かつて、限定解除時代に400ccまでと言う縛りがあった事で、一斉を風靡した「400ccクラス」ですが、
今じゃ、すっかり「絶滅機種」に追い込まれてる状況ですよね。(笑)
そもそも、今の中型普通免許までのライダーのためにあると言っても過言じゃない「400ccクラス」ですが、
車検がある事で「250ccクラス」にその人気が集まる反面「400ccクラス」を求めるライダーが確実に減ってる事が一番の原因です。
また、一般的な考えとして、車検があるなら思い切って大型免許を取得し、
それ以上の排気量のバイクに乗ろうと考える流れもある為ですが、
その現象が今後も続く事を考えると、現状ですっかり車種が減ってしまった「400ccクラス」って、
真面目に、そのうち「完全に絶滅してしまう」んじゃないかって勝手に思っちゃいます。(笑)
ボクにとっては、今まで一番多く乗った排気量なので、残念な気持ちにもなるのですが、
こればっかりは、時代の流れ…、どうしようもない事なのかもしれません。
現在の状況を見るに、唯一、ヤマハ「SR400」、ホンダ「CB400SF」に関しては多くのフリークを持っている車種なので、
なくならないと考えられますが、それ以外はかなり厳しいです。(笑)
逆に600cc〜700ccクラスのミドルモデルが、100万円以下の求めやすい価格帯で多く登場してる事から、
以前の「400ccクラス」を求めるユーザーがこっちに移行してるとも考えられます。
逆に中古市場を見ると、古い400ccのオートバイがそこそこ売れてる傾向だったりしてますね。
特に80年代初頭に登場したホンダ「CBX400F」に関しては恐ろしい程、値段が高騰してて、
簡単には買えない状況だったりします。
これに関しては、4気筒エンジンを搭載したモデルが250〜400ccクラスになくなった事の裏返しかもしれません。
また、新車を見ると250ccモデルと「車体を流用」して作られてる400ccモデルが多い事にも気付かされます。
これは、最初から売れない事を見越して、開発費を出来るだけ押さえた結果なのかもしれません。
どちらにせよ、絶滅の道を突き進んでる事は間違いない状況で、
今後「400ccクラス」が、かつての様に日の目を見る事はないかもしれませんね。(笑)