大型バイクでいう「スポーツネイキッド」と言えば、どうしてもネオクラッシック系のネイキッド(例えばカワサキだと「Z900RS」など)を思い浮かべる人が多いと思いますが、
いわゆる時代を彷彿させる一般的な大型スポーツネイキッドと言えば、カワサキならこの「Z1000」がそれにあたります。(※スーパースポーツ(SS)のカウルレス版がそうだと考えていいと思います。)
また近年のモデルに共通して言えるのは、非常に「先進的なデザイン」が施されてて、とても分かりやすくその時代に合わせた「最新のスタイル」のネイキッドバイクと言うものだったりします。
で、この「Z1000」ですが、初期型の登場はが2003年からで現在の現行モデルで4世代目となります。また過去に「Z1000」を語ったモデルが1970年代にも存在していましたが、
こちらは、全く違うオートバイと考えていいと思います。で現在の4世代目「Z1000」ですが、モデルチェンジされたのが2014年からで、2022年現在も進化を続けながら生産されています。
特徴は低いフロントノーズに、4本出しのマフラーで、エンジンは「ZX-10R」譲りの水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブが搭載されており、排気量が1.043cc、最高出力は141psで、
最大トルクが11.3kgとなっています。とにかくこの4世代目の登場時(2014年〜)ってカワサキが「飛躍的に勢いを付けた時代」で、どの車両においても「世界最最高峰」を基本として設計されていました。
なので、フレームは贅沢なアルミ製のツインチューブ式で「Z H2 SE」より「ZX-10R」に近いものが使用されています。さらに電子制御システムも充実しており、アシスト&スリッパークラッチや、
左右で異なる調整を自動で行うフロントサスペンションや、水平に配置された減衰力調整が可能なリアサスペンション、また車両全体で「マスの中心化」が図られており、前後連動式のABSや、
詳細な情報を知ることが出来る、フル液晶のインストールメントパネル(インジケーター)など、最新だけに、説明しだすとキリが無いほどたくさんの装備が搭載されています。(笑)
目的としてはスーパースポーツ(SS)のカウルレス版なので、スポーツ走行と言う事になるのですが、前傾ながら「楽な姿勢」なのでオーナー的にはロングツーリングを主体としてる感が強い気がします。
ただ、同じカワサキから類似したモデルにスーパーチャージャー搭載の「Z H2 SE」や、フルカウル仕様のスポーツツアラー「ニンジャ1000SX」などがあるので、
ちょっと影が薄い存在になってる気がもしまし、ネオクラッシックモデルとして大人気の「Z900RS」の存在もありますから、兄弟車の「Z900」と共に非常に微妙な立ち位置となっちゃっる感じです。(笑)
しかし、性能は非常に高いレベルにありますし、なんと言っても新車価格が1.188.000円(税込)と、このクラスとしては非常に安い価格帯となっていますから、お得なオートバイである事は間違い無いです。
また、少し前に「ストリートファイター(フリースタイルバイク)」と言うジャンルで括る言われ方もしてましたが、まさに「スポーツネイキッド」として非常に「攻撃的なデザイン」に見えますよね。
ここは、そんなスタイルにオートバイの魅力を強く感じてるライダーにとって、非常にポイントの高い部分と言える気もします。
で、過去を遡りこのシリーズを見て行きますと2017年モデルから毎年「Rエディション」と言うブレンボーが標準装備された車両も存在しますし、ネイキッドモデルなだけにカスタムされてる車両が多い事も、
特徴の1つとして挙げられる感じです。個人的にはこの手の近代的な「スポーツネイキッド」も好きですし「Z900RS」の様なネオクラッシックモデルも大好きです。(笑)
次手の話になりますが、個人的には1つ前の「ニンジャ1000」に乗った事があるのですが、多分それと近いイメージじゃ無いかって勝手に思っています、で、その感じで言えば「速くてスムース」って印象です。
とにかく100万円ちょっとで新車が買えますし、間違いなくそれ以上の性能を持ってるオートバイですから、選んで「失敗はない」と思います。最終的には「見た目の好み」になっちゃいますね!(笑)