昔に比べ、ここ最近は随分「ハーレーダビットソン」を見なくなりましたね。
元々は「ハーレーダビットソン」に端を発した今のオートバイブーム。
これも時の流れと共に、オートバイの「需要変化」や、新たに登場したオートバイなどの「多様化」が要因と思われます。
そもそも、今の「大人ライダー」を中心として始まったオートバイブームも、かれこれ10年以上が経過しており、
明らかに、オートバイ全体の「様子が変わってきてる」ことが伺えます。
かつて30歳を過ぎた頃「事故」が原因で一旦オートバイから離れていたボクが、
40歳を過ぎて「再度オートバイに興味を持った」キッカケは、やはり「ハーレーダビットソン」でした。
そして大型免許を取得して「返り咲き」を果たしたのもこの頃。
あちこちの、道の駅や高速道路のパーキングにズラリと並んだ、たくさんの「ハーレーダビットソン」を見て、
衝撃を受けたことが「最初の最初」ですからね。(笑)
で、もうあれから10年以上。
ボクも今年で、54歳になります。(笑)
今の主流はツーリングに便利なツアラー系や、アドベンチャー系、そして「ハーレーダビットソン」と言った感じです。
もちろんスポーツバイクも排気量の大小に関わらず人気が高まっていますし、
大型ミドルクラスの人気も、ここ数年で一気に来てる感じです。
これらの「分散化」によって、もう一度乗り始めるなら「ハーレーダビットソン」出なければいけないって概念が、
すっかり、なくなってしまいました。
また、日本の道路事情が「ハーレーダビットソン」とそぐわない事も、離れていく理由としてあるかもしれません。
なので「大陸」を流すように走ることが出来ないため、
大半の「ハーレーダビットソン」のファンは、ファッションを含めて雰囲気だけで乗ってる気がします。
とは言え、ボク個人としては、今でもどこか「ハーレーダビットソン」が好きです。
やっぱり最初の「衝撃が忘れられない」からなんですよね。(笑)
だから、今乗ってる愛車は、ビューエル「M2サイクロン」となってる訳です。
もちろん理由は、エンジンがハーレーである事、そして車体が1200ccとは思えないほどコンパクトである事、
そしてハーレと違い、ワインディングでもしっかり走ってくれる事。
ボクからすれば、のぞみの全てを網羅(もうら)した、最高のオートバイと言う訳です。
しかし別の解釈で考えれば、この発想も1つの「ハーレーダビットソン」離れと言えます。
国産バイクに目を向けると高性能なオートバイが続々と登場していますし、お高いです。
予算を考えても昔とは大きく違い、国産と外車の「差」が、ほとんどなくなってしまってる。
なものだから、同じ高い値段を出すなら、若干雑な作りの「ハーレーダビットソン」を選ぶのではなく、
高性能な国産オートバイを選びたくなる人も、当然いるでしょう。
とは言え「ハーレーダビットソン」が今も大きな影響を与え続けてる事は間違い無いですが、
かつての事を思い出すと、どうしても「衰退」してる事は間違いない。
これを「残念」と考えるか、別に「何とも思わない」かは人それぞれでしょうけどね!(笑)