唐突にお話を始めますが、海外のオートバイでもやはり400cc以下の排気量を持つオートバイって、もっとあっても良いですよね。
で、今日も中型バイクのお話になりますが、知ってる人はよく知ってる、かつてイタリアメーカーの「ドゥカティ」から販売されてた、
この「モンスター400」も、そんな期待を持ったオートバイの1台だったはずです。
その登場は、2001年からで最終モデルで2008年まで生産されていました。
もちろん兄貴分の(〜937ccモデル)にあたる、大型「モンスター」は現在でも新車で販売されています。
海外と違って日本のオートバイ免許の制度が、原付・小型・中型で一旦区切られているため、
とにかく大型バイクの免許を持たないと全てのオートバイに乗れません。
しかし中型免許まであれば「400ccまで選べる」訳ですから、当然のことながら外車もその排気量が1台でも多くあった方が良いですよね。
今日ご紹介するこの「モンスター400」はまさに「それを実現したモデル」で日本をターゲットに開発された海外のオートバイでした。
その前(1990〜1999年)にも「400SS」だったり、ちょっと前(2016〜2020年)まで売られてた「スクランブラーSIXTY2」も同様です。
個人的に思うのですが海外のメーカーって、それぞれでとても個性があり特徴を持ってる気がます。
例えば、この「ドゥカティ」に関して言えば「スロットルのレスポンス」が国産に比べとてもシビアに設定されており、
特に電子制御が無かった時代に関しては、乗り手の微妙なスロットワークを必要としていました。
それは、もちろん400ccモデルでも同じことが言えて、過去に「400SS」に乗った経験がありますが、
非常にそれを「痛感」した記憶があります。(笑)
言いたいのは大型バイクにだけ特別な何かって事は決してないので、この「モンスター400」に関しても同じことが言える気がするんですよね。
しかも「ドゥカティ」として熟成された感が高いバイクなので、本当なら現在でも進化したモデルとして売られてて欲しい程です。
で、スペックを調べてみるとエンジンは空冷式4ストL型2気筒2バルブデスモドロミックで排気量が398cc、
最高出力が44.1psで、最大トルクは3.5kgとなっています。
またフレームは「ドゥカティ」伝統の「トレリスフレーム」で、キャブはインジェクション(FI)仕様となっていました。
更にフロントは倒立フォークが採用されており、ブレーキはダブルディスクで、タイヤサイズはフロントが120/60ZR17、
リアが160/60ZR17と、比較的太いものが付いていたんですよね。
現在は「スクランブラーSIXTY2」の終了と共に「ドゥカティ」としての中型排気量がなくなっていますが、
出来ればこの「モンスター400」で、新たに登場を期待したいところです。(笑)
最後に中古市場を見てみますと、大体安いもので30万円台から、高いものになると100万円前後となっています。
販売当時は結構売れたので、そこそこ球数は揃っており状態の良いものも見つかる可能性が高いです。
もし400ccクラスを狙うならボクは「モンスター400」を選ぶかなぁ(笑)まぁ、とにかく個人的にはぜひ再販して欲しい1台ですね!(笑)