への「近道」と言えるからです。

スキーやスノーボードの様に、最初から「長くて硬い素材の板」を使うと、いつまで経っても上手くならないってのと同じです。

で、肝心の「技術面のお話」に入りますが、速いライダーに求められるのはコーナリングですよね。

要するに直線って「ライダーの根性」と「マシンの性能」で決まるもので具体的な技術とはあまり関係ありません。(笑)

という事でまずオートバイにまたがる「ポジション」の部分からになりますが「ステップはつま先」で乗るのがコツです。

これは下半身のニーグリップをより強固な状況を作るために有効で、コーナリング中に「外足を下に向かって押し込む」ためです。

これをやってない方は一度試してください、これを行うと実感出来るほどコーナリングで簡単にオートバイは安定してくれます。

また「目線」ですが、よく言われる「遠くを見る」様にするのが確かに正解なのですが、

具体的にどこを見るかと言うと、スピードに対して「3秒後に自分が居る位置」ってのが1つの目安と考えられています。

これ実際にやってみれば分かりますが、必然的に大きなオーナーであれば見えてるその先になりますし、

小さいコーナーであれば出口付近という事になるはずです。要するにそこが「目線の正しい場所」となります。

さらにハンドルに関してですが、大抵の人はオートバイを「倒すだけ」で曲がろうとしますが、

実はハンドルを数ミリ、ほんのちょっとだけ曲がりたい方向に対して「前に押す」ようにするのが旋回性を高めるコツだったりします。

もちろん切り過ぎれば転倒に繋がりますから、あくまでハンドルを「前に押す」ってイメージです。

これ実際にやってみて下さい、速度に関係なくびっくりするほどオートバイの旋回がスムースになってくれます。(笑)

またオートバイの「バンク角」ですが、これはオートバイの車種によって大きく異なりますよね。

で、1つの目安としては「パーツの何処かが地面と接地してしまう」ところが限界となります。

仮にその角度まで倒し込んでるのに前後のタイヤを使い切っていない場合、ここで初めてバックステップに交換するなり、

マフラーを交換する行為を行うことになります。大抵はカッコいいとか見た目で交換するケースがほとんどですが、

本当の意味でこの手の「社外品が必要となる」タイミングはこう言う時なんですよねぇ。(笑)

話が前後しますが、もちろんコンパクトで細い車体を持ってるオートバイの方が。当然バンク角は高いので、

ここでも、上記で述べた「軽量でコンパクト」なオートバイが有利と言う事が分かります。

話が長くなっちゃうので、もっと「小さなコツ」で格段にテクニックを高める方法は他にもたくさんあるのですが、

今日はここまでとします。

なんか、マウントを取ったオジサンが言うなお話になっちゃいましたが、皆さんごめんなさいね!(笑)












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確かにオートバイはステップアップしていくものかもしれないです。(番外編vol.3174)

2022-02-19 12:57:11 | 日記

今日のテーマはそれぞれのライダーが「初心者からベテランになるまでの過程」で、どうオートバイと向き合って来たかを、

心の中の「深層心理」を含めて、今一度考え理解していきたいと思います。(笑)

まずは、誰しも何かの切っ掛けで「オートバイに興味を持つ」ところから始まりその欲望が高まるにつれ、

最初にすることは「オートバイの免許を取得する」事から全てが始まりますよね。

また、この教習所に通ってる時点で「オートバイを研究」する人は色々な情報を同時に得ようと考えます。

随分と昔の話になりますが、確かボクもそんな感じでした。(笑)

で、免許を取得すると次のステップとして実際にオートバイを見に行き、どうなバイクがあるか、

はたまた気になったオートバイって実際見てみてどんな感じなのか?直接調べますよね。

しかし、この時点って詳しい仲間の助言も受けながらでも、実は自分自身ってまだハッキリした感触って掴めないものです。

なんせ実際にまだオートバイに乗ったことがない訳ですからねぇ。当然です。(笑)

まぁ、そんなこんなを経てまず「最初の愛車」にたどり着くのですが、この時って大抵の場合、

まだ「オートバイに慣れていない」ので最初から大型モンスターの様なオートバイは普通の場合選ばないと思われます。

よっぽどの人じゃない限り、いわゆる初心者でも安心して乗れるオートバイを選ぶ傾向ですよね。

で、そこから最初のオートバイライフが始まるのですが、

しばらくすると、大抵の場合そのオートバイを持て余す様になったり、より走りの良いものへ心奪われる様になったり、

やっと自分の好みがハッキリしてきたりして、本当の意志や好みを見出し始めます。

それが、今より排気量の大きいものなのか?それともジャンルが違うのか?旧車やエンスー的なものが良いと思っちゃうのか?

