ヤマハと言えば、まずはピアノやギターで代表される「楽器メーカー」として有名ですよね。
まぁ、オートバイ好きは先にオートバイを思い浮かべますが世間での一般的な発想は多分そうです。
で、このヤマハって会社の正式名称が「ヤマハ株式会社」で、先程の楽器全般そして半導体と音響システム、
はたまたスポーツ用品や自動車の部品、小型ボートから大型造船を生産してる会社を指します。
と言うことは、オートバイはそれに属さないって事です。
じゃぁ「ヤマハのオートバイはどこの会社?」ってことになりますが、
こっちは「ヤマハ発動機」って会社がそれにあたります。
これオートバイに乗ってても、気がついていない人多いんじゃないでしょうか。(笑)
実はこの2社、ロゴデザインも色を含め若干違うんですよね。
まぁ、ヤマハ自体が非常に多角経営してるため、一般的に分かりにくくなってる事は言える気はします。
また、ある意味有名なのがヤマハには自動車の「エンジン開発部門」がある事ですよね。
こっちは「ヤマハ株式会社」の傘下にある部門で、あの名車トヨタ「2000GT」に搭載されてる、
3M型直列6気筒DOHCエンジンなどはヤマハ製です。
他にもトヨタのDOHCエンジンの大半がヤマハ製で、よ〜く覗いて見るとどこかに、
あの「文鎮のマーク」が刻まれていたりします。(笑)
知ってる人は知ってると思いますが「F1のエンジン」も作っていましたよね。
お話をオートバイに戻しますが「ヤマハ発動機」がヤマハの別会社として生まれたのが、
1955年(昭和30年)からで、現在の売り上げ台数としてはホンダに続き、国内第2位を誇っています。
一番売れてるマーケットは「タイなどのアジア圏」で全体の30%。
次にアメリカ、ついでヨーロッパと来て、実は日本国内のシェアーって「たったの10%程度」だったりします。
逆輸入車が多いのもヤマハの特徴なのですが、そう言った意味では納得ですね。
また、ヤマハのオートバイの特徴は「デザイン」と「精度」にあります。
かなりデザインに力を入れてるため、驚きの名車を生むと共に失敗作も多く輩出しています。(笑)
ただ、昔からその傾向があるのですが、スポーツバイクに関しては先行してるケースが多く、
かつての名車「RZ250」から「YZF-R1」などデザインの方向性を先取りしてるため、
後に他のメーカーがそれを「真似したデザイン」を送り出してることは何となくお分かりですよね。
さらに「精度」ですがこれは精密機器の生産を得意としてるヤマハらしく、
非常に緻密にパーツ作りをしてる事も有名だったりします。
下請け業者の審査も他のメーカーと比べとても厳しく、ヤマハからの技術力の提供も大きいです。
それが反映されてる結果としてヤマハのオートバイは精度が高く「精密に作られている」と言う訳です。
見えない所も美しく。
これがヤマハのオートバイ作りの「基本コンセプト」となっています。
実は、知ってる様で知らない「ヤマハ発動機」と言うメーカーについてでした。(笑)