今日はちょっと思考の違う車両を1台ご紹介したいと思います。それは「ヨーロッパ圏のヤマハ」から特別に限定販売されてるサーキット専用マシンで、
世界販売台数が経ったの25台と言う特別なオートバイ、ヤマハ「YZF-R1 GYTR PRO 25th Anniversary Limited」です。まずベースとなるのはヤマハ
のスーパースポーツ(SS)である「YZF-R1」で、ヨーロッパにある「GYTR(純正ヤマハテクノロジーレーシング」と言うレースのプロによって設計
されたハイパフォーマンス系「スーパースポーツ」バイクと言うものです。当然、サーキットを走る事だけを目的として開発されていますから、保安部品
や快適装備なんかは最初から何も装備されていません。画像ではフロントのフォグランプのようなものが見えますが、これはシールです(笑)で、まず
はその詳細な仕様ですが、一般のオートバイとは違うので、いつもの説明とは異なりまが、まず、エンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブですが、
中身は完全に「GYTR」によってカスタマイズされており、カムシャフト、ガスケット、シリンダーヘッド、バルブスプリング、ラジエター、エアファンネル、
エアフィルター、スリッパークラッチ、などは全て「GYTR製」となっています。はたまた排気マフラーはアフラポビッチ製のフルチタンエキゾーストマフラー
(もちろん車検非対応)に変更され、電子制御システムに関しても、アンチウィリーコントロールや、ローンチコントロール、ABSを駆使したブレーキ
コントロール、トラクションコントロール、またそれに加えサーキットでは必需品となる、燃焼調整、更にはデータを収集することが出来るデータロガー
なども搭載されています。また車体を見ていきますと、カーボンカウル、形状が変更されたスクリーン、低重心化された燃料タンク、カーボン製のリアサブ
フレーム、GBレーシングのエンジンカバーなど。更に、足回りに関してはオーリンズのフロントフォーク、TTX製のリアショック、ヤマハレーシングで開発
された倒立式スイングアーム、オーリンズ製のステアリングダンパー、ブレンボーのブレーキコンポーネント、CNC製のトリプルクランクなどなど。他にも
多くの「GYTR製」パーツが組み込まれており、劇的に車重(非公開)も軽くなっている様です。これで新車価格が2.500万円。流石に一般人や、普通に
サーキットを楽しんでるサンデーライダーじゃあ、とても手が出ない価格となっています(笑) ただ面白いのは、購入者には1人1人「GYTR」のサポーター
が付いてくれて、納車前にそれぞれの走りや普段走ってるサーキットに合わせて、それぞれの為に細かなセッティングをしてもらえると言う得点がある事です。
この事は「GYTR」として、あくまで目的は「WSBK(世界スーパーバイク選手権)」で走るプロライダーのマシンと遜色ないものでサーキット走行を楽しんで
もらいたいと言う思いからそうなってるとされています。いやぁ、良いですね!また基本的にはフランスや英国イタリアを中心に25台のみの販売とされています
し、購入者はサーキットを走ってる人に何となく限定されてる感があるので、日本に入荷してるかどうかは定かではありません。2023年から販売されてる
のですがその詳細はよくわかっていないんですよね。まぁ、どうせボクには全く関係ない話なので、知ってどうするって事ですが、せめて知識としてだけ知って
おくと言うことで今日は「YZF-R1 GYTR PRO 25th Anniversary Limited」をご紹介しましたが、いかがだったでしょう!(笑)