それともハーレーが良いのか?人それぞれの主観が現れ始める事になります。

で、当然の事ながら、自然とそっちに移行する事になって行きます。

また仮にそれが「走り」に目を向けたとしたならば、最初のものより速いオートバイを得ることになるのですが、

次に今度はそのオートバイが持つ「特性や個性を考え始める」様になります。

いわゆるそのオートバイが持つ癖であったりポジションであったり、より細かな部分へのこだわりを感じ始めるんですよね。

それがガッチリマッチしてればそれで問題ないですが、もしちょっと「違うなぁ」って思ったら、

またそこから次のオートバイを考える様になります。これも至極「自然の事」だとボクは思います。(笑)

さて、どうでしょう…。

この流れを考えた時、オートバイに対してその人なりの「ステップアップ」していく傾向がある事を感じますよね。

結果としてオートバイが1000ccから125ccへ移行するとしても、自身がベテラン化する中での事なら、

当然それも「ステップアップ」です。

もちろん見栄が先行で「ステップアップ」する事も十分に考えられますが、実はそれだけが「ステップアップ」じゃない。

しかしオートバイと長く付き合えば必ず「ステップアップ」は、していくものなのかもしれないですね!(笑)








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ジャンルとしては不人気、しかし売れてるオートバイがある。(番外編vol.3173)

2022-02-18 10:15:46 | 日記

現在で言う、普通〜大型バイクまで全ての中で「今一番売れてるオートバイ」と言えば、

他を圧倒的するカタチで、ホンダ「レブル250」となってる訳ですが、

ただ、よ〜くこの「ジャンル」を見てみると、実は「全体的な人気はあまりない」事に気がつきます。(笑)

これ不思議な現象で、いわゆるアメリカン(クルーザー)系と言う「ジャンル」で考えれば、

今って、しっかり「人気がない」ものだったりするんですよねぇ。(笑)

それが故に、スズキにはこの手のオートバイはもう1台も存在すらしてない状況で、

他の国内メーカーで言っても、ヤマハの「ボルト」と、カワサキの「バルカンS」があるだけ…。

見かえすと車両自体が「非常に少ない」事になっちゃってます。

結局はホンダ「レブル250」の「一人勝ち」状況で、アメリカン(クルーザー)系自体は「売れてない」って事です。

いやぁ、これって不思議ですよねぇ。(笑)

かつてに遡(さかのぼ)れば排気量に問わず「国産アメリカン」が人気だった時代ってのが確かにありました。

特に人気だったヤマハ「ドラッグスター」シリーズを中心に、火付け役になったホンダ「スティード」や「シャドー」、

カワサキからも「バルカン」に「イルミネーター」があり、スズキでは「イントルーダー」や「デスペラード」などがありました。

過去にこれだけの車両があったにも関わらず、現在の状況は悲しいかな上記の通りです。(笑)

結局はアメリカン(クルーザー)系は、売れないと言う時代になってるんですよね。

要するに、うまい具合(ハーレーと似てない)にデザインされたホンダ「レブル250」だけが人気を獲得してると言えます。

もちろんこの状況を見るに、他のメーカーだってホンダ「レブル250」に負けない「新しいクルーザーデザイン」を開発出来れば、

それがメーカー自体の人気商品となり、たくさん売れる可能性はあると考えられます。

しかし、個人的な意見を言わせてもらうと、それってとても「難しい」と思います。(笑)

結局、売れそうだからと言ってホンダ「レブル250」の二番線樹であればそれだけのものになってしまいますし、

全く違うデザインで出しても「ヒットするかどうか?」は神のみぞ知るです。

要するに売れるためには過去の様なハーレーを模倣したアメリカンでは駄目で「斬新でカッコいい」ものでなければ、

売れないって答えは出てるからです。(笑)

さらに、これだけ売れてるホンダ「レブル250」を超えるものを開発するって、かなり難しいと思います。

ただ、1つ可能性を見せてるのがカワサキが現在開発中の新しい「イルミネーター」です。

V型エンジンを持たないドラッグマシンの様な新しいデザインのクルーザーとして作られている様で、

この車両は個人的な意見ではありますか「当たる可能性を秘めてる」気がします。(笑)

いやいや、さてさて、こんな状況ですが今後このジャンルはどうなっていくんでしょうね!(笑)







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