先日の「高額バイク」が趣味としての「物欲を満たす」ものであるなら、
逆にちょうど良い「扱いやすさ」に「こなれた価格」を求めるなら今の一番は「大型ミドルバイク」です。
見た目こそ、インパクトに欠ける部分もありますが、性能は十分。
各社、ここ数年でラインナップを充実させてるこのクラス、
高性能でありながらも100万円を切るモデルたちで、何といつても全てにおいて扱いやすい特性を持っています。
実は「大型ミドルバイク」って、ほとんどが2気筒ではあるものの、かつて(80年代〜90年代)中型バイクでしのぎを削っていた、
4スト4気筒レーサーレプリカを、よりパワフルにした画期的なバイクだったりします。
軽量でスマート、それでいてそこそこのパワーを持つ「大型ミドルバイク」は、
大型バイクとして「入門的な見られ方」をしますが、総合的に検証すると実はそうじゃなくて、
ある程度の経験を持ったライダーが、より「運転技術を磨く」にちょうど良いバイクだったりします。
逆に言うと、マックスパワーを持つ最高峰はそのパフォーマンスを完璧に使いこなすことが不可能と言えるからです。
それに比べ「大型ミドルバイク」はワインディングでその威力を発揮します。
カタログ数値通りに性能を発揮できない最高峰モデルと違い、
同等のポテンシャルを持つ2人のライダーなら、確実に速く走れるのが「大型ミドルバイク」です。
要は走りを堪能したければ「大型ミドルバイク」の方が扱いやすい分「上手く運転が出来る」と言うことです。
止まってる時に見栄えする最高峰モデルが、いざ峠やワインディグになると、
性能で劣る「大型ミドルバイク」に置いていかれるって、超かっこ悪いと思いませんか!(笑)
一部の切れた走りをする超上級者ライダーでない限り、
この「定説」は間違い無いです。
では、どんなオートバイがそれにあたるのかと言うと、
ヤマハでは「MT-07」もしくは「XSR-700」、ホンダだと「NC750S」か「CB650R」。
カワサキだと「Z650」、スズキなら「GSX-S750 ABS」か「SV650 ABS」ってことです。
共通するのは、全て新車価格は100万円以下購入可能で、内容的にはそれ以上の性能を持ってると言うことです。
確かにパーツ1つを見るとコストパフォーマンスを重点に置いてる部分もありますが、
そこは充実したスペシャル(高性能)パーツと交換することで、より性能アップを図る事ができます。
それも楽しみの1つになります。
200kgを切る軽量な車重であるなら、パワーなんて80psもあれば十分です。
最高速もそうですし、得意のワインディングなら誰が乗ってもヒラヒラです。(笑)
個人的な意見も含まれますが、一般道で走りを楽しむなら一番は「大型ミドルバイク」です。
対外的な見栄を言わなければ、下手に無理をして高望みをせず、
最適な走りを約束してくれる「大型ミドルバイク」が、とにかくオススメですよ!(笑)