新旧合わせて国産オートバイの「究極はどれ」って言われると、
多分ほとんどの人が、カワサキ「Z1」と言うんじゃないでしょうか。
それだけ多くの人たちに人気が高く、老いも若くも「憧れのバイク」でもあり、
カスタムに情熱を注ぐ人も含めてその「存在自体が究極」であると言える気がするんですよね。
もちろん新型のオートバイにも究極と言える車両はありますが、
日本の名車という事を考えれば、国産バイクを代表する部分も含め称賛されるオートバイであると考えられます。
で、このカワサキ「Z1」の登場は1972年。一部変更を重ねながら1976年まで生産されました。
特徴は空冷式DOHC並列4気筒エンジン(今では日本車の代名詞)と、900ccと言う大排気量。
ホンダ「CB750ドリーム」同様の4本だしマフラーなど当時の最先端を行くものでしたし、
海外のそれまであった車両を遥かに超える性能をもった魅力的なオートバイです。
今では中古市場でとんでもない価格がつけられており、とても手が出るものではなくなっています。
また、今年登場した新型「Z900RS」が売れた要因でもその事が伺えますよね。
既に登場から40年近く経った今でもその姿を見ることはありますし、
社外品を含め、今でも各種純正パーツの入手が可能です。
またそれだけでなく、カスタムパーツも多く存在しており、フルカスタムすることも可能だったりします。
もちろん予算にいと目をつけなければですが、他の古いオートバイでここまで可能なものは存在しないと言えます。
で、先に「WGP」でホンダやヤマハがワークスマシンを作り活躍してた最中、
別のカテゴリとなる市販車をベースに国際レース車両としても活躍したのがこの「Z1」だったりもします。
特にアメリカの「AMAスーパーバイク」では大いに活躍しており、1977年、1978年とチャンプに輝いています。
これは国産オートバイが他の国のオートバイを引き離した最初の出来事だった気がします。
日本車といえば「4気筒エンジン」と言うのをより確立した車両でもあり、
多方面から称賛されたオートバイであることを証明したものでもある気がします。
素晴らしいは永遠なのかもしれませんね!(笑)
ps、今年もお付き合いありがとうござ会いました、また来年もよろしくお願いいたします。byムーニーマン