ここ数年でオートバイは飛躍的に進化を遂げて、あらゆるパーツが「電子制御化」されて来ていますが、
さらにCO2の問題を解決させるため、いずれエンジンからモーターへと移行することが間違いない中、
その進化とユーザーとの間に「大きな隔たり」が起こる可能性をボク的に感じてしまいます。
この事はボクに限らず、そう感じてる人は多いんじゃないでしょうか。
重要な問題としては、要するに乗り手がオートバイに何を求めているかと、今後オートバイがどう進化するかとで、
ある種の「矛盾」の様なものが起こる気がするんですよね。
具体的に言うと、今の状況を見るに乗り手の目的はあくまでレジャーであり趣味でありツーリングであるのに対して、
自動と言う性能が発展することで「勝手にどこかに連れて行ってくれる乗り物」になりかねないって事です。
これは既にクルマで実現しそうな「自動運転」に通づるものです。
オートバイの発展はクルマの後追いをしてる傾向なので、クルマで可能になったことは間違いなく
オートバイにフィードバックされます。
そうなると例えば、エンジンの「サウンドを楽しむ」ライダーにとってモーターで走るオートバイをどう受け入れるか?
はたまた人が操ることを主とした「運転を楽しむ」ライダーにとってどこまで自動化されてしまうのか?
技術と目的の「相違」がこんな感じで起こってしまうって事です。
まぁ、その時代になれば人も変わり、それを良しとする「次の時代の人たち」が思う部分と考える人もいるかもしれませんが、
そんなものでしょうか。(笑)
もっと身近なところで影響がやってくる気がしませんか。
そもそも10年先を考えた時、2030年には「CO2をゼロ」にする政府の意向が発表されています。
当然40〜60代の方はまだ生きてますし、好きでい続ければまだオートバイに乗ってる事でしょう。
ただ、2030年に乗ってるオートバイがどうなってるのか?定かでないですよね。(笑)
仮にエンジンが生き残ってると考えても、古い時代の遺物として大きな税金をかせて贅沢品となってる可能性もあります。
要するに、気がつけば「誰でも乗れるものではなくなってる」って事です。
とは言え、これはただの可能性を言ってるだけなので確実にそうなるとも断言は出来ません。
それでも「オートバイの進化」は確実であり、あくまで現時点でどうなってるかを想像するしかないのですが、
今後とも「本来の目的」のために続く傾向にあるのか? それとも「何かを犠牲」としオートバイとしての魅力が失われてしまうのか?
当然理解してるオートバイメーカーはこの問題をどう解決するのか?
まぁ、どちらにせよ「新しい発想」が求められる事は間違いないですね!(笑)