2018年から「新車で販売される」バイクの全てに「ABS」の装着が義務付けられます。
現在は「ABS」付と、そうでないモデルが同時に販売されてる車両もありますが、
全て「ABS」付のみとなるんですね。
排気量でいうと126cc以上に義務付けられるということです。
また、この動きに対して「ABS」を装備しない、
または出来ないものに関してはこの期に「廃盤化」されるようです。
ヤマハの場合はモトクロス系がそうで「WR250X-R」「セロー225」は、
既にこれに伴い廃盤化が既に決定しています。
他社の車両でも軽量型ストリートバイクを中心に同じ運命を辿ると思われます。
なんとなく残念な気がしますね。
安全性の向上と、ヨーロッパでの国際法に合わせることが目的ですが、
「ABS」の装備に伴いどの車両も、約5万円ほど価格が上がると想像されています。
また「ABS」はブレーキのロックを軽減するシステムですが、
決して万能ではありません。
乗り方によっては制動距離を伸ばしてしまうこともあり、
それまでとは違う乗り方を求められるということもライダーは知ることが必要になります。
あくまで「完全自動のブレーキ装置」ということではありませんからね。
しかし、技術革新が進み、安全性を考えると「ABS」の装備はやはり必要で、
失う車両も出てしまいますが、やも追えないことなのかもしれません。
個人的には失う車両が多く出てしまうことに残念感を感じていますが、
2008年にあった新排気ガス規制の時と同様、これも時代の流れなのかもしれないですね。
この手の安全コントロールシステムは今後どんどん標準化されていく気がします。
パワーコントロール、トルクコントロールなども、
現在の大型スポーツに当たり前の装備として搭載されるようになっています。
この手のシステムが中間排気量にも適用されるようになれば、
いずれ「義務化」が進んでいくかもしれません。
とにかく時代の流れですね!(笑)