今日は日本人のオートバイビルダーとしては、現在「アメリカで一番の有名人」と言える、元「ゼロ・エンジニアリング」社と言う会社を創業した「木村信也」
さんです。あのハーレダビットソンをベースとした、ボバー系カスタムバイク「ロードホッパー」を製作した人物でもあります。この木村さんは自身が創業した
「ゼロ・エンジニアリング」社が軌道に乗り始めると、日本を離れ奥様と2人でアメリカに渡り、それ以降は「アメリカを中心にオートバイビルダー」として
現在も活躍してる方なのですが、とにかく凄いのは、たった数年のうちに、これまでに多くのハリウッドの有名な俳優さんや、アメリカで大成功してる音楽系
アーティスト(ミュジシャンなど)のオートバイも手掛けるという、かなり有名で人気のオートバイビルダーさんとなって行った事です。またアメリカや日本で
も多くの「カスタマイズに関わる賞も受賞」しており、非常に「アート」で「独創的」なカスタムを施す事でも有名だったりします。その特徴としてはアルミの
剥き出しフォルムだったり、非常に長く細いデザインであったり、もしかすると、分からない方には一見ボロい様にも見えてしまう雰囲気を醸し出してる個性の
高いものが多かったりします。ただそこが良かったりするんですよね。また、木村さんの作業は見た目に対して非常に繊細で、ハーレーに関わらず古いバイクを
中心に数多くの車両を手がけていたりもします。とにかく実用性の高さを求めると言うより、どちらかと言うと先ほども言った様にアーティストもしくは芸術家
の様な作風で、それを見ただけで、よく知る方なら直ぐに「木村信也」さんの作品だ!って分かるものだったりもします。また確か、かなり昔のテレビで見た
気がするのですが、あのアメリカでもトップ俳優である「ブラッドピット」さんにホンダの「スーパーカブ」のカスタムを依頼されて、その後、取りに来ないから
木村さんの仕事場の2階に出来上がった車両を何年もそのまま飾ってるのを見た覚えがあります。更には「BZ’」の稲葉浩志さんも木村さんにカスタムハーレーを
オーダーしてたんじゃなかったかな。あれ?もし間違ってたらごめんなさい(笑) で、何度も繰り返しますが、木村さんの作風は「ラッド」と言う手法を取った
ものが多く、わざと塗装をしなかったり、錆びた状態で完成させたりするものが多いです。また逆にオールメッキでピカピカの車両を作ったり非常にホイルベース
の長い直線番長の様な車両も得意としてる感じです。さらに自身でも多くのレースに参加しており、最高速を競う「ボンネビル」だったり、非常に古い1900年
初頭のモデルをレストアして、アメリカ大陸横断レースなどにも出場してたりする感じです。まさに趣味と実益を兼ねた仕事をされてる感じで、ボクなんかは憧れ
てしまいます(笑) オートバイビルダーの中でも非常に芸術性が高い作品を作っているあたりも、技術者と言うより「芸術家」という視点で見ることが出来て、
よりボクの憧れに近い存在だったりするんですよね。さて今日も日本人でありながら世界的に有名なオートバイビルダーである「木村信也」をご紹介しましたが、
いかがだったでしょう!(笑)